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海外バイリンガルエンジニア採用【5段階レベルと意思決定】
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バイリンガルエンジニアの重要性
バイリンガルエンジニアは、日本語と英語のスキルに加えてITスキルを保有した人材のことです。
日本企業に必要とされている人材の1つで、海外の人材を活用したい企業にとって重要性が高いポジションと言えるものです。
一般的なオフショア開発会社でも、バイリンガルエンジニアを採用していることが多くなりました。現在では「一般的なやり方」と言えるかもしれません。
企業の立場から見れば「バイリンガルは海外人材を採用する」ことで、コスト軽減することができます。そのため、日本人ではなく海外の人を探すわけですが、難しいのが現状です。
海外人材でバイリンガルエンジニア採用が難しい理由
海外人材を探すには、まず「英語が話せる人」が必要なのは言うまでもありません。しかし、日本企業の中には英語を話せる人材は多いわけではありません。
仮に英語が話せたとして、さらにITの知識を保有している人材は貴重です。
つまり海外と日本の架け橋になれる人材のことをバイリンガルエンジニアと呼んでいます。
それでも言語だけの問題なら企業努力で乗り越えられることは多いです。しかし「ITスキルを保有したうえで英語を述べられる人」「ITの専門用語を英語で話せる人材」でなければなりません。
これがバイリンガルエンジニア採用が難しい理由と言われています。
バイリンガルエンジニアのスキルレベル
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バイリンガルエンジニアは、5段階のスキルがあります。弊社独自の定義になりますが、以下の5段階です。
翻訳だけできる人材
テクニカルサポートができる人材
コード記入ができる人材
プログラム・コードが書け「設計作業」が可能な人材
プロジェクトマネージャー
上記の人材は、全て「日本語・英語」が話せることが前提です。
それぞれ解説していきます。
翻訳だけできる人材
ITスキルがない人材ですが、日本語と英語の翻訳ができる人材です。
エンジニアとしてのスキルがないため、バイリンガルエンジニアとは呼べないかもしれません。通訳・翻訳だけを目的に採用する企業もあるでしょう。
テクニカルサポートができる人材
日本語と英語ができ「テクニカルサポート」を日々の業務で行っている人材です。
テクニカルサポートは顧客満足度を向上させるために必要な業務で、言語の問題をクリアしているだけではできません。
パソコン設定ができ、言語の問題をクリアしている人材のことを言います。
コード記入ができる人材
日本語と英語ができて「実際のコードを書く仕事」をしている人材です。
コードを書く作業をしたことがある人は多いでしょうが、「仕事としてコードを書く」という能力になります。
個人の趣味程度のコードではないため、より専門的な言語力も必要になります。日本ではプログラマーの職種でありながら、言語能力がある人材のことを言います。
プログラム・コードが書け「設計作業」が可能な人材
言語の問題がないことが前提で、プログラム・コードが書けて「設計作業」が可能な人材が求められています。
日本ではシステムエンジニアと呼ぶことが多いかもしれません。システムエンジニアの職種にいる人材が、言語能力を保有している場合にバイリンガルエンジニアと呼んでいます。
プロジェクトマネージャー
日本では「顧客とミーティングできる人材」のことを指しています。もちろん専門的な知識を保有しつつ、日本語と英語が話せる人材です。
プロジェクトを進める上で重要な意思決定を行うこともあり、顧客とのミーティング時に英語で決断できる能力を保有したエンジニアです。
日本に在住しながらプロジェクトマネージャーのレベルに達するには、最低でも5年以上の勤務実績が必要でしょう。
英語能力を保有しながらエンジニアとしても5年以上の実績を持つ人材は少なく、実際にこのレベルに到達するのは厳しいとすら考えています。
どのレベルのバイリンガルエンジニアを採用すればいい?
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最低でもプログラマー以上の人材を採用するべきです。上記の5段階では、3段階以上の人材のことを指します。
さらに「日本から採用する」という観点を加える必要があります。日本から物価の低い国の人材を採用するのは、給料が出せなければいけないという観点です。
例えば日本で30万円の給料をもらっているエンジニアが、物価の低い国へ行った場合を想定してみます。
日本では30万円は一般的な給与額と言えますが、仮に海外の物価が日本の半分だとすると60万円ぶんの給料が必要になるということです。
現地の物価により給与額は異なり、日本で採用している人材を派遣するのは企業経営として頭を悩ませる原因につながるでしょう。
そのためバイリンガルエンジニアは海外の人を採用するのが得策といえます。
ただし海外の人を採用する場合にも課題はあります。
海外バイリンガルエンジニアを採用するときの課題
給与額の面から「海外バイリンガルエンジニアを採用しよう!」と考えるのは一般的です。しかし、スキルの低い人材を雇うとコストが増える可能性が出てきます。
スキルの低い人材は教育しなければいけないからです。例えば英語しか話せないシステムエンジニアを採用した場合、日本語教育が必要です。
通訳しかできない場合、エンジニアとしての教育が必要でしょう。
そのため教育を検討するのではなく、そもそも最初から高い給料を支払い、優秀な人材を獲得する方がコストメリットがあると言えます。
バイリンガルエンジニア採用には決断が必要!
前述の課題を克服するには「自社で方針を決めて採用活動」しなければいけません。方針をまとめると、以下の2つです。
給与を安くし、教育を採用後に行う
優秀な人材を採用し、教育コストを削減する
ただし、この2つの方針は短絡的な目線での決断と言えるでしょう。
実は優秀なエンジニアは以下のものを求めているからです。
より良い教育環境
新しい経験
給与額は当然のことですが、エンジニアとして働いている人は環境や経験を重視する傾向があります。
そのため、企業側が給与額をアップさせたとしても環境や経験が備わっていない場合は断られてしまうのです。
つまり企業が選択すべき方向性は「しっかり給与を支払い、教育費用も出す」ことになります。
もちろん予算次第と言うしかありませんが、より良いエンジニアの離職率を下げる方法の1つです。
とはいえ現実的に予算問題があるため、前述の3段階以上のエンジニアを採用することを考えるでしょう。
前述の2つの選択肢のうち、どちらを重視するかを選択してすすめるようにしてみてください。
まとめ
バイリンガルエンジニアを採用するのは、海外人材を扱う必須条件です。
バイリンガルエンジニアは5段階のレベルにわかれています。
翻訳だけできる人材
テクニカルサポートができる人材
コード記入ができる人材
プログラム・コードが書け「設計作業」が可能な人材
プロジェクトマネージャー
3段階以上のエンジニアを採用することにしつつ、企業は2つの選択を迫られます。
給与を安くし、教育を採用後に行う
優秀な人材を採用し、教育コストを削減する
理想では「しっかり給与を支払い、教育費用も出す」のが良いと理解しつつ、選択肢のうちどちらを優先するかを選択して採用を進めるようにしましょう。
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