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サマースクールinハワイ!散々すぎて泣きたくなるような幕開け

日本時間の今週月曜日にハワイ到着しました。

飛行機に搭乗後、荷物の数が合わないという理由で1時間半も遅れた挙句、機内ではであまりぐっすり眠れなかった母娘2人は疲労困憊で「ダニエル・K・イノウエ空港」に降り立ちます。

日系アメリカ人のイノウエさんて人がすごい功績を残したんだなぁ、
誇らしいなぁ、
でも、何した人だろう…

なんて超失礼なことをぼんやり考えながら、タラップをおります。

「子連れの方はバスに乗ってね〜」
とグルングルンに舌を巻いたアメリカ英語で言われてハッとする私。


そうだ!私たち、アメリカのハワイに着いたんだ〜!
Hawaii〜〜〜!

急にテンションが上がります。


バスに乗ること2分。
バスに乗るほどの距離ではないけれど、そうした心遣いが嬉しくて、ちょっとウキウキ。

やっぱり海外は子連れに優しいのね〜♪
なんて浮かれていました。

どこへ行っても長蛇の列

汚い話で恐縮ですが、飛行機の中のトイレって、流す時に空気銃みたいな大きな音がするし、男女共用なので時折便座が上がったままだったりしてニガテです。

だから体に悪いと知りつつ、我慢していました。

バスを降りると、進行方向とは反対に少し歩いたところに「お手洗い」の標識。
「あった〜!」
とそこへ一直線に進もうと思います。

が、バスから「プー!プーーーーーー!」
ってクラクション鳴らされ、
そばにいた警備員みたいな人たちまで大勢で
「Hey! Hey!!!!」
って呼び止めます。

何事かとおもって振り向くと
「今故障中だから使えないよ!」
とのこと…。

たかが故障中のトイレに間違って行こうとしただけだというのに、
まるで悪いことをしたかのように大勢から呼び止められた私たちを見て、そばを歩く大勢の同じ飛行機の乗客達に注目を浴び、ちょっとハズカシイ…。

ならばと、入国審査会場にあったお手洗いに行こうと試みます。
しかし、4歳の子連れの歩くスピードはちょっと遅めです。

トイレを目前にして、後ろから我先にと走ってくる人々にじゃんじゃん抜かされ、あっという間に長蛇の列の最後尾になってしまいました。
しかもお手洗いの数が少ないのか、5分待ってもまったく列は動かず。
そうこうしているうちに入校審査の列もみるみる膨れ上がります。

「うーん。我慢できないほどじゃないし、入国審査後にしよう」
そう思い直し、ひとまずここはお手洗いを諦めます。


さてと、子連れの優先レーンはどこかいな〜♪
なんて、日本やシンガポール、イギリスみたいなつもりでさがしてみると…あらびっくり!ありません。

乳児連れも、ご老人も、障がい者も、みーんな列に並んでいます。
唯一車椅子だけが優先的に案内されています。

まぁ、今回娘はぐずっていたわけでもないし、普通に待つことに。
しかし…待てど暮らせど順番は来ません。
(イギリスみたいに、顔認証で3秒…とはいかず、
一人ひとりに審査官が渡航理由を聞き、両手10本の指紋を取り…。
そりゃ時間かかりますわ)

なんと順番が来るまでに2時間近くも、薄暗いロビーでぎゅう詰めで並ばされました。(ひどい)
途中で、疲労困憊の娘は「抱っこ!抱っこ!」とせがむけれど、荷物も合わせて20キロにもなる娘をずっと抱っこしているなんて芸当、私にはできません。

そばにいた乳児連れの家族は、途中で赤ちゃんが本気泣きし始め、立ちながらケープを巻いて授乳を始める羽目になっていたし、少し前にいたご高齢の夫婦は奥さんの方が体調が悪くなりうずくまる事態に。

たった2-3分のバスなんかいらないから、せめて乳児連れや高齢者には優先レーン作ってあげなよ…と言いたくなります。


終始抱っこをせがむ娘に、時々抱っこしたりなだめすかしたりしながらなんとかかんとか審査も終わり、いざHawaiiです。

(トイレも行きました!w)

レンタカーを受け取れず

レンタカー屋は、Expediaで結構安かったThriftyという会社で予約。
しかしレンタカーショップに到着すると、ここでも長蛇の列。

入国審査で延々2時間も並ばされた私たちにまたも試練。

そこでも1時間並ばされ、ようやく順番が来ます。

すると
「予約は明日ですよ」
と冷たくひと言。

「え…うそでしょ?」

と焦って確認すると、確かにそのスタッフの言うことは間違っていませんでした。

ハワイへ来ると日付が1日戻ることをすっかり忘れていたのです(おバカ)

「1時間も並んだの。なんとかならない?時差で間違えちゃったの。今日の分、多少高くても払うから」
と頼み込むも、超〜冷たく
「まだ車ないからムリ」
と断られます。

この1時間を返して!!!!!!
死ぬほど疲れてるのに!!!

