女性起業家日記:採用って難しい でもスキルよりも大切なこと
直近、たくさんのお仕事を頂戴しており、
本当にありがたい&嬉しい悲鳴が続いています。
とはいえ私のような会社は吹けば飛ぶ中小零細企業。
とてもじゃなく新卒の方のような方をゼロから育てるような体力はありません。
(本当は雇えたら嬉しいんだけどな…
数年以内に実現したいことリストに入れておきたいと思います。)
少しずつ、各業界のプロの方との協業を通して、
「何でもかんでも自前で頑張る主義」
という私の悪い癖から脱却しつつあります。
「人に任せるなら”6割で上出来”と思いなさい」
これは以前、私の大好きな経営者が教えてくれた言葉なのですが、
すごく心に響きました。
「広報」というすごーくアナログな仕事を15年以上続けてくると
どうしても「自分流」みたいなものが強くなりがちで、
人に任せるのがニガテでした。
求められている成果の200%を目指す…
期待を超える…
特に自分で会社を興してからは、今までより輪をかけて自分に厳しくなっています。
こんな小さな会社の、何者ともしれない私を信じて頼ってくださるのに、
期待を下回るようなことなんて絶対できないですものね。
ただし、それが自分だけに向かっている分には良いのですが、
他人に向かうとロクなことがないことは自分でも重々承知しています。
(たまに夫にだけはそれが向かい、大げんかに発展しますw)
だからこそ、
「一緒に働く仲間のためにも、
何より自分のためにも高すぎる期待をしない」
これは私にとって重要なスタンスであります。
優秀な方に囲まれて気づく「自前主義」の愚かさ
「高すぎる期待をしない」
「6割で上出来」
だなんて偉そうなことを書きましたが、実際そんなこと言えないくらい素晴らしい方に一緒に働いていただけているのが今の実情です!
夏頃から新しいメンバーにJoinしていただき
チームで取り組んでいるのですが
いわゆるプロ集団みたいな感じで、みなさんそれぞれのフィールドで鍛え抜いたスキルを持つ方々。
今まで自前主義の権化のようだった私も、
「任せてうまくいった」
という経験を何度もするうちに、何でもかんでも自分でやることに固執する愚かさに気づいてしまうわけです。
超期待以上のアウトプットを出していただいたり、
自分が思った通りでなくとも、思ってもみなかったアイデアが生まれるなど良いことばかり。
お客様にとっても、質がより高い方が良いに決まっているのですから、みんながHappyなのですよね。
コミュニケーションに求めるものは
私の経営するジェイードのような会社は、受託先にも委託先にもなります。
だからこそ、発注いただいたり発注したりする中で気づくことがあります。
会社のスタンスとしてすごく大事にしているのは
「心からのThank you!」
の気持ちです。
発注いただいたら、まずはお礼を言う
請求書を出す時は必ず丁寧にお礼を言う
こうゆう小さなところで自分の働くスタンスが出るな、と思ったりします。
発注者としては
「仕事をしていただいている」
のか
「仕事を与えてあげている」
のか
受注者としては
「働かせていただいている」
のか
「働いてあげてる」
のか。
発注者でも受注者でも、
やっぱり、前者として振る舞いたいと思うものです。
というよりも、自分自身が
お仕事を発注していただけることや、自社で一緒に働いていただけることが
本当に「ありがたい&有り難い」と思うので、
自然にそうした言葉が自然に出てくるし言わずにはいられません。
以前、戦略コンサルで短期間働いていた際にこんなことがありました。
請求書を送る際に先月お世話になったことに対し丁寧にメールを送ったところ、
当時の上司から
「そんなにへりくだらなくて良い。
こっちはプロとして仕事をしているんだから、当たり前の対価なんだ。
むしろ安いくらいなんだよね。
そんなにお礼だらけのメールを送ると足元見られるからやめて。
毅然としてていいんだよ」
と言われたのです。
そんな考え、悲しすぎる・・・(T_T)
『白い巨塔』の財前教授みたいに髪をオールバックにしていた強面上司でしたが、3度見しました笑
当時、シンガポールから帰国したばかりだった私。
シンガポールでは日本法人からたった1人で駐在し、メンバーもいない、本社の商品開発も進まずお客様開拓もSTOPがかかる中、
超!孤独に奮闘する毎日でした。
だからこそ、こうしてお客様とガッチリ組んで仕事ができる環境や必要としていただける環境に、それだけで毎日感動しながら過ごしていました。
たしかにそのお客様、今でも悪夢で出てくるくらいw要望レベルも高く、
30代でまさかの3夜連続の徹夜という、最高(?)記録まで出したお客様です。
依頼の仕方だってフィードバックだって、笑っちゃうくらいざっくりで
「なんか思ってたのと違うんですよね。なんか、もっとガツンとくる感じかいいんです」
みたいなやりとり(!)
口ベタだけど、人一倍事業への思いが強く、
偉ぶることもなく、いつだって一生懸命だったその担当者さん。
契約金額などを考えても、決して利益率の高い仕事ではありませんでした。
次から次へと新しい要望ばかり、それも超高いレベルを求められる仕事。
体が持たんわ!
と、思うこともしばしばでした。
だけど、私がその仕事で得たものは、
今の仕事でも血となり肉となり生きているのです。
誰だって、得手不得手もあるし、完璧でいつづけることなんてできない。
だからこそ、そうゆうとこをを理解し合ったり、補い合ったりして生きているんだよね。
そしてそれが結局自分のスキルとなっている。
そんなふうに思えるお仕事でした。
(なので、もちろんその上司の命令など全無視してきちんとお礼を伝え続けましたw)
多くの方が小さい頃から「お礼はすごく大切だ」
と言われて育ってきていると思います。
だけど、社会に出るとやはりそこは戦場。
「丁寧なお礼=した手に出ている=足元を見られる=負け」
当時の上司みたいな考えになるシーンに出くわすことも
ゼロではありません。
それはとっても理解できるものの、
やっぱり私自身はそうゆう
勝ち負けとか上下みたいな世界からイチ抜けしていたい。
だからこそ、みずから
JAYID=Thank you!に溢れる会社
にしていきたいな、と思っています!^^
なんか取り止めのない文になってしまいましたが、
最後までお読みいただきありがとうございました!
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