「帰り旅」

旅人は旅の途中である事を忘れてしまう
孤独と不安の中にいる事を忘れてしまう

旅路に最短も最善もない事を忘れてしまう
迷い道は回り道ではない事を忘れてしまう

帰り着く時期など知れない事を忘れてしまう
旅人は帰り旅の途中である事を忘れてしまう

「意訳」
人はひょっとして生まれ落ちた時から始まる、元居た場所への「帰り旅」その途中ではなかろうか？だからこの世のどこにも安らぎなどありません！無意識の底に忘れ去られているその大前提が有るが故、時に孤独と不安に甘美な思いを感じる時が有るのは私だけ？

何時まで続く帰り道？…知り得ないのだから、どの道にも最短などありません！
何処まで続く帰り道？…知り得ないのだから、どの道にも最善などありません！
迷った所で終着点を知らなければ回り道でもないし、道草なんて事もない！

何が有っても旅先ですから～！
誰と会っても旅先ですから～！
この世の出来事すべてが旅先ですから～！
皆さんお達者で～！