記事一覧
【東京外大英語科の独り言】TOEICを問い直す
一般的に、英語学習といえば、TOEICという考え方がだいぶ浸透しているように思う。本屋さんでも、英語学習コーナーにTOEIC対策本が多く陳列されている。社会人でも、英語の勉強として、TOEICの勉強をする人が多いと思う。
何か資格取得を目標にすることで、勉強のモチベーションが得られる人もいると思うし、TOEICが英語を勉強するきっかけになることはあると思う。それ自体は素晴らしいことだと思う。
【東京外大英語科の独り言】“You are what you eat.”
英語学習は言語学習。言語は言葉。
言葉は、書き手の感性が生み出す模様。
書き手がどんな言葉に触れてきたか、
どんな景色を見てきたか、
どんなことに興味を持って生きてきたか、
どのような文化に親しんできたか、
その人らしさが言葉の中に見え隠れする。
“You are what you eat.”
言語学習もこれに尽きる。
どんな栄養を蓄えてきたか、
しっかりした根を作ったか、
それが言の葉の模
「脱」単語帳偏重学習法③-知らない単語の対処法-
こんにちは。久しぶりの記事になります。これまでの記事では、単語帳偏重の英語学習への問題意識について書きました。
今回は、実際の文章の中で、知らない単語が出てきた時の対処について書きます。
知らない単語へのアプローチは色々あると思いますが、今回は動詞の役割に注目した考え方を紹介します。
「動詞を制するものは英語を制する」
英語の文章において、動詞が大きな役割を果たしています。その動詞を理解する
「脱」単語帳偏重学習法②-単語帳偏重の背景にある考え方の問題点-
こんにちは。
東京外国語大学英語科卒のTatsuです。
私の考える「英語学習」について、自分の経験に基づいて書いています。前回の記事では、単語帳偏重の学習法の問題点を掘り下げました。
↓前回の記事はこちらから↓
英単語学習についての連載第ニ弾です。
今回は、単語帳偏重学習法の背景にある間違った考え方ついて話します。そして、単語学習にどのような意識が必要かお伝えします。
英語学習において、単語
「脱」単語帳偏重学習法①(東京外大英語科卒の勉強法)
こんにちは。
東京外国語大学英語科卒のTatsuです。
前回の記事を掘り下げる形で、僕の考える英語学習(習得)について話したいと思います。
↓前回の記事はこちらから↓
(前回の記事読んでなくても読み進められるように構成してますので安心してください。)
「脱」単語帳偏重学習法①
-単語帳偏重学習法の問題点-
この連載では、英単語の“覚え方”について話していきます。今回は、その第一弾!
前回の
東外大英語科卒が考える英語学習
こんにちは。東京外国語大学国際社会学部英語科卒のTatsu(社会人2年目)です。仕事では、英語や海外と関わりがないことをしていますが、今でも英語の学習は続けています。僕がこれまで考えてきた英語の学習について書こうと思います。受験生に読んでもらえたら嬉しいです。
私の英語学習歴
自分の英語学習について話す前に、自分がどの程度の深さまで英語を学んできたか記します。まだまだ学習中で、ネイティブ並とは
【米国大統領選挙から考える、民主主義のあり方】
ギンズバーグ米国連邦最高判事がなくなった頃、僕の頭には”フィルバスターの行方”が浮かびました。ギンズバーグ氏の後任の承認は上院の権限です。米国上院は、フィルバスター抜きには語れないのです。そして、フィルバスターのあり方は、民主主義国家において、少数意見がどのように守られていくべきかという問いに直結します。
アメリカ上院では、フィルバスターという仕組みがあります。これは、議会少数派が気に入らない法
2020アメリカ予備選実況
「今、アメリカ大統領選挙はどの段階にあるのか?」
アメリカ大統領選挙は長期戦です。レースは一年以上前から始まっています。選挙戦は以下のように大きく二つに分かれていて、今は予備選挙が行われています。
①予備選挙:Primary Election←今ここ!
予備選挙は、各党の大統領候補者を一人に絞るための選挙です。予備選挙の日程は州によって異なります。(←州の権限が強いアメリカらしい!)
夏には各党の