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海外出国回数66回の社長に聞いた「旅をする理由」


いよいよ夏休み!夏休みといえば旅行!ということで今回は、海外への出国回数66回という、日本ベネックスの旅行王・小林社長に「旅」をテーマにお話を伺いました。なぜ旅をするのか?旅の醍醐味とは?まずはこんなお話から。

(取材・編集:社長室)


1.アメリカはデカい

世界を旅した小林社長

――:
これまでに海外へ出国した回数が66回、訪れた国は28ヵ国だという噂を聞きつけまして‥。

小林:
よく知ってるね。

――:
初めて海外へ行ったのはいつですか?

小林:
中学2年のときに、オーストラリアへ行った。2週間くらいのホームステイね。

――:
そこから定期的に海外へ?

小林:
いや、その後は20歳のときかな。大学内で「ベルリン工科大学と交流」という企画があって、それに応募してドイツに行った。交流という名の遊びだよ(笑)。この後から、出国回数が一気に増えていく感じ。

小林社長(真ん中の列 左から三番目)今とあまり変わらない!


――:
ドイツはどうでしたか?

小林:
ソーセージが美味しかったなぁ。ミュンヘンでオクトーバーフェストをやっていて、そこで初めて本場のビールも飲んだ。普段とはまったく違う文化に触れてすごく楽しかった。

ミュンヘンのオクトーバーフェスト。人の数がすごい‥。


小林:

そういえば「世界三大がっかりスポット」を制覇したことがあって。

――:
世界三大がっかりスポット‥?

小林:
「シンガポールのマーライオン」「ベルギーの小便小僧」「デンマークの人魚姫」のことね。

シンガポールのマーライオン
ベルギーの小便小僧
デンマークの人魚姫



「世界三大がっかりスポット」を制覇するためだけにデンマークへ行ったことがあるんだけど、人魚姫があるべきところに無くて‥‥。

よーく見ると‥‥、

「人魚姫は波に流されました」という張り紙が貼られていた(笑)。デンマークへがっかりしに行ったけど、予想以上にがっかりしたよ(笑)。

流された人魚姫の跡を眺める小林社長。がっかりして「肩を落とす」とはこういうことである。


――:

人生に大きなインパクトを与えた国はありますか?

小林:
うーん‥アメリカ、ニューヨークかな。

ニューヨークといえば自由の女神

――:
どうインパクトを受けたんですか?

小林:
「アメリカでけぇ~!」って。

ドイツの「ソーセージが美味しかった」に続き、アメリカは「でけぇ~」と何ともベタな感想を漏らす小林社長


――:

国土の大きさですか(笑)。
「インドへ行くと価値観が変わる」と言われていますが、インドへ行ったことは?

小林:
あるよ。タージマハルは、めっちゃよかった。普通の道端は、人・牛・人・牛・牛・牛で強烈だったけど。

タージマハル
インドの感想は「道端は人・牛・人・牛・牛・牛」



2.自分の常識=世界の常識ではない

エジンバラ(英国)にて

――:
そもそも旅にハマった理由は何でしょうか?

小林:
何だろう‥。そこに日本以外の国があったから(笑)。

まじめに言うと「何でも自分の目で見てみたい」というか。テレビや映像でしか見たことがないものを実際に見たい。

行く国々で、文化や人、サービスの違いを見ることがおもしろいよね。「自分の常識が、世界の常識ではない」というのに気づかされるよ。

――:
なるほど。

モナリザと小林社長

小林:
前職時代、オーストラリアで3ヶ月ほど働いたことがあって、現地の人が朝オフィスで、リンゴをパクっと丸かじりするのを見たときは「あー!本当にこんな人いるんだ!」って感動した(笑)。

――:
映画でしか見たことないです(笑)。

小林:
それと現地でアイスコーヒーを頼んだら、山盛りのクリームが乗った別の飲み物が出てきた。向こうではクリームが乗った飲み物を「アイスコーヒー」と言うんだって。

オーストラリアでブラックのアイスコーヒーを注文する際は「アイスドロングブラック」と言わなければならないとのこと


これもあるあるだけど、中国でお茶を頼むと、甘いお茶が出てくる。中国では一般的に緑茶に砂糖が入ってるから。

こういうことも行かないとわからないでしょ?

