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ロンドンは世界一のダイバーシティの街なのか

20年近く前に住んでいた愛するロンドン。

今年は息子のサマースクールの送り迎えと称して1ヶ月半ほどロンドンに滞在しています。


なんだか20年前よりも更に人種のるつぼ感が増している気がする

以前はもう少し白人とその他大勢、みたいな国だったと思うんです。

入った瞬間に「あ、しまった…ここは白人向けの店か」
と感じるような飲食店がちらほらありました。

街を歩いていても、もう少し東洋人ってちょっと珍しそうにみられたりすることもあったし
興味本位で「ニーハオ!」って声をかけられることなんかもありました。

だけど、20年経った今、そういったことがまったくなくなっているのです。

アジアからの観光客は激減しているので、ロンドンの街で東洋人を見かける回数はむしろ減っているのですが、
「私ってマイノリティなんだなぁ」
と感じることがいっさいありません。

もはや訛りのある英語の方が多いのでは?

言葉の面でもそうです。世界中からいろんな母語を持つ人が集まってきていて、生粋のBritish Englishを聞くよりも他の言葉のアクセントのある英語を聞く機会の方が圧倒的に多くなっているのです。

20年前、とにかく早くBritish Englishを話せるようになりたくて、練習しまくったあの日。

もし今日こんにちイギリスに来ていたら、
「まぁ日本語訛りでもいっか!みんなこんなすごいアクセントでも通じてるんだから!」
となりそうです笑
ズボラだから。


人種、言葉、習慣もそう。見た目も本当にいろんな人がいる


ものすごく太っている人、3度見したくなるくらいスタイルの良い人、肌が白い人、褐色な人、生活に支障があるほど太っている人、痩せている人、信じられないくらい背が高い人、背の低い人、全身にタトゥーの入った人、お化粧をした男性…。

どんな見た目でもみんな自信を持った様子で、堂々と歩いています。
なんかみんなそれなりにHappyそうなのがちょっとイイ感じです。


ロンドンだといわゆる「変なやつ」認定されることってないんじゃないか

くだらない話なんですが、今朝私のハイヒールの裏にレーズンが張り付いて、ベタベタしてたという話をひとつ。

その靴裏のベタベタにどんどんゴミがついてきて嫌だなぁ〜と思って、排水溝の網の上で、一心不乱に靴の裏をこすりつけてレーズンを剥がしてたんです。


それがまたなかなか取れなくて、30秒ぐらいゴシゴシ、ゴシゴシ、排水溝網に擦り付けてたんです
(今日はアポ続きだったので、めちゃくちゃ気合いの入った白いスーツにハイヒール姿で。そして道のど真ん中で)。

日本でそんなことしてたら
「何この人、頭おかしいの?恥ずかしくないの?てか邪魔じゃね?」
みたいな目でジロジロみられると思うんですけど、

笑ってしまうくらいだ〜〜れも気に留めず素通り。

ようやくしつこいレーズンが取れてw歩き出したら、
すぐそばでタバコ吸っていたお兄さんが「取れた?」って親指をイイねボタンみたいにアップしながら聞いてきました。


あぁ… なんか、自由!
そんな小さいことなんですが、こうゆうところに自由を感じてしまった私。

いろんな人が居すぎていちいち「この人変!」とか思っている暇がない…

というかそもそもコレが変!とかいう基準が果てしなくゼロに近い世界って幸せだなぁ、と思ったのです。


アメリカだってダイバーシティでしょ?

それってアメリカとかでもそうなのかしら?と思ったのですが、アメリカにもロンドンにも住んだことのある方2人から、
「さすがのアメリカもロンドンほど何でもアリじゃない」
と同じコメントをもらいました。

私はアメリカに住んだことがないので、知ったふうなことは言えないのですが、その方々曰くアメリカはもっと
「アメリカ人たれ」
というのが強いのだそう。

世界中から人が集まってきているけれど、やっぱりそこには
「アメリカ人ならこうゆうことはしない。それは変だ」
とかそうゆうのが結構あるのだとか。

まぁ、とはいえすごいダイバーシティでしょうけど!




本当に、久しぶりのロンドン。
ますます、どんどん、大好きになっていっています。

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