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経済に関するメモ(12) 【コモディティ】

本メモは経済の基礎的な内容に関するメモです。


1. コモディティ 4項目

1-1. 経済の見方
…詳しくは【経済】に記載

・為替を見る
→債券・金利を見る
→株式を見る
→コモディティを見る
→デリバティブを見る


1-2. コモディティ
…市場で取引できる商品、インフレ指標・景気の先行指標となる
→❶エネルギー❷貴金属❸産業用金属❹農産物❺畜産物
→コモディティは株式と比べてパフォーマンスが高い、世の中とくっついてる、景気・雇用・賃金


1-3. コモディティのスーパーサイクル
…10-20年単位のサイクル
→果たして存在するのか?
❶マクロ欠乏、供給が不足して価格が上昇、インフレが高くなる、金利が上昇
❷投資拡大、設備投資で生産拡大に向ける
❸マクロ安定、供給が追いついて価格が下落、インフレが収まる、金利が下落
❹投資不足、儲からないから生産拡大はしない

→想定外の需要増加による、コロナ・ウクライナ侵攻・異常気象・カーボンニュートラル
→供給の価格弾力性の低さが問題になる、価格が上がっても供給が対応できない、設備投資から生産までタイムラグ、想定外の需要増加は困る
→そもそも設備投資が少ないためもっと対応できない、資本コストの増加

→需要は景気後退で減少するのでは?
→先進国では需要が減少するが新興国では需要は増加するのでは?経済に刺激されやすい
→原油在庫・石油精製品在庫も減少、OPEC原産、アメリカのリグ稼働も少ない、カーボンニュートラルで儲からなさそう
→穀物在庫も減少、異常気象

・金
…利下げによる価格上昇、地政学リスクによるリスクプレミアムでさらに上昇
→国による金購入・中国の宝飾購入による需要で価格上昇

・プラチナ
…南アフリカの電力供給問題・自動車生産と工業プラント建設による需要増加による価格上昇、投資需要が不透明でボラティリティ増加

・原油
…原産とロシアからの輸入をしない・中国・インド・中東の需要による価格上昇、ドル高からドル安への転換


1-4. SOX指数
…半導体株価指数
→株価のリーダーを取っているのが半導体、金融政策・信用リスクを考えてからの1番のお金の受け皿は半導体、日本はもう含まれていない
→SOX指数の対数グラフをとる、トレンドサイクルを考える
→トレンド、安値から50%以上の上昇、高値から50%以下の下落で転換
→4回のサイクル、4年ごとのサイクル、上昇率を考えると2〜3倍になる、今は1.5倍
→マクロ環境は半導体が教えてくれる、バリュエーションはできないけどもう生活の一部になっているので見なきゃナンセンス


2. 原油 18項目

…急騰や暴落が金融にインパクトを与える(石油危機、クウェート侵攻、湾岸戦争)

2-1. WTI 先物(ニューヨークマーケット)
…現物はテキサスのローカル原油、先物は原油マーケットの指標


2-2. 北海ブレント先物(ロンドンマーケット)
…アメリカではシェールオイル生産によって国内需給を反映しやすい
→供給不安で上昇


2-3. OPEC
…産油国の団体
→サウジアラビア、イラン、イラク、リビア、アラブ首長国連邦、エクアドル等


2-4. シェールオイル
…シェール(頁岩)に埋まっている石油、コストは高く原油価格下落に弱いが生産効率は上がってきている


2-5. 供給分析
…こちらの方が重要、OPEC内部の勢力バランスがどう動いているか、各国が生産枠に従っているか
→特にサウジアラビアが重要、暴落はここの大増産がきっかけ、アメリカとの駆け引きはどうか、財政や国際情勢はどうか
→非 OPEC 動向、シェールオイルなどの影響は大きい、民間会社による生産のため生産調整が難しい


2-6. 需要分析
…IEA(国際エネルギー機関)、DOE(アメリカエネルギー省)
→先進国だけでなくエマージングの景気動向も原油価格変動要因となる


2-7. 単純生産コスト
…掘りやすさ
→イギリス、ブラジル、ナイジェリア、ベネズエラ、、、イラン、サウジ
→掘るほど赤字になる


2-8. 予算均衡コスト
…石油収入への依存度
→アルジェリア、イラン、バーレーン、、、サウジ、カタール
→収入が少なくなり財政赤字が拡大
→政府系ファンドの資金で赤字を埋めあわせようとする


