vol.611 生成AIによるテキスト作成と「目利き力」 (稲田)2024/8/9
生成AIによるテキスト作成が一般化するのはもう時間の問題だと思っています。生成のためのインプット能力が求められるようになるのは前提として、最終的に差がつくのは「目利き力」だと思うんですよね。生成されたテキストの良し悪しを判断できるからこそ、質を上げるための手直しが可能なわけで。
ただ、文章の「目利き力」って一朝一夕で手に入るものじゃないですよね。それまで読んできた量や書いてきた量、考えてきた量によるところが圧倒的に大きい。誰でもできるわけじゃない。となると、生成AI普及後のビジネスチャンスは編集/広報の支援をする企業にあるんじゃないかな…と思いました。株式会社WORDSさんのような。
なぜ、編集/広報の支援のニーズが高まるのか?
なぜ、編集/広報の支援のニーズがこれからあると思うのか?だって、生成AIで誰でもコンテンツを吐き出せるようになったら、コンテンツ自体の価値は下がりますよね。量が増えれば価値は下がる。企業は事業のためにコンテンツを活用するのですから価値のないテキストは困ります。誰でも作れる時代になるからこそ、ビジネスに役立つコンテンツの必要性は相対的に上がるはずです。
コンテンツを作れる → 供給過多で価値がなくなる
ビジネスに役立つコンテンツを作れる → 希少性により価値が高まる
そんなの当たり前じゃんと言われたらもう仰る通りなのですが、ロジックとして当たり前だったとしても「できる/できない」は別の話ですよね?そして、これは誰でもできるわけではないし、目利き力はすぐ獲得できるものでもない。となると、その能力とサービスをもつ支援会社のニーズは高まるだろうと思うのです。
Web制作会社も編集/広報支援のサービス化の検討が進むかもしれません。いつものように根拠はありません。只の勘です。
関連note
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?