励ましてほしい夫と課題整理する妻

夫はいつも22時頃に仕事を終えると「今から帰るよ」と電話をかけてくれます。先日は、電話口でやたらと落ち込んでいてワケを聞くと「今日は全然いい練習ができなかった･･」とのこと。

私の夫は、プロサッカーコーチをしています。小学校高学年、中学生の子たちに日々サッカー指導をしていて、その日は珍しくだいぶ落ち込んでいました。電話口で「なんでもいいから励まして･･」と言われたので、私なりに考えて夫を励ましてみた話です。
※職場から1時間ほど車でかかるので、以下電話しながら会話してます。

その日の会話（私は一生懸命夫を励ましています）

私：そっか･･お疲れ様。･･いい練習が出来なかったんだね。
夫：うん

私：･･どこがいい練習じゃないと思ったの？
夫：･･うーん、あれと、これがこうでこうで、そこがよくなかった。

私：そっか･･なるほどね。本当はどういう練習がしたかったの？
夫：いや、こことここがこうだったら、もっとこうだったと思うんだよね。

私：なるほど、じゃあどこが足りてなかったんだろ？
夫：たぶんここがよくなかったんだけど、でも俺もその時の気分がこうでこうで、こうなっちゃってて、それも悪かったなぁと思う。

私：気持ちがそうなっちゃっていたのは、何か原因があるの？
夫：･･いやー･･なんか選手のこういうあれがこうで、その時こう思っちゃったんだよね･･で、もっとこうなってほしいと思って言い方がこうなっちゃった･･よくなかったよなぁ･･

私：でもこうなってほしいっていう思いからだったんだよね？
夫：うん

私：もし選手がこうでこうでこうだったら、そうは思わなかった？
夫：うーん、まあそうかもしれない

私：じゃあ、あーでこーで、自分の気持ちがあーでこーで、そしたら今日の練習はもっと違う形になったかもって思うってこと？
夫：う･･ん、そうかも･･

私：そうか、じゃあさ

夫：･･あの･･さ･･俺が求めてたのとなんか違うんだけど･･笑

私：･･えっ･･？！ちょっと違った？？
夫：ぜんぜん違う･･。。

私：えー、でも課題がぼんやりしたまんまだと落ち込むだけだから、どこが一番ネックなのかはっきりしたほうがスッキリするかなと思ったんだけど
夫：いや･･まぁ･･それはありがたいんだけど。でも今は、なんか･･ほら、全然関係ない話とかで気分転換したかった。

私：あぁ･･なるほど（笑）励ますって難しいね。。ま、とりあえず気をつけて帰っておいでよ。

というやりとりがありました。

傾聴も出来ていないし、共感も出来ていない。
求められてもいない一方的な課題整理をしていた私でした。まさに、女性がよく男性に対して言う「解決じゃなくて共感してほしい」ですね。

女性は割と共感型と言われますが、私はどうも違うようで、はたして次回はうまく励ませるのでしょうか。あまり自身はないので、日々の面白い出来事でもストックしておこうと思います。