2-9. 政府系ファンド
…産油国に多い、オイルマネーを政府系ファンドで株式運用
→原油下落で資金を引き揚げ、国債・株式などがさらに下落するリスク


2-10. 石油生産を止めづらい事情
❶生産方法
…在来型は貯留層にブスッと掘って吸い上げる
非在来型はもとのシェール層を水平に掘る、海水で圧力をかけて押し出す
→止めるとなると油がいい感じになっているのが止まる
→次にバルブ開くとき違う状態、もとの生産量が戻らない可能性
→止めたくない、誰か止めろよ、他社に押し付ける

❷売値をヘッジ
…固定で価格が決まっているので売れる、投資家離れないように
→生産し続ける

❸DUC 個数
…一回掘って稼働していないものの個数
→リグカウントが落ちても DUC がある限り生産を増やし続けれる
資金調達できたものを待機させていつでも増産できるように


2-11. 天然ガス
…可燃性、炭素Cが1〜4個のCとHから組成される気体
→有機物が熱で分解されると石油になる、さらに分解されると天然ガスになる
→電力・都市ガス、工業用・家庭用
→2022〜2023年は工場が影響を受ける、ロシア、イラン、カタール、サウジアラビア、アフリカ、オーストラリア
→グローバルな価格は決まっていない、どこの国のガスを買うかが重要、パイプラインかLNGか
→ウクライナ侵攻、価格が上がる、スポットが出てきた、ヨーロッパが高ければアジアのが流れる、アジアが高ければヨーロッパのが流れる
→長期は価格は下がる、スポットは変動大きい、アメリカではガスでやっていることを石炭で置き換えれる

・日本では原油価格の平均にリンクしている、天然ガス価格=原油価格
→スポット調達比率が多くなってくる、天然ガス価格を見る


2-12. 石油無機由来説
…惑星が誕生する際には必ず大量の炭化水素が含まれる。
→炭化水素は地球の内核で放射線の作用により発生する。
→炭化水素が惑星内部の高圧・高熱を受けて変質することで石油が生まれる
→炭化水素は岩石よりも軽いので地上を目指して浮上してくる
→無機成因論の根拠、石油の分布が生物の分布と明らかに異なる、生物化石がない火山由来の岩石の中から原油が見つかっている、化石燃料では考えられないほどの超深度から原油がみつかっている、石油の組成が多くの地域でおおむね同一である、ヘリウム・ウラン・水銀・ガリウム・ゲルマニウムなどの生物起源では説明できない成分が含まれている


2-13. ウクライナ侵攻と天然ガス
…ロシアの天然ガスの輸出量は85%下がる、ウクライナ経由・トルコ経由だけ残る
→天然ガスの値段が落ち着いているのはなぜ?
→ヨーロッパのガス需要が20%減少、ドイツの工業用とイタリアの家庭用の需要減、ガラス・パルプ、我慢した
→ヨーロッパの経済が回復すれば天然ガス不足の可能性
→中国の天然ガス需要が回復するか?石炭との兼ね合い


2-14. 債務上限問題でコモディティは弱くなった?
…原油が特に、先物のカーブ的には下がっている
→売りが多くて外れると価格が上がるというだけ、買いが強いわけではない
→個人では1週間単位のアクティブな人間が多い


2-15. サウジアラビアの原油減産
…原油価格が70ドル前半だと赤字、それより高い方がいい
→供給不安があるのに原油価格が上がらないのはなぜ?
→需要を重要視しているため、中国経済だけを見ている
→今年の需給見通し的には増産が必要、ひっ迫するリスクがある
→原油在庫には余剰があるもののガソリン在庫は既にひっ迫している
→原油市場に伝播して過剰に反応する瞬間があるのか?


2-16. サウジアラビアとロシアの原油減産
…協調減産と自主減産
→原油価格上昇にはアメリカの原油在庫も関わっている、1980年以来の少なさ、国家の戦略備蓄が少なくなる、インフレ対策で売った
→アメリカ政権苦しめてもいいんじゃないの?
→イランは原油生産が増えている、アメリカとイランで政治協調がある可能性、サウジアラビアの減産分は相殺できる
→サウジアラビアは逆にキツくなる、出口が難しくなる可能性
→逆ザヤの拡大は素直に買い


