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357 「必要なら連絡くれるはずだから」という幻想。(稲田)2023/7/18
こちらのツイートが興味深かったです。
商品企画中に
— ジョージ=コクム(いろんな意味でサスティナブルバーガー「Joji」店長兼バーガー。赤字貿易経営者!) (@_596_) July 16, 2023
「なんで日本の工場で商品作らないんですか?」
って言われることあるけど。
例えば中国との比較だと
【中国】
中小規模の工場でもECサイトなどで
何作ってて規模・問い合わせ先全部書いてある。
サイトではカテゴリの工場が集まっているので
片っ端から問い合わせ可能。
(続く1
【日本】
— ジョージ=コクム(いろんな意味でサスティナブルバーガー「Joji」店長兼バーガー。赤字貿易経営者!) (@_596_) July 16, 2023
中小規模の工場でホームページすらない。
何作っているのか全くわからん。
問い合わせ方法も別々。こういうのザラ。
あと見積もり遅い、サンプル作るの遅い
なのにロット数異様に多い。
金型代とか地獄。
各スピードと問い合わせ難度もそうだが
そもそも「見つけられない。」
(続く2
この辺、ちゃんと整備しないと
— ジョージ=コクム(いろんな意味でサスティナブルバーガー「Joji」店長兼バーガー。赤字貿易経営者!) (@_596_) July 16, 2023
特に町工場とか終わるだろうなって思う。
いい腕しているのに
「何作っててどう問い合わせるかもわからんし。」
見つけられないと
存在していないのと一緒よ。
そういう点、中国もそうだけど
東南アジアの各国力入れているわな。
(続く3
日本の中小規模の工場
ホームページすらない
何作っているのか全くわからん
そもそも「見つけられない」
見つけられないと存在していないのと一緒
試作や見積について工場側の方々の異論反論はあると思いますが、Webサイトについては芯を突いていると思います。「自社ができること」を全て書くことが大事です。マジで大事。世界観とかコンセプトとかそれっぽい言葉を使うのは後。野球をやるのにバッターボックスに立たなかったらお話にならないですよね。それと一緒です。
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Webサイトで厳禁なのは「こんな技術・製品は他社にもある」「もう古い技術だし…」「社外に情報を出したくない」というマインドです。なぜか製造系BtoBに多い印象。 価値を決めるのはユーザーです。あなたじゃない。勝手に決めつけるのはWeb活用において最大のNGです。全てテーブルに出すこと。
ユーザーが知りたいことを掲載するのがWebサイトの本丸です。出すべきことを出さないで、コンセプトとかデザインとか夢中に話し合ってもあまり意味はありません。ユーザーのために作るんです。上司による「それは他社にもある技術だ」などはそれっぽいことを言っただけで会社に貢献していません。仕事したつもりになっているだけです。仕事しましょう。
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ツイートしたらこんなコメントをいただきました。
ちょうど今のクライアントさんにこれを説得してる最中。
— Cobute (@cobute) July 17, 2023
情報出したがらず、うわべの言葉並べてるサイトでいい、と。
「いや、それお客さんは何もわかりませんよ?」
「いいんだよ、必要なら連絡くれるはずだから」
必要か判断できるだけの材料は投下してあげないと... https://t.co/hWBYDjiA9c
ちょうど今のクライアントさんにこれを説得してる最中。情報出したがらず、うわべの言葉並べてるサイトでいい、と。「いや、それお客さんは何もわかりませんよ?」「いいんだよ、必要なら連絡くれるはずだから」
必要か判断できるだけの材料は投下してあげないと...
日本中のWeb制作会社が頷いているんじゃないだろうか。Webに慣れていない地方中小企業ほど「向こうから声をかけられる」と思っているんですよね。シンデレラか!といつも心の中でツッコんでいます。そもそもWebサイトを見つけてもらえないから声もかからないのに。いつか王子様が迎えにくるというシンデレラ症候群型のWeb幻想から地方中小企業は早く脱却してほしいといつも思っています。
夢なんか見ていないで、手を動かしましょう。それができるんだから。
関連note
製造系BtoBの中小企業におけるWebコンテンツの役割について以前noteにまとめています。よかったらご覧ください。
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