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「愛着理論」を楽しく学ぶゲーミフィケーションとは?~会員勉強会2月の開催報告

 ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

 2/25(木)19時半よりオンラインZoomにて、日本ゲーミフィケーション協会会員を対象とした月例の勉強会を開催しました。時間は2時間程。参加者は7名で、私はモデレーターです。

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恋愛に役立つ「愛着理論」とは

 
 前半は、参加者の一人である話し手より「愛着理論」についてのお話し、後半は、参加者みんなでアイデアを考えました。

話し手は、職場の人間関係で苦労したときに、「愛着理論」に出会ったそうです。彼も属しているFBグループは2万人もいるそうです。とても役に立つ理論だと思うので、これをゲーミフィケーションを活用してより多くの人に伝えたいというのが希望です。

「愛着理論」は、人を4タイプに分類します。これを知っておくと、恋愛などでうまくいきます。
・安定型 50% 人を愛せる
・不安型 25% 愛されない恐怖に支配される、異性に執着、変われる可能性がある 
・回避型 25% 子供の時一人ブロックで遊び続けた、一人が最高と思っている、変わりにくい。話し手はこのタイプだそうです
・複雑型 数%。安定型・不安型・回避型がランダムに出現する

赤ちゃんの時のお母さんの係り方で、この4タイプに分かれるらしい。遺伝も関係あるかも。

恋愛関係や仕事関係などに影響する。
例えば恋愛だと、不安と回避はカップルは不幸になる可能性が高い。
安定型への矯正も可能。

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「愛着理論」を楽しく学ぶアイデアは



 後半のディスカッションでの問題提起は、「「愛着理論」を学んだほうが不幸にならないでの学ばせたい。ゲーミフィケーションで手軽に楽しく。どうやってやる?」

そこで出た意見です。

・ソーシャルスタイル理論の4タイプが似ている。営業とかで使われている
https://mitsucari.com/blog/social_style_theory/

・性格を人から言われると嫌だ、という事例…私の会社でこういった性格タイプを真面目に指摘したら、両親が怒鳴り込んできた、ということが過去あったそうです。「うちの子はそんなんじゃない!」と

・誰かに言われるのが嫌なのなら、ゲーム内で学ぶやり方がある
 参考例、認知治療のSparx(https://www.hikarilab.co.jp/work/sparx

●大人向きのアイデア

・アバター。カップルを応援しあげながら、「こうしたほうがいいよ」で学ぶ(ダメンズウォーカー)。タイプ別のアバターをくっつけたり離したりしていく作業でタイプの特性や相性を知っていく

・仮想世界でアバターを動かす。自分を投影させる仕掛け(過去を思い出してキャラ作りすると自分のタイプが見つかる)

・感情のコントロールは経験によって学ぶことが多い。自分にとって心地の良い/悪い環境を知る。知った上でどうなりたいか?(このまま?変わりたい?)→アプローチする

・VR…人との反応をテーマにしたゲームその時の身体の動きやふるまいから、自分のスタンスをリアルタイムで測定し、リアルタイムゲーム結果にフィードバックする。「あなたは今60%回避型の行動をとっています」みたいなコメントが入る


●子供向きのアイデア

・反抗期の子供を対象にする(その感情を感じることが悪くないよ)
  → ストレス発散みたいなゲーム(音ゲー)

・引きこもりを手伝うゲーム:VRで現実世界みたいに体験させる(買い物する、人と会話)

・アナログゲームとして、高校生に対して先生が導いて、お互いに本音を言い合う。


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参加者の感想
「皆に聞いてもらって、いっぱいアイディアもらったありがとうございました!残った印象、「自分で自分を見るの楽しさ」を理解してもらうのが一つの大きなポイントだと思いました。」

「冒頭の説明は理解するので精一杯でしたが、話がわかってからは想像をふくらませることができました。VRは2回ほどしか経験がないので、ちょっと試してみます。」

「安定型、不安型、回避型そして複雑型といったタイプがあり、依存症になりやすいのが回避型の特徴だったり、不安型だと異性に束縛しやすいなどいろいろと知ることのほうが多かったですね。
もし子供の内から知ろうすることなら、この4タイプによって学び方や得意な科目とかで傾向なり出てきそうな感じがするのでそこから発見していくのが良さそうかと思いました。
VRの事例はいろいろと聞くのでもし手に入れる機会あったらもっと試してみたいこといっぱいあるので楽しみです。
なかなかこう触れる機会がすくなかったので新鮮な感じで聞けてよかったです。」

「愛着理論に関わらず、ゲームの疑似シチュエーションである事柄に対して選択を迫られた時、選択した判断がどうだったのか?それを検証しながら成長させていくやり方は、可能性があると感じた。
楽しい会でした。また参加させてください。」

「刺激的な会でした。」

「いつもと違って精神世界な部分だったのでむずかしかったです・・・・」

まとめ: 
 人と人との係り方は、人間にとって一番難しい問題かもしれません。その中で、「愛着理論」4タイプみたいな、人に分かりやすく行動させる理論を学ぶことが、より良い人生のためには必要だと思いました。が、面と向かって人に指摘されるのは嫌かも。ならばゲームを使って楽しく学ぶ、楽しく矯正するやり方があると、みんなが幸せになれるのではないでしょうか。興味深いディスカッションでした。

次回、3月は、「テレワーク下のチームビルディング」がテーマだそうです。ワクワクしますね。乞うご期待。

(おわり)


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#日本ゲーミフィケーション協会 #愛着理論 #恋愛 #人間関係 #VR
執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/

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