2-17. 不安定化が続く中東情勢・原油取引
…マーケットは需給ではなく地政学リスクで動く

→OPECプラスの減産体制強化、上がりそう
→中国ゼロコロナ政策開始・終了、レンジ、織り込み済み
→中国経済の回復にぶい、下がりそう
→サウジとロシアの追加供給削減、急に上がる
→世界的在庫切り崩し、上がる
→原油在庫が増加に転じる、上がるのが止まる
→イスラエルハマス、上がりそうだが下がる
→需要不安が再燃、下がる
→産油国が自主原産を表明、上がりそう
→イスラエルハマスの停戦期待、下がりそう
→イスラエルイランの戦闘、上がりそう

→地政学リスクの織り込みが進む、レンジ、原油相場と原油価格は逆相関
→地政学プレミアム、JPモルガンは4ドル、3.5ドル
→1番限と2番限の差を見る、バックワーデーション、需給逼迫、期近から動く、サヤが縮小すると安定化
→もういっこ高い緊張感がないと
→サウジは原産、ロシアは供給削減、上昇リスクも限定している、今年から原油買ってもらえないかもという不安を織り込む、ディスカウント、70-90

→地政学リスクはピークアウトしたか?天然ガス・貴金属は生産コストが高くなって厳しめ
→ボックス相場、材料がある様に見えて動いていない
→地政学リスクから需給へテーマシフト、原油が足りない

・原油をサヤでトレードしている人が多い
…地政学リスクによる原油先物の逆ザヤ縮小、需給緩和による順ザヤ拡大
→あまり下落余地が限定される

・ウクライナはロシアの製油所を破壊
…アメリカはやめてくれ
→ガソリン価格も上昇
→79ドル割ったらSPR(戦略石油備蓄在庫)を本気で積みますよ
→上がりすぎるとSPRは積まれなくなる、減産を縮小する
→上昇余地が限定される

・中国の不動産
…建物ができる前にお金を支払う
→資材が調達できない、不動産業が悪くなる
→不動産の使用料は地方政府の重要な財源、少なくなれば政策的なサポートもできなくなる
→不動産セクターテコ入れの結果、価格が上がる

・コロナ・ウクライナ侵攻、鉱山投資・上流部門投資ができてない
→景気は減速するものの最大消費国の中国が彼らの事情で政策的に景気をよく持ち上げていかなきゃいけないっていう状態になったので 需要が増加、カーボンニュートラル、需要が上がる


2-18. ドルと原油価格
…価格は需給のバランスで変わる、相関は変わる


・コロナ、金融緩和、原油高・ドル安

→ファイザーワクチンなどによる景気回復
原油の需給ファンダメンタルズ>金融要因
原油高・ドル高
景気がいいからどちらも上がる

→ウクライナ侵攻、金融引締め、ドル高が加速、金利上昇継続
原油の需給ファンダメンタルズ<金融要因

原油安・ドル高

→景気後退
原油安・ドル安
景気が悪いからどちらも上がる

→金融引締めから金融緩和へ、 金融面が原油価格を下支えする
原油の需給ファンダメンタルズ>金融要因
原油高・ドル安

→景気回復、原油高・ドル高



3. 金 20項目

…金本位制のもとで長期間為替の共通尺度として採用されてきた

3-1. ロコロンドン
…現物、ロンドン、24 時間取引される、ゴールドの籍はロンドン、アカウント取引(帳簿上だけ)


3-2. COMEX
…先物、ニューヨーク


3-3. リースレート
…貴金属の金利


3-4. WGC 受給分析レポート


3-5. 供給分析
…中国、オーストラリア、鉱山生産
→金価格上昇で儲かる、豪ドルが強い 、金価格上昇とともに鉱山生産量が増加
→中国・日本向け(99.99%の1 キロbar)、インド・ドバイ向け (99.50%の1 キロbar)、スイスの精錬所で分けて作る


3-6. 需要分析
…中国、インド、宝飾需要と投資需要、精錬所のあるスイスの輸出入統計
→宝飾需要、現地通貨が安くなると買えないため減少、金価格の安さが勝てば爆買いされる、インドでは結婚時に金を買う、インドの輸入関税引き下げで買いやすくなり需要増加するのか?
→投資需要、金先物は株高で売られる、金 ETFは株高でも買われて上昇、中央銀行が金ETFを保有
→金ETF が過熱化しているか、避難的資金が金 ETF へ、アメリカに経済制裁受けている国の脱ドル化、サイバー攻撃


3-7. 金の 3 つの役割
❶安全資産としての金、国が信用できなくなったら金
❷安全通貨としての金、ドルが信用できなくなったら金
❸無金利資産としての金、実質金利が低くなったら金
→基本的に10年国債金利が下落すれば金価格上昇
→どちらも下落する時はセルオール、売れるものを売る、
What you want to sell? ではなく What you can sell?


