![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103745647/rectangle_large_type_2_b36aec023a2eb008e139997c9baada1b.jpeg?width=1200)
ガンプラ素組みレビュー#4 HGUCメッサ―F01型
![](https://assets.st-note.com/img/1681644453290-z9erMn49cU.jpg?width=1200)
量産機ほど手に入れにくい世の中になってきました.去年度に買ったのを温めており,購入価格はジョーシンで2,200円程度.大型キットなのでそれなりに値は張ります.
全体
![](https://assets.st-note.com/img/1681644292212-XNy68Yeymi.png?width=1200)
素体の完成.ABSレス,ポリキャップレスで塗装派にやさしいキットで,パーツに関して他に特筆すべきものはありませんでした.フレーム部の材質はKPS樹脂製でした.組み立てには約2時間ほどかかり,大型の割にはサクサク組めました.その分クスィーやペーネロペーと比べるとディテールの粗さが目立ちます.
![](https://assets.st-note.com/img/1681644610740-vtQgNKZm8c.jpg?width=1200)
シールによる色の補填箇所は,モノアイ部分,頭部および肩部パイプ根元の黄色部分です.
![](https://assets.st-note.com/img/1681644710668-XgmfxTjV3d.jpg?width=1200)
付属品はビームサーベル2本,ビームライフル,シールド,シールド用ジョイント,台座用ジョイント,銃持ち手(右),およびランナー都合上の余剰パーツであるスパイク部分です.
腕部
![](https://assets.st-note.com/img/1681644854589-hCCItoKn3J.jpg?width=1200)
まずは本体の可動域から.肘関節は2重関節で180度近く曲がります.上腕部側の関節には肉抜き穴が見えます.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646575238-2GhOMl0AkA.jpg?width=1200)
腕のディテール.左ひじにのみシールド取付穴があります.また,ハンドパーツはサーベル持ち手が基本で,握り手や平手は付属していません.前腕部外側には大きく合わせ目があります.
![](https://assets.st-note.com/img/1681644985147-PiOmuJXp7J.jpg?width=1200)
肩はアーマーとの干渉のため,水平まで上がります.肩部アーマーの赤色のカバーみたいなのも可動します.
![](https://assets.st-note.com/img/1681645142059-qUMogy1qZq.jpg?width=1200)
肩はやや前方に引き出すことが可能です.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646844762-QtuPopGQMY.jpg?width=1200)
右肩のスパイクアーマーを外すとビームサーベルの柄を収納できます.裏打ちのディテールはなし.
頭部~腰元
![](https://assets.st-note.com/img/1681645251402-Po6m4LS5th.jpg?width=1200)
続いて頭部.吻部が胸部装甲と干渉し,振り向きは難しいです.
![](https://assets.st-note.com/img/1681645389546-ym36exoGZx.jpg?width=1200)
首元は前方にもたげることが可能です.ほぼ隠れるものの,接続部には肉抜き穴があります.
![](https://assets.st-note.com/img/1681645448803-wsL37dK7P5.jpg?width=1200)
頭部をつけて,前のめりにするとこんな感じ.
![](https://assets.st-note.com/img/1681645720763-DF1WCAwmxE.jpg?width=1200)
頭部のモノアイターレットは,バイザーパーツをあけて回転させることで調整できます.こめかみのバルカンのディテールは甘く,頭頂部と側面部分に大きく合わせ目ができます.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646146939-Wh3slrKWRx.jpg?width=1200)
腰は2段構成で前傾することができます.これはポージングの自由度がかなり高くなるのでありがたいです.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646295694-1103Z6GWHc.jpg?width=1200)
腰回りは,装甲とスカートアーマー基部との干渉で,ほぼ回りません.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646988281-z8ylvHUifQ.jpg?width=1200)
見た目はジオン系ですが,歴代ガンダムみたいな胸部インテークもあります.隙間は開口しておらず,一体成型です.
![](https://assets.st-note.com/img/1681646345160-uP2kigXmaK.jpg?width=1200)
背面バーニア部分.バーニアが小さく迫力に欠ける印象です.
![](https://assets.st-note.com/img/1681647437991-0twTa5osK2.png?width=1200)
バーニア基部,およびカバーはそれぞれ上下に可動します.
![](https://assets.st-note.com/img/1681648552571-eEaDhSaW5K.png?width=1200)
メッサ―の特徴でもある,ベクタード・テール・スタビライザーです.スカート後ろの装甲が開き,高機動状態を再現できます.
![](https://assets.st-note.com/img/1681648031340-dnyewHJPIs.jpg?width=1200)
そこそこの裏打ちモールドがありますが,うっすらと成形時の跡があります.ジョイントは4軸可動します.
脚部
![](https://assets.st-note.com/img/1681648788615-LvWKfRyCV1.png?width=1200)
股関節部分.台座用のジョイントを接続させるミゾがあります.脚部とは軸接続.
