こいのぼりの色のヒミツ
◇「こいの色」のヒミツ◇
一般的なこいのぼりは、黒色、赤色、青色の3色で構成されています。
こいのぼりの色は中国の五行説(全てのものは木・火・土・金・水の5つの要素からなり、
それぞれが互いに影響を与え合い、循環するという説)が由来となっています。
◆黒=真鯉(まごい)「お父さん」
黒色は冬や命を支える水を表す色。大黒柱である父親。
◆赤=緋鯉(ひごい)「お母さん」
赤色は生命を育む夏や知恵のシンボルである火を表す色。生命を担う母親。
◆青=子鯉(こごい)「子ども」
青色は春や木を表す色。成長していく子供。
こいのぼりの起源は江戸時代なのですが、その頃は黒の真鯉だけだったそうで、
江戸時代の浮世絵には黒の真鯛しか描かれていません。
明治時代に緋鯉が加わり、昭和になると青や緑の子鯉を加えるようになりました。
◇こいのぼりを飾る順番◇
基本のこいのぼりの飾り順は、1番上に一家の大黒柱である黒色の真鯉。
その下に、母親である赤色の緋鯉。一番下に、成長を願う青色の子鯉の順で飾ります。
4番目(2人目の子供)以降に関しては色に決まりはありません。
子供が増えるに従い、「緑」「紫」「ピンク」などの鯉を足していく家庭も多いようです。
こう考えると、こいのぼりはその家庭の幸せな家族そのものを表していることがわかりますね。
◇どうしてこいのぼりを飾るの?◇
「鯉」というお魚は、強くて流れが速くて強い川でも元気に泳ぎ、滝をものぼってしまう魚。
そんなたくましい鯉のように、子どもたちが元気に大きくなることをお願いする意味が込められています。
こいのぼりの一番上の五色で筒状のヒラヒラしているものを「吹き流し」といいます。
これも中国の五行説の思想に基づいて、「青=木」「赤=火」「黄=土」「白=金」「黒=水」を表し、
魔除けとして子どもの無事な成長を願って悪いものを追い払う意味が込められています。
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