SOGIE(ソギ・ソジー)に欠けてるアイデンティティのあり方
【SOGIE(ソギ・ソジー)】とは、誰を好きになるか、自分はどの性だと自覚しているか、どの性を表現したいかを表す言葉。これらの言葉は、すべてのジェンダーの人たちに当てはまることとして取り上げられてきました。
一方でSOGIEは、あくまでも多様性の通過点でしかありません。これはジェンダーだけでなくあなた自身のアイデンティティを考える上で最も重要な視点です。
【SOGIE】という要素は重要
SOGIEについてはこちらの記事で、詳しく取り上げました。
SOGIEは『性指向』『性自認』『性表現』をどのように捉えるか、というひとつのキーワードのようなものです。
『SOGIEを考えること』自体は全てのジェンダーに必要なことですが、当てはまるかどうかは当人の考え方によって異なります。
大切なのは『自分である』という認識
自身のジェンダーやアイデンティティを考える際、カテゴライズだけに縛られるのではなく『私は “私” である』というアイデンティティ自体が重要な視点となります。
誰かが定義づけた性別や性別による役割、表現を鵜呑みにしていると、いつのまにか自分自身が定義と同一化されてしまうことがあります。
しかし、あなたはあなたであり、『女性』や『男性』といったラベリングだけで生きている訳ではないのです。
他者と自分は違うという意識
『自分である』という意識と同じくらい大切なのが『他者と自分は違う』という感覚です。
この感覚は、当たり前なのですが本質的には理解されていません。
「女性同士は分かり合える」
「男同士の絆」
といったものが象徴的な言葉でしょう。
『他者と自分は違う』をもう一度よく見直すと、他者が 自分やその周りの大多数と違った意見であっても不思議ではありません。
ひとつの事柄に対する意見だけでも多様性があるように、見た目や恋愛対象、恋愛のタイプも人それぞれですよね。
SOGIEは多様性の通過点でしかない
SOGIEは人それぞれのジェンダー観を考えるきっかけとして、有効なキーワードです。でも、その言葉の定義づけに囚われる必要はありません。
『自分は自分である』『他社は他者である(自分とは違う)』という当たり前の事柄を考える通過点として捉えていけたら素敵ですね。
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