3-8. 金価格の決定要因
…経済成長 、リスクと不確実性(評価が難しい)、機会コスト(金利・ドルがどうのこうの) 、モメンタム(ETF、チャート環境)
→金価格のアノマリー 、10〜12月にかけて下落、年初から2月まで上昇


3-9. 雇用統計と金価格
…失業率急上昇、金融緩和、金利を下げる
→債務膨張と金価格上昇、財政収支のトレンドは金価格のトレンドに先行する、1年〜1年半
財政赤字が拡大すると金価格は上昇
→財政赤字の拡大はどれくらいまで進むか?債務上限はどこか?


3-10. アメリカの実質金利と金価格
…実質金利=名目金利(10年国債金利)ーインフレ期待
2008 年、名目金利↑・実質金利↓・ドル↓・コアCPI↓・株価↑・金価格↑↑
2012 年、名目金利↑・実質金利↑・ドル--・コアCPI↓・株価↑・金価格↓↓
2016 年、名目金利↑・実質金利↑、ドル↓、コアCPI--・株価↑ ・金価格--


3-11. アメリカの株価とコモディティ価格・金価格
S&P500上昇、+2σ以上、コモディティ 0.03、金 0.20、金価格は同じように上昇

S&P500レンジ、±2σ 以内、コモディティ 0.09、金−0.01、金価格は反対の動き

S&P500下落、−2σ 以上、コモディティ 0.30、金−0.05、コモディティ価格は下落、金価格は上昇

S&P500暴落、−3σ 以上、コモディティ 0.30、金−0.25、コモディティ価格は下落、金価格は上昇

→株式のヘッジになる、株価が下落した時に機関投資家の買いが入る
→株式上昇金価格上昇(42%)、株式下落金価格上昇(36%)
株式上昇金価格下落(13%)、株式下落金価格下落(9%)、直近一年


3-12. マネタリーベースと金価格
マネタリーベース前月比 0.7%増のケース、2032年に4950 ドルくらい
マネタリーベース前月比 1.0%増のケース、2032年に7500 ドルくらい
マネタリーベース前月比 1.5%増のケース、2032年に15500 ドルくらい


3-13. 金価格のバブル
…一度上昇すると 12年間上昇し続ける、5年たったくらいから加速する
1968〜1980 年、オイルショック、インフレ率上昇
1999〜2011 年、ワシントン協定
→2015〜2027 年?


3-14. 各資産価格のバブル
…金(1970〜1980年、16倍)
日経平均株価(1975〜1990年、8倍)、
ナスダック 100(1990〜2000年、20倍)
WTI 原油(2000〜2010年、8倍)
GAFA(2010〜2020年、32倍)
ビットコイン(2015年〜、64倍)
→これからの金(2015〜2030年、まだ 2 倍にもなっていない)


3-15. 2層構造の金価格上昇
❶大局的な上昇、うねり、中央銀行の継続的な金買い
→50年超経過して賞味期限切れの管理通貨制度、中央ぎんこうが自由にお金を刷れる
→通貨価値の希薄化、通貨代替としての金、お金を刷りすぎた、ドルの永続性への疑問
❷その上に乗っかる短中期的サイクルとしての上昇
→マクロ経済の変化、アメリカの政治分断、中東の軍事衝突が拡大する可能性
→転調っぽいので売れない、踏まされそう、中央銀行が2年連続で大量に買うとずっと買うのかもというセンチメントを与える


3-16. 円高の金が最高値を更新
…イベントで上がっているわけではない
→オーダーは少ない、FOMCなどの動きが見えないためポジションを持っているだけ
→投機筋が入ってきているわけではない、フル参戦はしていない、中央銀行が参戦している
→債務問題、米中摩擦、ソフトランディング、景気後退ないんじゃないの?
→利上げしてんだから効くでしょ
→アメリカの雇用、コロナ前の平均水準までは上がった


3-17. 中央銀行の金買い増し
…金融危機の中で中央銀行は金の売り手から買い手になった、ドルをばら撒いて薄める
→2010年〜2017年、アメリカの金融緩和に対応した買い
→2018年・2019年、地政学的要因に対応した買い
→2020年、パンデミックとアメリカの金融緩和に対応した買い
→2022年、地政学的要因に対応した買い
→投機筋は地政学リスクを背景に買って利食いし始めた可能性