――:
今はじめて知りました。

小林:
日本に来たことがない外国人が「日本人は今も武士の格好をしている」って本当に思っているかもしれないし、それと同じくらいのことを我々も外国に対して思っているはずで、実際に行って見ることで違いに気づける。

いまはスマホのおかげで、なんでも知った気になりがちだけど、自分の目で確かめることは大事だと思う。

――:
たしかに。



3.まだ日本にはチャンスがある

小林:
話変わるけど「日本はアジアのリーダー」だと未だに思ってない?

――:
思っています。違うんですか?

小林:
ビジネスの面では、今でもアジア諸国から一定の尊敬はあるけど、お金にプレミアムはない

例えば、日本製のものはいいけど「中国製と同じ値段だったら日本製を選びます」という感覚。「Made in Japan」だから高く売れるかというと、そうじゃない。この現実はアジアを巡っていてよくわかった。

――:
日本の付加価値だった部分がなくなっているんですか?

小林:
「機能は一緒なのに、価格だけ高い」と見られてる。とはいえ、外にでると日本の良さを再認識することもいっぱいあって。東南アジアを回っていろんなチャンスを探したけど、再生可能エネルギーのマーケットはどう考えても日本がベスト。

タイにて

――:
なぜですか?

小林:
簡単に言うと収益性とポテンシャル。競争という面で、日本のローカルにある日本ベネックスが国内で事業をするのと、例えばタイへ行ってベネックスの事業をすることを比べると、はるかに日本にチャンスがある。いま国内でどんどん投資をしているのは、日本にはまだチャンスがあるから。

もちろんずっと日本だけを見ているとシュリンクしていくから、外は見ておかないといけない。だからといって外だけを見て、突っ込んでいくのは危険。

――:
そこは事業のフェーズでも変わりそうですね。

小林:
もちろん。



4.旅は若いうちに

――:
旅を重ねることで、培われた力ってありますか?

小林:
うーん‥。何が起きてもあんまりビビらなくなったかな。「何とかなるさ」と思うようになれた。言葉は通じなくても、相手が何を考えているのかを読み取る力はついたと思う。

――:
ちなみに英語は話せるんですか?

小林:
日常会話程度なら。現地でレストラン行って一応英語で注文するけど、意図しないものが出てくることもある(笑)。今はスマホがあるから、何とでもなるよ。

――:
そうですね。

小林:
学生時代、当然スマホはないからどこか行くときは常に「地球の歩き方」を持参してた。行きたいところを事前に調べておいていざ行ってみると「もう無いじゃん!」ってことはよくあったけど(笑)。

――:
採用面接で学生からよく「残りの学生生活でやっておくべきことは?」と聞かれた際に、小林さんは「海外旅行」と言っているそうですが、それはなぜですか?

小林:
海外に行くといろんなところでカルチャーショックを受けるから、若いうちに受けてほしいなと思って。いろいろものを自分の目で確かめて、感じとり、視野を広げてほしい。

カンボジアにて

――:
若いうちは感度も高いですからね。

小林:
そうそう。海外へ行くのも意外と体力を使うから、若いうちがいいよ。

――:
小林さんは今年のGWにシンガポールへ行かれましたが、次の旅の予定は決まっていますか?

小林:
ハワイかな。コロナで一回キャンセルしちゃったから、リベンジということで。まだ子どもが小さいし、あんまりアグレッシブな旅は行けないからさ。

――:
お子さんが大きくなったら一緒に行ってみたいのは‥

小林:
マチュピチュ、エジプト、ギリシャその辺かな。2027年はスペインに行きたいと思ってる。

――:
何かあるんですか?

小林:
サグラダファミリアが完成すると言われているから。今まで10年おきに途中経過を見てきたから、ぜひ完成は見たいよね。

2027年に完成するといわれているサグラダファミリア


――:
一生完成しないと思っていました。

小林:
3Dプリンターの技術が高くなったのと、資金を世界中から集められるようなったからそれで急激に進んでるみたい。でもおもしろいよね、新たに建設しながら修復作業もしてるんだから(笑)。



おわりに


スマホで検索すれば、その場で何でも見ることができる現代。この瞬間に画面で見ることができるものを、わざわざ現地に行き、自分の目で確かめる。そんな旅が必ずしも人生の役に立つのかはわかりません。ただ画面を見るだけでは決してわからない、旅先の空気、香り、味など五感を使い体験をすることに、どれだけ自分で価値を見出せるかだと思いました。小林社長の話を聞いているうちに、だんだん旅に出たくなりました。

(お読みいただきありがとうございました!)


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