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015 とても大切な能力。「調べて、書く」(稲田)2021/11/18

インタビューいただいた初稿が届きました。丁寧にテキストにしていただいてありがたいです。ほぼ直しはないのだけど、口調が自分ではないのでこそばゆい。
この20年で何十人ものインタビュー記事を書いてきた身としては皆さんこんな気持ちだったのか…という発見でした。皆さん、ありがとうございます。

インタビューが趣味なので、私家版もやってます

インタビューが趣味なので、これまで公私ともに沢山の方をインタビューさせて頂きましたが、一番のお気に入りはネオンホール・清水隆史さんのロングインタビューです。完全に私用です。

すごーく好きなのですが、未完です。『信大からネオンホール編』が全5話のうち4話で終わっています。本当は『ネオンホールからナノグラフィカ編』で如何にナノグラフィカを始めたかの話になる、はずでした…(遠い目)

同じく私家版ではゲストハウス『1166バックパッカーズ』宿主の飯室織絵さんのインタビューもお気に入りです。
当時は「働くこと」というテーマに興味があったので、『働くって何だろう』シリーズの1回目です。1回で終わりましたが…

インタビューには基本が詰まっている

「調べて・聞いて・整理して・書く」はテキストを書く基本ですが、インタビューにはそれが詰まっています。学校では埒も無い読書感想文なんてやらせないで、定期的にインタビューを課題にするといいのに…といつも思っています。

美文を書く必要も、アイデアを出す必要もなくて。インタビュイーは家族でなくてもよくて。給食の調理師さんでも、市役所の人でも、校長先生でも、サッカーチームのコーチでもよくて。

たぶん下記の2つを決めれば進むはずです。

・インタビューのテーマ(例:校長先生の青春)
・聞く時間(30分)

とにかく、30分なら30分ちゃんと話を聞いてみる。30分でもインタビューするとなったら事前の準備が必要です。「何を聞くのか」を考えるだけでも一苦労です。『校長先生の青春を聞いてみる』というテーマだったら、80年代のことを調べる必要があるかもしれません。出身地のことも調べた方がいいかもしれません。事前準備がないと「何を聞くのか」が決まりません。

「調べて・聞いて・整理して・書く」をきちんとやると、学べることはとても多いです。インタビューにはそれが詰まっているので、ぜひ私家版インタビューにトライしてみることをお薦めします。楽しいですよ。

立花隆の「調べて、書く」

えらそうに書きましたが、ぼくは上記をジャーナリストの立花隆さんからめちゃくちゃ影響を受けています。立花隆さんによる東京大学教養学部立花隆ゼミでの『二十歳のころ 立花ゼミ 『調べて書く』 共同製作』という本は有名です。ぼくも大学時代に読んで、めちゃくちゃ影響を受けました。

以下、立花隆さんの文章を引用します。

なぜ、『調べて書く』なのかといえば、多くの学生にとって調べることと書くことが、これからの一生の生活の中で、最も重要とされる知的能力だからである。調べることと書くことは、もっぱら私(立花隆)のようなジャーナリストにだけ必要とされる能力ではなく、現代社会においては、ほとんどあらゆる知的能力において一生の間必要とされる能力である。

本校のけやき祭でも、「調べて」それを「人に伝える」ことをプレゼンテーション形式で行う。広尾学園を卒業してからも社会のなかで活躍してほしいからである。「最も重要とされる知的能力」を身につけてほしい企画なのである。

*下記から引用させていただきました
広尾学園 名作委員会 『名作に会いたい!』 ~○○○のブログ~

20年以上前の文章ですが、

「調べることと書くことが、これからの一生の生活の中で、最も重要とされる知的能力だからである」

「現代社会においては、ほとんどあらゆる知的能力において一生の間必要とされる能力である」

この指摘は何ら価値を失っていません。

ぼくは素直なので、20年前にこの一文を読んで、「確かにそうだな」と思って以来、ずーっと大切にしています。

今日やったこと
・インタビュー記事の校正
・BtoBのH社様のメール作成
・BtoBのE社様のワイヤー作成

2021/11/18

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稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。

稲田英資のnoteはこちらです

主にWeb制作のことや、BtoBのWebマーケティングについて日々の気づきを書いています。よかったらご覧ください。


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