3-18. ドル・アメリカ金利・金が同じ方向に動く
…金マーケットの主役が中国の現物プレイヤーになった、ドル・アメリカ金利を重視しない
→中国の株式も不動産も買えない、上海プレミアムがついて割高なのに買う
→中国の民間・政府が買っている、中国は輸入も増やしている
→インドも買い始めた、2023年の1年分を既に買った
→ヨーロッパアメリカの投機筋が動かない、先物が動かない
→アメリカが利下げしたら買おうと思っているため今は買えない
→高値で売る人たちが煽って買い始めた、売り手がいない
→プレイヤーが変わると値ごろ感が変わる、40代は昔はもっと安かったから買わない、20代はそれを知らないから買う

・通常の金価格の形成プロセス
…投機筋の買い、上がる
→現物筋の買い控え、上がらなくなっていく
→投機筋の手仕舞い売り、下がる
→現物筋の値ごろ買い、下がらなくなっていく、押し目
→投機筋の買い、上がる
→以下繰り返し

・現在の金価格の形成プロセス
…現物筋の買い、上がる
→投機筋の買い、上がる
→現物筋の買い、また上がる
→投機筋の買い、またまた上がる
→以下繰り返し


3-19. ドル安と金
…中国の外貨準備、ドルから金へ
→アメリカとの関係悪化、Swiftからの金融制裁を警戒、ドル安
→ターミナルレート(上限金利)が近い、利上げ停止織り込み、雇用
→JOLT、労働人口が分母、アメリカの3億人のうちの1億6000万人、求人率が低下、景況感の悪化、雇用率と離職率が低下、流動性が低下し硬直、日本的
→雇用統計、先進国での若年層の失業率が改善、再び就職に成功した人が多い、解雇と契約社員の期間満了が多い
→利上げ停止・利下げの基本線は変わらない可能性


3-20. ドルと金価格+リスクプレミアム(実質金利では説明できない部分)
→金価格はもっと低くてもいいい、実質金利が上がっても金価格が下がらない
→実質金利以外の要素が金の価格に 対して大きい影響を与えているのでは?
→ニクソンショック、ドルと金を交換しちゃダメ、強制的にドル高になっていたのが修正された
→オイルショック、ドル価格から金価格が大幅に乖離、実質金利以外の要素を金価格に織り込んで上がった、地政学リスクを織り込む
→リスクプレミアムは徐々に縮小

・ウクライナ侵攻・インフレで財政状況が悪い国のデモに対する地政学リスクへの回避、リスクプレミアム
→信用リスク、アメリカの債務上限問題
→CDSと金のリスクプレミアム、動きがほぼ同じ
→利上げ停止示唆でCDSが下がる、金のリスクプレミアムは下がらない・金価格は高いまま
→信用リスクではなく地政学リスクが残っている、資産がアメリカに凍結されそう
→インパクトは?100トンで40ドル弱、金ETF残高と金価格、ETFが1トン増えたら価格が何ドル上がるか、金準備に当てはめる、生産国・新興国
→コロナ・ウクライナ侵攻、コモディティのフローや国のあり方が変わる局面、構造的な変化が織り込まれている

・有事に金が変われる理由、地政学から
…戦争をきっかけにして、原油高が起こって、それによって物価高が起こって、デモなどに発展する、リスク


4. コモディティを考えるメモ

…普遍のものではない、その時その時のメモ、思考プロセスが大事

4-1. サトウキビの価格が上がる
…インドが禁輸する可能性、異常気象で栽培がうまくいかない


4-2. 金価格を押し上げる要因
…金融マクロ環境が影響した買い、インフレ鎮静と利下げ
→地政学イベントが影響した買い、イランとイスラエル
→地政学イベントの買いは普通は下落までがセット、今回は下がらない、国が買い始めている、短期の先物が買われている

・FEDの歴史的高金利政策
→商業用不動産で大きな損失を予想
→プライベートクレジットにいずれ問題が生じるだろう
→リテール、返済が難しい企業に貸付を束ねた金融商品を販売している、サブプライムローンみたい
→企業の売り上げも抑制されてくる、消費しなくなる
→利下げも見えてくる


4-3. 金の現物の買いがなくなってきた
…先物は買われてる
→中国のプレミアムはついても、スプレッドは開かない
→コールオプションが買われて溜まってる
→ポジションの投げが行われると調整がくる


おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
修正すべき点やご意見などあればXでお声をいただければと思います。
修正の際は、番号を指定して、フォーマットをなんとなく合わせていただけると助かります。

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