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504 成果を絶対に出さないとWebの作り手は顧客をがっかりさせてしまうのか?(稲田)2024/3/6

ちょっと矛盾したことを言うようですが、「成果を絶対に出さないとWebの作り手は顧客をがっかりさせてしまうのか」というとそうとも限らないんですよね。もちろん最低限の成果は絶対必要ですが、「Webサイトをリニューアルして受注が10倍に!」みたいな成果ばかりではありません。そこそこの成果の案件だってあります。

大切なのは「ぜったい成果を出してやる」と作り手側が誰よりも思い続けていることだと思います。顧客よりも強く思うのは当然で。思い続けているからこそ数字が気になるし、実際のユーザーの反応をつぶさに見たくなるし、改善点を発見するし、新たな提案もします。 Webサイトの最大のメリットは「試行錯誤できること」ですが、そのためにはエンジンが必要です。ぼくやあなたが試行錯誤を回し続ける強力なエンジンになれていれば、クライアントは徐々に信頼してくれます。こいつ、口だけじゃなかったんだなと。そう思ってくだされば結果はただの結果です。

「世の中は結果が全てだ。結果を出せ」とよく言われますが、ぼくはあまり信じていません。もちろん結果が全てな領域はありますが、ほとんどの方は本気でやっている人を応援してくれます。

Web制作やWeb活用はクライアントワークであり、それを担当する制作側をクライアントが応援するというのはちょっと変な感じですが。でも、人ってだいたいそうですよね。本気でやっていれば認めてくれる。表層的なやってるフリではだめです。アリバイづくりみたいな仕事はダメです。本当にやる。本気でやっているのが伝わるからこそプロセスを認めてくれるし、協力してくれるようになる。成果がともなってくる。地方中小企業がWebで成果を出すのは会社やメンバーがその気になってもらうのが大前提なので。

だから、「ぜったい成果を出してやる」と顧客より強く思う気持ちが作り手側には必要なんだよなあと思っています。そんなの大変じゃないかって?大変に決まっているじゃないですか。

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