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迷走神経反射を回避する為にしていること

定期検診から再検査→採血&生検→初期の初期とは言えがん判明と、採血でも迷走神経反射を起こしていた私にとって、試練の日々が続いている。

早期発見でラッキーだ!とポジティブ全開で穏やかな日もあれば、どーんと気持ちが重たく苦しい日もあって、心の中はジェットコースターの様な毎日だ。

そんな中、いちばんしんどいのは病院やドクターのところに行く日で、特にその前日は、緊張してしまいついつい悪ノリに拍車がかかる。

心臓とか静脈・動脈のことを学んだ理科の授業でさえ迷走神経反射を起こして倒れたのに、採血や生検や手術なんて、明らかに卒倒案件なのだ。
そんなことがある前の日に穏やかで居られるはずもなく、無駄にはしゃいでしまう。

そして検査の当日は、注射などが平気な人の設定で過ごすというミッションと、携わってくれる技師や医師を少しでも笑わせるという裏ミッションを掲げて挑む。

平気な人設定をしても、倒れるかもしれませんと懸念事項は正直に伝えて、万が一に備える。

裏ミッションは、ナーバスなエネルギーをできるだけ排除することで私にとっても医療従事者の方々にとっても心地よい時間・空間になり、迷走神経反射の防止につながると考えた結果だ。

私のナーバスなエネルギーが医療従事者に伝わってしまうより、少しでも穏やかな方が、みんなが穏やかになって物事がスムーズに運ぶ気がする。

なので、迷走神経反射を起こすかもしれないと伝える時も、できるだけ面白おかしく伝えるし、とにかくクスッと冷笑でも苦笑でも失笑でもいいから笑ってもらうことに命をかける。

なぜ私が「迷走神経反射を起こさない」を目標にしないかと言うと、どうしても「迷走神経反射」に意識が向いてしまう。

笑ってもらうと言う目標であれば、笑える話を絞り出すことに集中するので、倒れるとか迷走神経反射にに全く意識が向かなくなるのだ。

これが功を奏していて、長時間に及んだ生検の終盤で迷走神経反射を起こしかけたものの、他の場面は基本的に大丈夫だった。

まだ手術という大きなイベントが残ってはいるものの、笑わせると言う裏ミッションの成功率の高さと、ほぼ迷走神経反射を起こしていないという事実が自信となって、きっとなんとかなるだろうと思っている。

「笑わせる」とか「和ませる」と言う裏ミッション、使える時と使えない時があるしタイミングを見計らう必要があるが、お薦めデス。


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