![](https://assets.st-note.com/img/1681649035416-xKqEZHwXCZ.jpg?width=1200)
脚部根本は2軸可動します.左右と比べると,30度ほど外へ開くことができます.
![](https://assets.st-note.com/img/1681649081296-8R6BZuk6pU.jpg?width=1200)
おかげで立ち姿が引き締まります.
![](https://assets.st-note.com/img/1681649163820-JhFu0QT1nl.jpg?width=1200)
太もも装甲との干渉もあり,開脚はそこそこ.
![](https://assets.st-note.com/img/1682229614918-z9OALVn9VQ.jpg?width=1200)
足部分のディテールを見ていきましょう.
![](https://assets.st-note.com/img/1682229662744-f8H0SZwou1.jpg?width=1200)
足裏.かかと部分にメカらしからぬ若干の肉抜き穴があり,HGにありがちな立体感に欠けるディテールで一体成型されています.このためつま先などの可動はありません.
![](https://assets.st-note.com/img/1682230169669-XB0JqFQ1pL.png?width=1200)
関節を思いきり開いたときのようす.膝を曲げても関節の違和感はなく,スキがない設計です.正面は段落ち加工されています.後ろ側はプラ成形時の線がはいっており,気になる人はいるかも.
![](https://assets.st-note.com/img/1682234556838-AM9SrP13i9.jpg?width=1200)
膝を曲げるとこんな感じ.太い脚にもかかわらず,結構まがってくれますが,膝立ちはスカートアーマーとの干渉のため,難しい模様.
![](https://assets.st-note.com/img/1682230831320-ho6PF1jG1z.jpg?width=1200)
足首は両端が固定された軸で可動することで,
![](https://assets.st-note.com/img/1682230711704-wmK0TXK2PA.png?width=1200)
かなり自由に動くうえ,保持力も良好です.
ウェポン&ポージング
![](https://assets.st-note.com/img/1682231108584-8HcZB0UbWV.jpg?width=1200)
武器類の紹介です.ビームライフルは銃持ち手とぴったり勘合し,安定します.
![](https://assets.st-note.com/img/1682231311422-DpaIBqEf2I.jpg?width=1200)
銃身はほぼモナカ構造で,サイトの側面はパーティングラインが厄介です.サイトカメラ部分はくぼみがあるだけで,色分けはありませんでした.
![](https://assets.st-note.com/img/1682231386871-11kf8z0AQn.jpg?width=1200)
ライフルを持たせて.ハンドパーツを付け替えるごとに手がプラつくようになり,特にライフルを持たせると,ポロリはないものの固定がしにくいです.
![](https://assets.st-note.com/img/1682231916781-AVR7ZpEy0Q.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682231932543-qKODWMFUjx.jpg?width=1200)
続いてシールドの表裏.2パーツ成形で,裏には中心寄りにディテールが集中しています.裏面の左右が肉抜きっぽくなっているのが残念.
シールドにもビームサーベルの柄×2を収納できます.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232143792-vQsbLbyPf4.jpg?width=1200)
ジョイントをつけました.つけ方は,肘側か肘横の2通りを選べます.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232231383-ANpVHEwPyG.jpg?width=1200)
メイン武装を装備.こう見ると少々ライフルが短い気もしますが,シンプルでな装備が素体の武骨さを際立たせます.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232602837-WInt9Dmh7B.jpg?width=1200)
キットで推奨されていたアクションベース5の台座でポージング.個体差なのかジョイントとのはめ合いが悪く,前かがみでないとすっぽ抜けます.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232677681-VrvqpU0KEA.jpg?width=1200)
後ろから.バーニアが多いので,塗装や電飾をすると映えそうですね.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232758261-4LWw3nl1SC.jpg?width=1200)
ビームサーベルを持たせてみました.柄は保持用の穴などはなくツライチですが,持ち手に差し込むだけでしっかり保持してくれます.
![](https://assets.st-note.com/img/1682232831974-qT808PB4GF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682233018531-6t2DSOf7rJ.jpg?width=1200)
腰の可動も取り入れてみました.こう見えて台座の保持はギリギリです.
![](https://assets.st-note.com/img/1682233087431-LvZyaj96s1.jpg?width=1200)
アオリで撮ってみました.ジオン系重MSにしか出せない迫力.
![](https://assets.st-note.com/img/1682233345196-EEBQ5GzFda.jpg?width=1200)
総評
以上になります.総評としては,
”ディテールは抑えめながら,サクサク組めて個数買いや改造に向いた迫力あるキット”
と感じました.腰や脚部の可動,また関節や接続軸は十分に太いので,取れるポージングの幅広さはとても評価できます.ネイキッド(指揮官機)やf02型とも並べてみたいです.
細かいところは,頭部,腕,ライフルの合わせ目や,
スカート部分がポロリしやすい,手首がプラつきやすい
といったところでしょうか.ここは微改造で何とかするしかないですね.
個人的には,腕や手が必要以上に大きく感じたので,何か打開策はないか考えてみようと思います.
閲覧ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?