そんな気持ちでレンタカー屋を後にするのでした。

(しかし翌日、この日にレンタカー受け取らなくてよかったかも…という事態が発覚。詳細はまた別途します…w)


Airbnbの部屋に着くと…

仕方なく、割高のタクシーに乗り込む私たち。

愛想よく挨拶をしてくれたアジア系のおっちゃんドライバーで、ちょっと気持ちも和みます。

「日系人かな?」

なんて思いながらも、英語で飛行機を降りてからの散々な顛末をごちゃごちゃと一方的に話しつつ、宿泊先を口頭で伝えます。
カラカウア通りに入ってほんとすぐのところで、番地はXXXで…


・・・・


あれ?
なんかめっちゃ反応悪いぞ?

と思い、
「行き先わかりますか?」
と聞くと、
「あんまり英語がわからないから、韓国語か、もしくはGoogle Mapに直接住所を打ち込んで」
と。


ぎょぎょ〜


なんか私、ローカルな話とか、私のどうでも良い身の上話とかをだらだらしながらタクシーに乗るの大好きなのです。

昨年上の息子を連れてイギリスに長期滞在した時もそうでしたが、特に海外のタクシードライバーさんて、めちゃくちゃ面白い人が多くて、物知りで、世界のいろんな国からいろんな事情でやってきている人もいて、知らない世界の話をいろいろしてくれるから、結構その一期一会を楽しみにしています。


残念ながら、ハワイ一発目のタクシーではそれが叶わず、疲れ切った娘と私2人でひと言もしゃべることなく後部座席に埋もれます。

普段おしゃべりな娘はタクシーの中でも結構ペラペラ喋る方なのですが、この時の疲労困憊といったらもう度を越していたようで、ひとっことも喋らず今にも寝そうです。

「今寝られたらやばい!」

20キロの娘を抱えて、大きなスーツケースを持ってAirbnbのチェックインだなんて、プロレスラーでもムリです。(彼らならいけるか)

「寝ないで!」

とあれこれ話しかけたり、ツンツンしたりしながらなんとか宿泊先に到着。

キーボックスから鍵を受け取って、いざお部屋へ!!!


「やっと寝られる〜〜〜〜〜!
し・あ・わ・せ〜♪」


そう思いながらドアを開けると、
なんと大掃除中のようなお部屋。

「あれ!?」

慌てた様子の私たちに、中にいた人が出てきて言いました。

「ごめんね、私たち掃除のスタッフよ。
チェックインは15時でしょ?それまで待っててね、早めに終わらせるから」


そうか…。
そうなのです…。

私たちはチェックイン時間よりもずーっと早く、11時過ぎに到着してしまったのです。

あと4時間…。
気が遠くなりそう。


こんな時、高級ホテルなら、気を利かせて別の部屋で早くチェックインさせてくれたり、子連れで休むための部屋を用意してくれたりもするでしょう。
が、ここはAirbnbの部屋。
そんなサービスは200%ありません。


荷物だけは部屋に置かせてもらい、鉛のように重い体を引き摺りながら、近くのワッフルが有名なコーヒーショップへ。


しかし、クリームたっぷり、チョコチップたっぷりのワッフルの写真を見て、娘は大喜び!
さっきまであんなに眠そうにしていたのに、もう鼻をふんふん言わせながら、「ママこれ頼んで!!!」と大はしゃぎです。

こんな時に「あぁ、私も親になったなぁ」
とつくづく感じるのですが、
子どもの笑顔ってめちゃ元気出るんですよね。


実際ワッフルはそんなに美味しくはなかったし、コーヒーも水のように薄く、テラスで食べてるそばからでっかいハエが飛んできたりして、どれをとってもそこそこ、というお店でしたが、娘が喜んで元気になったならそれでいーんです。

周りを見渡すと、あちこちに「この木なんの木」が生えています。
明るい太陽に澄み切った青い空、カラっとした風
ワッフルのおこぼれを食べにきた鳥たちを追いかける娘に
優しく声をかけてくれる周囲のお客さん。

あ〜やっぱハワイっていいわ〜。


やっと、そう思えた瞬間でした。


まだまだドタバタサマースクール in ハワイは始まったばかり。
また、アップデートします。


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