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オーラルケアを学べるゲーム 開発者へのインタビュー~「歯の王様をまもるゲーム」

 こんにちは。「世界を神ゲーに」するゲーミフィケーション賢者Lv98のきっしーです。

「第1回Board Game Japanカップ」大賞にも輝いた『歯の王様をまもるゲーム』は、現役ママ歯科医師が、小学生やその親御さんに、オーラルケアについて楽しく学んでほしいと思い開発したアナログゲームです。

※オーラルケアとは・・・歯磨きだけでなく、虫歯や歯周病予防のためにする口腔内のケア全般を意味します。 歯科定期健診を受けることやご自宅での歯磨きだけでなく、規則正しい生活やバランスの取れた食事、よく噛んで食べることなどもオーラルケアに繋がります。

 ボードゲームから学び 習慣を作る / 歯の王様をまもるゲーム
https://note.com/bunkaad/n/n4eaf6b98ec10
新商品「歯の王様をまもるゲーム~むし歯にならないサステナブルな歯をめざそう」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000045010.html

ランチをご一緒しました

 その開発者である、生澤右子さん(株式会社Dental Defense代表)に『歯の王様をまもるゲーム』開発についてのお話をお聞きしました。

Q1. ゲーミフィケーションとの関りは?

 生澤さん⇒ 子どもが歯磨きを嫌がるので困っていましたが、NHKの「おかあさんといっしょ」を見ているうちに、この番組のような形で楽しく歯磨きを子どもに教えることはできないのかな、と考えました。その後保育園で月1回歯磨き指導をするという事業を始めて、遊びから歯磨きへ結びつける活動をしてみると、驚くほど反応がよく、子どもたちが変化していきました。

そんな時ネットでゲーミフィケーションという言葉をたまたま見つけて、子どもたちをかえたのはこれだ!と思いました。ゲーミフィケーション講座を受けて、さらに色々腑に落ちることがありました。

Q2. アナログゲーム開発のきっかけは?

生澤さん
⇒ どんな世代にオーラルケアの話をしても、その場限りになりがちです。そこで、もっと「体験」を伴った教育が必要だと考えていました。

私自身が子どもの頃にボードゲームに夢中になっていたので、学習要素を入れたボードゲームなら、面白そうだと思って開発をはじめました。

Q3. ゲーム開発で工夫したことは?

生澤さん⇒ オーラルケアで道具の話だけでなく、生活習慣やモチベーションが大切という仕掛けをあちこちに作りました。歯をまもるために自分でできる部分が多い と認識してもらうためです。

さらに、ゲームの中では歯医者は強力な味方というポジティブなイメージだけを持ってもらうような設計にしました。

また、多くの方がこのゲームで遊んで、必要なオーラルケアの知識とテクニッ クを楽しく学んでいただければという思いで、英語でも遊べるようにしました。

Q4. ゲーム開発で苦労したことは?

 生澤さん⇒ アイディアはあったものの、ルールに落とし込むのがとても大変で、できるだけシンプルになるように心がけました。1回の打ち合わせに5時間かけていた時もありましたので、完成した時は本当に達成感がありました。

Q5. 遊んだ方の反響は如何でしょうか?

 生澤さん⇒ お子さん、親御さんや大人の方から面白かったと言っていただけてよかったです。「むし歯になる仕組みが遊んでいると徐々にわかってくるのに驚いた」「食べたらお茶やお水でも飲んでおいた方がいいんだ」「学校でもやってほしい」などの感想をいただきました。

 Q6. 今後予定しているゲーミフィケーション要素の入ったサービスはありますか?

生澤さん⇒ 今回、第一回Board Game Japan カップでクリエイター大賞を受賞し、学習ゲームとして評価していただきました。このゲームで遊びながら、その体験やモチベーションをそのままにオーラルケアを身につける企業研修やゲーム会などを展開していく予定です。
将来的には、歯磨きを中心とした親子のコミュニティを作りたいです。


以上、ありがとうございました。

これからも、オーラルケアを楽しく学べる活動を応援していきます。
 

ゲームマーケットの様子

5/13(土)-14(日)東京ビッグサイトで開催されるゲームマーケット(略してゲムマ)に、第一回ボードゲームJapan カップのクリエイター部門の大賞「歯の王様をまもるゲーム」が、出展されるそうです。
https://gamemarket.jp
生澤さんの表彰式でプレゼンもあるそうですので、会いに行ってくださいね。

(おわり)

#歯の王様をまもるゲーム #DentalDefense
#世界を神ゲーに #日本ゲーミフィケーション協会
#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #げみー

執筆:日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者 岸本 好弘

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