尿酸値が高い?痛風以外にもある意味が隠されていることを多くの人は知らない

尿酸値が高いと、尿酸を下げなければならない
と思っている方が多いと思う。

なぜなら、痛風を発症するリスクがあるから。
特に痛風が起こった人は、尿酸値に非常に敏感だから。

痛風が起こったことがない人は、尿酸値が高くてもあまり気にしないで生活している人がほとんど。僕もお酒を飲まないので無関係。

でも、何も対処しないままだと、ある日突然、痛風を発症する。
痛風は関節炎のように突然現れ、痛みや腫れ、炎症を引き起こす。

典型的な症状は、足の親指の付け根の部分が真っ赤に腫れて痛むこと。これは歩行時にも影響を与え、痛みが激しくなる。(歩き方を見るだけでもわかる)

痛風は通常、夜中に発作が起こり、症状が治るまでに1週間から10日ほど続く。そのため、病院への受診が必要で、基本的に痛風を発症する人は、尿酸代謝に関する問題がある。

尿酸は体内の1/3が食事から摂取され、残りは体内で作られるプリン体の摂取量が多く、体内で処理しきれなくなると、尿酸が血液中に蓄積する

この尿酸が関節や組織に結晶として堆積し、炎症を引き起こすことで、痛風の症状が現れる。

プリン体とは、細胞内のDNAやRNAなどの核酸の成分であり、尿酸の主な原料。プリン体は特に内臓肉や赤身肉、魚介類、ビールなどに多く含まれている。ビールは液体なので、吸収も他のものよりも早いことから尿酸処理の負担が大きくなる

一方、野菜や果物、乳製品、豆類、きのこなどにはプリン体があまり含まれていません。したがって、プリン体を多く含む食品を摂取すると尿酸値が上がります。尿酸値を下げるためには、プリン体を減らすことが重要である。

また、ビールなどのアルコールを控えることも重要である。
ビールにはプリン体が多く含まれているというイメージがあるかもしれないが、そもそもアルコールを飲むことで尿酸値を上昇させるので、尿酸値が高い人がアルコールを飲むということは、いつ痛風を発症してもおかしくないということ。

なので、プリン体の少ないビールも痛風の発症リスクがある。

また、尿酸は体内で抗酸化物質としても機能する。
体内のフリーラジカルなどの有害物質に対抗するために増加し、体のサビを防ぐ役割を果たす。

そのため、尿酸値が高いということは、体内の酸化ストレスが高まっていることを意味している。

尿酸値が上昇すると、体内の抗酸化能力が向上し、体がよりサビにくい状態になる。

そのため、尿酸=健康被害を及ぼすものという認識で、尿酸値を下げる薬を使ったり、プリン体が含まれている食品を減らすと、

抗酸化物質として機能しているものを強制的に減らすことに繋がってしまうのです。(根本的な対処法にはならない)そうなると、身体がどんどん錆びてしまう。

実際、尿酸値が上昇する初期段階では、体が酸化ストレスから身を守るために上昇している場合もある。尿酸値が高い人は、根本的な対処をする場合、身体の錆を取り除く必要がある

そのためには、

・健康的な食事
・定期的な運動

・良質な睡眠

これらを心がけることによって体の錆を解消することができる。

特に、7時間以上の良質な睡眠は体のサビ対策にとても重要である。

尿酸値が高いと心臓血管疾患のリスクが増加することがわかっているため、早めの対処が必要である。

健康診断で尿酸値が高いと指摘された場合は、放置せずに体のサビを解消するための対策に取り組もう。

みなさんの症状改善や体質改善に少しでも役立ち、食生活改善に生かせれば幸いです。