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はじめて松竹大谷図書館へ

学生です。
そう自己紹介すると、
(この歳になってまで)大学で何をしているんですか?
と尋ねられることが多いです。

たしかに、振り返ってみると
私も大学に入学するまで
受験勉強をしているけれど、ところで大学って何をするところなのだろう・・・
と当時は思っていました。

大学の学部には、高校の延長な気持ちで入学し、
卒業論文をかく頃には、論文とはなんでしょうか・・・
論文を書くことが研究なんですか?本当???
研究って、理系の人たちみたいに実験する意外にもあるんだ!!!
と、先生や大学の事務の方には幼子を見つめるが如く暖かく育てて頂きました。

さて、冒頭の問いへは、
研究をしています!
いろんな資料も見て、調べてまとめています。
と最近はお答えしています。
それでも分かりにくいですよね。

過日、春休みに突入した大学院生は、松竹大谷図書館へ伺いました。

公益財団法人松竹大谷図書館は、松竹株式会社の創業者の一人・故大谷竹次郎(1877~1969)が昭和30年(1955)に文化勲章を受章したのを記念して、昭和31年(1956)に設立した、演劇と映画の専門図書館です。

長年にわたり演劇・映画事業にたずさわってきた松竹株式会社が、収集・所蔵してきた資料を広く一般に公開し、研究者や愛好家の利用に供して、芸術文化の振興と、社会文化の向上発展に寄与することを目的として設立されました。

松竹大谷図書館HPより https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/

松竹大谷図書館は、歌舞伎座のすぐ近く銀座松竹スクエア3階にあります。
こんなきれいなビルに本当に図書館あるのかしらと怯えつつ入館しました。

銀座松竹スクエア 入り口

松竹大谷図書館は、すべて閉架(すぐに見られない)なので事前に電話予約が必要です。
前日にお電話して、拝見したい資料についてお願いしました。

エレベーター前の看板

松竹大谷図書館へたどり着けるエレベーターはコメダ珈琲の近くでした。
3階まで上がるとすぐに松竹大谷図書館の看板が!
迷わず到着できたことに喜びつつ、マスクと手指消毒をしていざ入室。

入るとすぐにロッカーがあり、事前にお電話で聞いていた
100円ロッカーに荷物をすべて預けて
筆記用具(ペンケースとミニノート)をもってカウンターへ!
名前を伝え、必要事項を記入し、用意してくださった資料とご対面。
座席数が少ないため、今日はこちらでどうぞと座席も指定くださいました。

調査で伺うことを電話でお伝えしていたので、たくさんの資料を用意頂きました。
ということで、当初は1日で終わるかなと思っていましたが、2日に分けて資料を拝見しました。
筆記用具以外は持ち込み不可なので、ひたすらにノートにメモを書き込みました。
数冊ずつ拝見して、返して、拝見して返しての繰り返しで、
あぁ、これだけの資料を書庫から出して頂くの大変お手間だっただろうな
ありがたや、ありがたやの二日間でした。

複写も資料によっては難しいため、できるメモはひたすらにと決めておりましたが、1点だけどうしてもコレは複写(コピー)をしたい!という資料にお目にかかり、確認して頂いて複写が叶いました。
複写代ピッタリだったので、ロッカーから返却された100円を達成感に満ちながら連日ありがとうございました!!!という気持ちでお預けしました。
ロッカーから返却される百円玉にこんなに喜べる日が来るとは、という貴重な体験をすることが出来ました。

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