生き物らしさを作るのに、現実空間か、仮想空間なのかは関係あるのか?
タイトル、長いですね。
要は「生き物らしさ」を人工的に作るのに、
環境とか関係あるのかな?って意味です。
突然ですが、「生き物らしさ」って何でしょう?
生き物自体の定義は、辞書を引くと
「有機体、有機物によって構成され、生活機能を
備えている組織体」
なんて言葉が出てきます。
難しいですよね🤔
噛み砕いて言うと、
生物ならではの材料を使って
私達は構成されて、生きているということです。
じゃあ、そもそも材料が違っていては
「生き物らしさ」なんて生み出せるわけがない
と考えてしまいます。
ところが、もし、「生き物らしさ」を人工物でも
生み出せるとしたらどうでしょう。
それこそ、真の生き物"らしさ"と言えるのでは
ないでしょうか。
らしさを生み出すのに、それが生物であるか
関係ないことを証明する。
そのために何が必要なのか、考えていきましょう。
今回は「空間」に注目していきたいと思います。
◆ 生き物らしさに空間は関係あるか
ロボットでもVRでも感じることがある。
人工物の代表をここで決めたいと思います。
現実世界の人工物の代表はロボット。
仮想世界の人工物の代表はCG。
両者で生き物らしさを感じることができれば、
空間は関係ないことがわかると思います。
・ロボットの場合
可愛さを結集して作られたロボット「LOVOT」
です。
抱きしめると体温を感じることから、
生き物らしさを感じることができます。
人は生命をどのように感じるのか、試行錯誤して
製作されたロボットの「機械生命体 オルタ」
です。
振る舞い方の一つ一つが生きているのかと勘違いしてしまいます。
生き物に知能を感じてしまうのは環境が作用しているのではないかと試作機として作られた、
「ムカデロボット i-CentiPot」です。
地面の障害物を次々と避けていく様子は
生き物らしさ、その物です。
まだまだあるのですが、ロボットから生き物
らしさを感じてしまう仕掛けはまだまだ探究
しがいがあるようです。
現実世界で動いているだけあって、
流石という感じだと思います。
・CGの場合
バーチャル世界も負けてません。
こちらはバーチャル空間でペットとして活躍する
「juno」です。
音が出ないので、生き物らしさを体験するには
不十分なところがありますが、
仕草の一つ一つが生き物という感じを彷彿とさせます。
いきなり脱線したような動画を載せましたが、
途中に出てくるゾンビのような動きをした物、
こちらも何か生命らしさを感じてしまいます。
宮崎駿監督はこのモデルに、何か生命らしさが宿ったと感じたからこそ、ここまで激怒されたのではないでしょうか。
わずか二例でしたが、CGでも生物らしさを
感じてしまう仕掛けがあることを紹介しました。
アニメの動きとは違って、予測不可能な動きや、
生々しい動きをさせることで生物らしさを
感じてしまうのではないかと思いました。
◆ まとめ 生物らしさに空間は関係ない
空間がバーチャルであるか、現実世界であるか、
あなたは生物らしさに関係あると思いましたか?
自分が思うには、空間がどこであるかは
あまり生物らしさに影響があるようには
感じられませんでした。
ただ、生物らしさを出すために、
現実空間と仮想空間では条件が多少異なることは
わかりました。
現実空間の生き物らしさの発生のさせ方は
動きだけではなく触った感触や容姿も重要になってくるのに対して、
仮想空間の生き物らしさの発生のさせ方は
動きに徹底的にこだわる必要がありそうです。
いかがだったでしょうか。
生き物らしさを作るのに、現実空間か、仮想空間なのかは関係あるのか?
それは、
関係ない
けど、
作るための条件が違う
でした。
次は空間ではない捉え方で、
この問題と向き合ってみたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇🏻♂️
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