Saki.H

日本の古典芸能の研究をしている大学院生。 自身の活動を少しずつ紹介していきます。 京…

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日本の古典芸能の研究をしている大学院生。 自身の活動を少しずつ紹介していきます。 京舞井上流と柳川三味線を習いつつ、大学院生として日々を過ごしています。 古典芸能との架け橋になれることを目指して、日々勉強中。

最近の記事

朝日カルチャーセンターさんにて

2024年4月13日 「都をどり 京都祇園の華と粋」 と題しまして特別講座を開講させて頂きます。 一日限りの講座ですが、ご受講頂いた皆様が 都をどりへ行ってみようかな?と思って頂けるような講座になればと、 ただいま準備中です。 オンライン受講と中之島教室での対面受講とお選び頂けます。 オンラインの方は、見逃し配信もあるとのことで緊張しております。 社会人のための講座を日々繰り広げられている、朝日カルチャーセンターとしては、お師匠さんや女将さん方の貴重なお話のほうが適して

    • はじめて松竹大谷図書館へ

      学生です。 そう自己紹介すると、 (この歳になってまで)大学で何をしているんですか? と尋ねられることが多いです。 たしかに、振り返ってみると 私も大学に入学するまで 受験勉強をしているけれど、ところで大学って何をするところなのだろう・・・ と当時は思っていました。 大学の学部には、高校の延長な気持ちで入学し、 卒業論文をかく頃には、論文とはなんでしょうか・・・ 論文を書くことが研究なんですか?本当??? 研究って、理系の人たちみたいに実験する意外にもあるんだ!!! と、

      • 祈りの芸能としての能楽

        人々の営みのなかには、喜びもあり悲しみもあります。 2024年のはじまりは、とても辛い震災の一報から始まりました。 被災された方、亡くなられた方のこと、日々報道される状況に心を痛めております。 能楽という芸能では、目に見えぬ何かを、舞台上でキャラクター化して表現します。 たとえば、神、時には霊魂、鬼、精、これを能楽師が演じることで表現します。 能楽が創作された時代のことを想像しますと、電気もガスも水道もない時代、目に見えぬ何モノかのせいにしないと踏ん切りがつかない、やるせ

        • ワンコイン文楽のすすめ 〜ワンコインで文楽を〜

          ワンコイン文楽 その名の通り、国立文楽劇場にてワンコインで文楽が見れます。 2023年度は 11月錦秋文楽公演 と 1月初春公演 がワンコインで観劇できます。 対象は 近畿在住・在勤・在学の 15歳~35歳 の方または、 近畿圏にある大学や専門学校に通っている 学生 ワンコインで観劇するだけでなく、観劇前にはレクチャーもあります。 レクチャーは、日替わりでその日の出演者が担当しています。 三味線のレクチャーか、人形のレクチャーか、太夫のレクチャーか (バックステージツアー

        朝日カルチャーセンターさんにて

          櫛まつり体験記

          2023年9月25日に開催された櫛まつりに参加してまいりました。 今回は、記録として 当日の流れを紹介します。 事前に告知されていたのは、ご案内に記載されていた 櫛供養式典・・・午後 1 時 時代風俗行列・・午後2時15分 この情報のみで、初参加者としては どうなることやら?と戸惑い半分でした。 結髪櫛まつりの大本命である結髪 浴衣に羽織をひっかけて、朝7時半に美容室へ伺いました。 私のお役目は、先笄(さっこう)と呼ばれる髪型でした。 江戸時代の既婚女性の髪型ですが、現在

          有料
          500

          櫛まつり体験記

          日本舞踊キャラバン公演

          2023年8月よりスタートした日本舞踊キャラバン公演 全11箇所で2024年1月まで行われる。 すでに以下の3公演が終了している。 山形公演(8月20日) 鹿児島公演( 9月13日) 徳島公演(9月20日) 次回は11月5日富山公演がひかえている。 続いて同月23日には高知公演 3日後の26日北海道公演 12月に入って 京都公演(3日) 宮城公演(15日) 沖縄公演(24日) 年明けの1月に 山梨公演(13日) そして最後を飾る大阪公演(28日)が行われる。 本公演

