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楽しい眼鏡ってなに?〈MIZ DIALOGUEが始まるまで〉

どうも、田代です。

前回は、格好良いとか新しいとかデザインの話だけではない、眼鏡の在り方自体を考え直すべきでは、というMIZ DIALOGUEのプロジェクトが始まったところまでをお話ししました。

まだ見ていない方はこちらの記事からの方が楽しめます。

今回はそれから水島眼鏡にお話しをするところまで。

楽しい眼鏡って?

眼鏡の在り方を考え直し、且つお客様と前向きで継続的な関係性を築くという条件を満たす眼鏡を考えた時に、真っ先に浮かんだワードはカスタマイズというワードでした。ただオーダーメイドの眼鏡も既によくあるし、それだと今と何も変わり映えしないなと考えていた時に思ったことが、

「ん?でも確かに買う時にカスタマイズをオーダーする眼鏡は沢山あるけど、使いながらいつでも自由にカスタマイズしていける眼鏡って意外と無くないか?」

使いながら好きなようにカスタマイズできる物って世の中にはありますよね。例えばロードバイクとか。そういう風にその時のその人に合わせて、眼鏡のパーツや色や柄など好きなように変えられたら在り方として新しいし、とても楽しいだろうし、そういう眼鏡だったら自分も興味が湧きました。

でも日本の眼鏡工場はあくまで量産工場がメイン、しかも自社で全ての工程を一貫生産しているところも多くない。限られた中で唯一関わりもあり可能性があったのは、1941年に鯖江市にて創業した「水島眼鏡」でした。水島眼鏡では眼鏡を作り上げるまでの量産の工程を自社の工場でできる環境があり、且つ一点物の眼鏡なども作っていた背景もありました。


水島眼鏡 眼鏡作りの様子

水島さんとお話しをさせていただき、この時代に量産とは真逆のことをやりたいということは、水島眼鏡にとっては決して効率的とは言えない、非ビジネスなコンセプトでしたが、眼鏡の未来を考える気持ちや、より多くの人に眼鏡を楽しんでもらいたい、という気持ちに共感していただきタッグを組むことになりました。

次へ続く。


田代 純一(たしろ じゅんいち)
アイウエアショップ「ブリンク外苑前」「ブリンクベース」のショップマネジャー。経年進化を提案するアイウェアブランド「MIZ DIALOGUE」のディレクター。1994年東京都生まれ。2018年5月に有限会社荒岡眼鏡に入社。2020年7月より現職。趣味はカメラとサイクリングとサウナ。


水島眼鏡についてはこちら↓


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