ザ・ノスタルジー活動顛末記 ⑪

こんにちは平和男(たいらかずお)です！

さぁ！イベントが始まりました

空は黄昏時のまま時間の止まった絵画のようで
野外フェスなのにキラキラ輝くミラーボールの光は
ダイアモンドの雨のように地上に舞い降りても
輝きは失わない✨

ステージ前広場では十二単衣姿の平安美人が
白い布を体に巻きつけた古代ギリシャの
イケメンとは親しく語り合い

頭巾を被った江戸時代の爺様が
モコモコヘアーでピチピチタイツ姿の
フランス人貴族にお茶を振る舞っています

さぁ！私の合図で演奏が始まる！

マンドリンを抱えた「イキ東郷」
ピアノで答える「満堂凛」
恋がたきだった「松尾場☆翔」も
凛ちゃんではなくギターを抱え
アイコンタクトで加わる

ベースの「間端貴一」はノッて来るに従い
高速まばたきで、ほぼ白目！
珍しく笑ってる「東走進」のドラムも
闘争心ではなく向上心に変わりキレキレだ！

私「平和男」もボーカルでしたが
コーラスに徹して大満足！

野外ステージの傍らには「ビジｨーレイク」
その隣のjohn ben 氏は何時もの様に涙と鼻水で
グチャグチャになりながら頷いています

客席では、鹿鳴館時代の御婦人が
アラブの王族と華麗に踊り

マンモスに乗ってやって来た
ネアンデルタール人の一向は
輪になって変わったダンス！

みんな笑顔。泣いてる人も笑ってる。
もと居た時代の大変だった苦しみや悲しみも
この街から眺めれば全て大笑い！

泣いて笑って気が済めば皆それぞれの時代へ
行きます。この街に記憶を置いたまま…

全ての人はこの街で過ごした事が有るそうです
つまり誰しもがタイムトラベラーで時空旅行から
帰って来ている存在

きっと私達の作った音楽や記憶も
このイベントに仲間達と参加した楽しい思い出も
この街の何処かにずっと残り続ける事でしょう。

永遠に…永遠に…