          日本舞踊キャラバン公演

          さよなら国立劇場 〜 57年の歴史に幕 別れを惜しむ 天地会〜

          日本国内には ” 国立 ” の名を冠する劇場が 6箇所あります。 国立劇場(東京・半蔵門) 国立演芸場(東京・半蔵門) 国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷) 国立文楽劇場(大阪・日本橋) 新国立劇場(東京・初台) 国立劇場おきなわ(沖縄・浦添市) 2023年10月末にて閉場するのは、東京・半蔵門の国立劇場と国立演芸場です。 国立劇場には大劇場と小劇場があります。 大劇場では主に歌舞伎。小劇場では人形浄瑠璃 文楽 が定期的に上演されていました。 日本舞踊をはじめ、箏や三味

          さよなら国立劇場 〜 57年の歴史に幕 別れを惜しむ 天地会〜

          櫛まつり 〜各時代の日本髪を一挙にみる〜

          櫛まつり をご存知でしょうか? 毎年9月 第4月曜日 に京都で催されているおまつりです。 地毛で結い上げた、時代ごとに異なる日本髪の女性たちが神事の後、行列をなして、練り歩きます。 第一回は 昭和36年(1961)京都の文化研究に必ず出てくる吉川観方が携わり開催されました。 会場は 近年全国からの参拝者が絶えない 安井金比羅宮 縁結びの神社でもあるのですが、縁切り神社として大変有名です。 安井金比羅宮には、久志塚 があります。 コロナ期間中、時代風俗行列が中止しており、

          櫛まつり 〜各時代の日本髪を一挙にみる〜

          中秋の名月 観月会 ~月夜の智積院で魅せる伝統芸能~

          中秋の名月 陰暦八月十五日の夜 一年でもっとも美しいお月さま 京都では、中秋の名月に夜間拝観やイベントを行う寺社仏閣が多数あります。 京都・東山七条 に所在する真言宗智山派 総本山 智積院では 観月会 という催しが本年は、9月29日(金)に行われます。 《開門》17:00 《閉門》21:00 【特別企画】 名勝庭園 特別ライトアップ 宸殿「堂本印象画伯襖絵」特別公開 宝物館「国宝長谷川等伯障壁画」夜間公開 「観月会限定」特別御朱印の頒布 【第一部】18:00 声明公

          中秋の名月 観月会 ~月夜の智積院で魅せる伝統芸能~

          〜フランス・パリ 能楽公演〜 「日経能楽鑑賞会パリ公演」 クラウドファンディング

          概要Salle des concerts - Cité de la musique に能舞台を設け、現代最高峰の能楽師が集う 5日間 6公演 フランス・パリにて2023年9月能楽公演が開催されます。 本公演に先立ち、クラウドファンディングがスタートしました。 公演日程 ・ 番組 クラウドファンディング返礼品 〈公演配信セット〉  パリ公演4プログラムより好きな1プログラム配信+日経本紙朝刊紙面へのお名前掲載  パリ公演4プログラムより好きな2プログラム配信+日経本紙

          〜フランス・パリ 能楽公演〜 「日経能楽鑑賞会パリ公演」 クラウドファンディング

          はじめてのインタビューは全国紙

          コロナ禍があけ、久々に学会が対面で開催された。 同年代の新規性を帯びた堅実な研究発表が続き、私も研究を頑張らねば。。。と勝手に発破をかけられた。 その後、久々にお目にかかる先生方との懇親会で、発表者をはじめ沢山の方と自身の研究について尋ねられたり、お尋ねしたり。 " 対面にしかないモノ " を感じつつ懇親会を終えた。 後日、この懇親会が発端でインタビューが決定した。 SNSをしている身で言うのもおかしな話だが、人前に出ること、自身の情報を他者に知られていることに、大きな抵

          はじめてのインタビューは全国紙