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ザ・ノスタルジー活動顛末記 ⑧


こんにちはjohn ben です。
今「ザ・ノスタルジー」のメンバーは
練習中ですので今日は私がお話し致しましょう

時空超越スタジオがある、此処
「いつ行っても黄昏時の街」の細い路地裏に
古い看板のかかった「思い出屋さん」と言う
古本屋さんみたいな、お店があります

看板には「要らなくなった思い出預かります」
とあり、店主は丸メガネに腕抜きを付けた
ぽっちゃり型で昭和初期の感じです

「いらっしゃい」も何も言わず
俯きながら懐中時計を磨いていました

店内を見回すと誰かの処分した思い出が
写真になり纏められて本棚に乱雑に並び
売られています

見知らぬ誰かが海や山に遊んだり
見知らぬ風景が写っていたり…

そんな「古いアルバム」が沢山並んでいる
不思議な「思い出屋さん」

興味深く写真を眺めている私に
店主が言いました

「売った時点でその思い出の記憶は無くなるのさ。勿論、売りに来た事もねぇ」

「此処に来るお客さん達は、要らない思い出を此処に預けて欲しい思い出を購入して、次の時代に旅立つんだよ」

店主曰く「ほとんどの人の持っている思い出は、半分ぐらいがここで買ったものなんじゃないかな…?もちろん時代を超えると全ての思い出は無意識の底に沈んで、ひっそりと息づいているだけなんだけどねぇ」と言ってました


この店にある沢山の「古いアルバム」には、古い時代の見慣れない外国の風景や人々の思い出が、誰かの心の奥でひっそりと復活するのをじっと待っているのです

この曲は「古いアルバム」と言う曲です
もちろん演奏は「ザ・ノスタルジー」です!

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