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FIREBUG×マネーフォワードケッサイ対談。スタートアップ企業の成長を加速。 「BUG PAY」が担う資金調達の新たな選択肢

FIREBUGが推し進めるスタートアップ企業のビジネス支援プログラム「BUG UP」。その一環として、FIREBUGとマネーフォワードケッサイが業務提携し、金融領域を支援する「BUG PAY」の提供を開始します。
当社代表取締役 CEO宮崎聡とマネーフォワードケッサイ取締役の穂積隆道さんによる対談で、「BUG PAY」の特長や役割を紐解いていきます。

──「BUG PAY」をつくるに至った背景を教えてください。画像1

宮崎 私自身が大企業からスタートアップの世界に飛び込んだ人間なので、スタートアップにとって資金繰りがいかに難しいことか、よく理解しています。その資金繰りの問題を解消できるソリューションをつくりたいという思いから「BUG PAY」の構想に至りました。

大企業には財務の信用力があるため、基本的には後払いが可能ですし、その日数も優遇されます。ところが設立間もないスタートアップだと信用力がなく、支払いは前金で売掛金は後払い、しかも入金は60日後など遅く設定されることも多く、資金効率が非常に悪いです。

予算をかけて大規模なプロモーションを展開しようとすると数千万円から数億円が必要になってきますが、その際にすべて前金となると手元資金が一気に減ってしまいます 。これはスタートアップの経営者にとっては非常に怖いことです。手元資金を崩すことなく資金を投入し、成長の前借りができれば、より企業価値を高めることができ、結果としてまとまった資金を調達できるようになります 。

スタートアップの成長を加速させる新たな資金調達の仕組み、それが「BUG PAY」です。

──マネーフォワードケッサイさんにお声がけしたのは、どういった理由からでしょうか。

宮崎 「BUG PAY」の構想を練っていく中で、FIREBUG単独では規模化とリスクの観点で実現の難易度が高いと考え、資金力と実績のある金融事業者と組む方向に舵を切りました。年始にマネーフォワードの辻(庸介)社長とお会いする機会があり、相談したところ、スタートアップ支援に力を入れているマネーフォワードケッサイさんの取り組みをご紹介いただき、とんとん拍子に話が進んでいきました。

既存のトラディショナルな金融機関は基本的には保守的なスタンスで、融資に必要な審査に時間がかかる。一方、スタートアップとして2017年からサービスを拡大し続けるマネーフォワードケッサイさんは、あらゆるスピード感が圧倒的に早い。

マネーフォワードケッサイさんのスピード感と知見、FIREBUGのネットワークを掛け合わせることができれば、理想とするスタートアップ支援が実現できると考え、お声がけしました。

──「BUG PAY」に対する最初の印象をお聞かせください。

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穂積 私たちマネーフォワードケッサイも、成長企業の方々にどうやって資金を供給するのか、その課題を解決したいという理念をもってスタートアップの支援体制を整えてきました。今後さらに広めていくためには、いろいろな方々との連携が必要だと常々考えていましたので、「ぜひご一緒したい」という思いでした。

多様化している今の時代には、融資とエクイティの中間となるサービスが必要ですし、そのようなサービスがあれば、企業にとっても資金調達の新たな選択肢の一つになります。優良なビジネスを展開しながらも資金調達で苦労されている企業を支援し、成長を後押しすることによって、日本経済全体を活性化させることができます。「BUG PAY」が担う役割は非常に大きいと思います。

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──「BUG PAY」をどのように使ってほしいとお考えですか。

宮崎 事業が伸びていて売掛金をお持ちで、マーケティングに投資したいとお考えの企業には、すぐにでもご利用いただきたいサービスです。
事業が成長してくると売掛金が大きくなり、それに伴って出ていくお金も大きくなるタイミングが出てきます。売掛金の回収に時間差があることで、次の「攻めの一手」を迅速に打てずにいるとお困りの企業にはうってつけだと思います。

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発注段階の売掛債権も審査対象となり、最短2日で資金化できるので、手元資金を崩すことなく、安心してマーケティング予算に回してもらえる。
ここが大きなポイントです。

穂積 「売上を伸ばすための明確なプロモーション戦略があるのに、資金面がネックとなってそのタイミングが遅れてしまう」

このような課題を解消し、前倒しで事業成長へ資金を投入していただくことで、成長の回転率を早めることができると考えています。

「今このタイミングでなければならない」。スタートアップにはそういったサービスや商品が多いです。そのチャンスや旬を逃すことなく、ビジネスの成長につなげていただく。そういった部分でスタートアップの成長に寄与できればいいなと思っています。

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──最後に、「BUG PAY」の今後の展開について教えてください。

宮崎 まずは、この「BUG PAY」を通して、成長できたという企業が増えたらうれしいです。そのためにも、しっかりと実績を増やして規模化していきたいと思います。

「長期戦略に基づいた大型の資金調達をしたい」といったように、企業の成長とともに必要なソリューションも変わってくるはずです。例えば、予算をかけて大型のマーケティングを実施する際に、通常だと前払いが必須条件となるところを後払いや分割払いができるようなサービスを提供するなど、ソリューションの幅を広げていきたいと考えています。

穂積 そういった分割払いというアイデアも私たち単独では思いつかないものです。業界ごとに特有の慣習や問題点もあると思うので、FIREBUGさんのご意見を伺いながら、常にアップデートを重ねていき、より良いサービスにしていきたいですね。

宮崎 FIREBUGでは「BUG PAY」を含め、スタートアップ企業のビジネス支援プログラム「BUG UP」を一層 強化していきますので、ぜひご活用いただき、成長のきっかけにしていただければと思います。

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「BUG PAY」については下記からご覧ください。

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Writer:龍輪剛 写真:栗原洋平

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