早く40になりたい。

私は31才の日本人女子だ。
今はペルーで暮らしているが、れっきとした日本人だ。


さて、日本は女性に対して必要以上に「若さ重視」の文化である。

これはひとえに男性が若い女性を好むという一点からきてる。


キャリアで成功した男性が10や20も年が離れた若い女性と結婚するのも、女性を「可愛い」や「俺が教える」対象とみなしているからだ。


西欧では、同い年もしくは±3才くらいまでが自然なカップルと認識されている。


別に年の差婚したからおかしいとか変だとかは全く思わないし、私の周りにも年の差婚して幸せそうなカップルは大勢いる。


ただ、

男性たちが、パートナーに求めるものが「可愛い」や「俺が教える」ではなく、「人間味」や「お互いに教え合う」だったら?

そしたら自然と年齢が近いパートナーを選択するのではないか。


確かに、若いうちは女性の方が精神年齢が高い傾向がある。

かくいう私も大学生の頃、6つ年上の社会人と付き合っていた。
それはそれで楽しかった。

でも、いくら近い目線で物事を語り合えたとしても、圧倒的に超えられない壁がそこにはあった。


それは「人生経験」だ。


私も大学生のわりには、いろんなことに挑戦したし、人より多くの経験を積んだとは自負しているが、社会人になりアラサーを迎えると「あぁ、彼が当時、言っていたのはこういうことだったのか」というような局面に何度か出くわした。


ただ、当時はわからなかった。  ふーん、という感じ。


私が彼だったら、若くて元気一杯の女性より、自身の知見についても落ち着いて語り合える相手をより好むだろう。

※ちなみに彼とのお付き合いは4年ほど続いたが、私が社会人になって1年目に呆気なく破局した。


若い女性と付き合うことが「自慢」になるなんてなんとも恥ずかしい国だ。

自分と同等もしくは自分以上の知性や人間力を持った女性をゲットすることの方がよっぽど難しいし、光栄なことなのに。


さて、この「若さ重視」文化は、ビジネスの場面でも日本ではまだまだ蔓延っている。

若い女性というだけで飲みの席では、お酌や料理を分けたりさせられる。というか、しないといけない社会的プレッシャーがとてつもなくある(だっておじさんたち何もしないし)

また、本来は知性が必要とされる女子アナでさえ「30まで」と言われてしまう国である。最近は随分と平均年齢が上がった印象はあるが。


何より、「若い女性」というだけで「きゃんきゃん」言っている印象になってしまう。真剣に受け止めてもらえない。

もちろん上司や同僚と信頼関係を築き、「なかなかやるな」と一目置かれたら自分の提案も真剣に受け止めてもらえるが、初対面で「若い女性」という第一印象を拭うのはそう簡単にはいかない。


私も悔しい思いをしてきた。

これは、おじさんたちに限らず職場のおばさんたちにも言える。

「若い」というだけでいきなしお節介三昧に引きづりこまれたり、変な嫉妬をされたり…

その度に、

「今に見てろよ、このおじさん・おばさんめが!」

と、自分を奮い立たせてきた。


そして私は、早く30になりたかった。


31になった私は、自分の発言力や影響力の厚みが増したと確かに感じている。

でも、今思うのは、


早く40になりたい。


それは、40代になればさらに自分の発言に対する説得力が増すからだ。

そしてその時には、きっと「早く50になりたい」と思い、10年後には「60に」。

もちろん無防備で爆発力を秘めた「若さ」が眩しくないと言ったら嘘になる。

でも、私は前を向いて生きていきたい。

年をとるのを楽しんで生きていきたい。


もちろん生き急ぎたいわけじゃない。

現在の30代は30代で、精一杯楽しみたい。

まだまだ旅行にも行きたいし、キャリアもやっと自分が目指している地点に近づいてきている。家庭だってそのうち築くだろう。


これからが楽しいところ。

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