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乳難題

こんにちは、36歳二児の母、しえるです。
前回のnoteでは、悲しいかな萎びていく体について書きましたが、

今回はその(自分の中で)最たるもの「乳」について。

「乳」についての話題には事欠かない。
たぶん、これだけで何十本も記事を書くことができる自信がある。いや、書いていきたいと思っている。
盛りだくさんの話題があるので、今回はまずサマリー編。

乳の成長

いつから膨らみ始めたのか、記憶は定かではないけれども、小学校中学年のころにはいわゆる「スポブラ」を着用していた気がする。
私は体の発育が良い方で、初潮も早めだったし、胸が目立ち始めてきたのも早かったように思う。
誰に似たのか「大き目」に成長していき、思春期にはからかわれることも多く、青春期には服をスマートに着こなすこともできず、ただただ疎ましいと思って生きてきた。
大人になって「小さく見せるブラ」というものに出会ったときの感動は忘れない。

乳の炎症

その後、妊娠・出産という中で乳は七変化を成していくわけだが、殊、
授乳期においては、出産を超える痛みの日々だった。
想像してみてほしい。敏感であろう乳首が切れて血が滲み、その状態で赤子に強く吸われるというのは、もはや拷問の域である。
道行く見知らぬおばさまたちからは「よく出そうな乳ね」みたいなことを言われるわけだが、「出そうな乳」ではなく「出過ぎる乳」であった私は、繰り返し炎症を起こして、まるで鉄板のようにガチガチになった。
丸くふわふわであるはずの乳が、角ばってガチガチなのである。
キャベツで冷やせと言われて、キャベツを貼られた乳を虚しい気持ちでみつめ、やれホメオパシーだと謎の粒を舐めさせられ、乳に振り回される人生に、本当に嫌気がさしていた。

乳の変形

かつてふっくらしていたであろう乳は、さらに大きくなったり、血管が浮き出る代物になったり、と思ったら、いまはとんでもない形になっている。
小学生の頃読んでいた「りぼん」の中で、「まゆみ!」という四コマ漫画があり、まゆみのばあちゃんの乳は床につくほど伸びきっていて、銭湯でよっこらしょと乳を肩にかける場面がよくあった。「まさか」と思っていたあの事象が、あながち嘘じゃないんじゃないかと思えるほどである。(いや、もちろんそんなことはないと頭ではわかっているけれど、36歳のいまこんな状態だったら、ばあちゃんになったらあり得るのでは!?と心配になる。)
ある女性芸能人が「卒乳した乳は二日目のナンのようだよね」と言っていた。首がもげるほど共感した。「ただのナンじゃないの。もう誰も食べたいと思わない、ペタッとなった二日目のナン!」
自分でもよくわかる、もはやクーパー靭帯が繋がっていない感覚。
ちなみにハリというものがなくなったためか、マンモグラフィの痛みはほぼゼロ。

乳の抵抗

もはや諦めの境地。私の人生をいつも邪魔してくる乳。
乳自体をどうにかすることは無理だと判断し、補正ブラジャーというものに手を出し始める。34歳のとき、はじめてランジェリー屋さんに足を踏み入れ、採寸をしてもらい、試着をし、お直しをしてもらってブラジャーを購入した。
寝る体勢になると、横に流れておかしなことになる。こんな形状みたことない。これはいかんと、ナイトブラを導入。
それからつい先日、バスト専用クリームなるものを購入し、いまのところ効果は実感していないけれど、なにやら良さそうな成分がたくさん入っているらしく、日々せっせと塗っている。
誰のためでもなく、自分の気持ちのためだけだけど、今ココ という感じです。

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またゆっくりと、ひとつひとつのエピソードを紹介していきたいと思います。私にとって、乳は鬼門であり、難題であり、多くのドラマを生んでいます。きっと共感してもらえる方がいるのではないでしょうか。
たかが乳、されど乳。



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