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常に決断と実行を求められる「管理職」の仕事と魅力

働き方が多様化しワークライフバランスが重要視される今日、管理職になることを望まない人が増えていると言われています。2023年2月に識学から発表された「管理職に関する調査」によると、70%以上もの人が「管理職になりたくない」と答えたそう。

しかし多くの企業で会社経営の要となる管理職者。彼らが何を考えどんな仕事をしているのか知る機会は、意外と少ないのではないでしょうか。
今回は常に忙しそうだけどエネルギッシュな、製造部長 兼 社長室長の芥川さんに、その仕事の魅力についてお話を伺いました。

1. 事業推進の要

製造部と社長室をまとめる立場の芥川さん


ー:

業務内容を教えてください。

芥川:
製造部の部長としての仕事と、社長室での経営企画的なこと、大きく分けて2つです。

製造部長としては、製造部全体の管理・統括をしています。製造現場へのイノベーションをもたらす決断や働きかけをすることが主務です。状況によって決断すべきスピードが異なり、非常に面白みがあります。

社長室の仕事では、会社が中長期的に成長するための戦略を、スピード感をもって推進しています。
製造と経営企画、あまり関係のないことのように見えますが、事業を推進するという意味で根っこの部分は同じだなと感じています。

ー:
決断のスピード感が重要という部分でも、共通点がありそうですね。

芥川:
経営の要となる決断をするときは、「自分が社長なら」、という視点で向き合っています。
「利益・収益をあげる」というやるべきことは目標を立ててきっちりやらなければなりません。その中で、優先順位を付けたり、やる・やらないの判断をするのが部長の仕事かなと思っています。


2.「結果は自分次第」という魅力

ー:
ベネックスに入社した理由やきっかけはなんですか。

芥川:
社長の小林さんと会って話したことが大きいです。前職では化学メーカーで技術開発や経営企画に近いことをしており、やりがいも裁量権もそれなりにありました。
ですが小林さんと話をする中で、より裁量権も責任も大きく仕事の幅が広がりそうだったことや、「一緒に会社をつくっていこう」という言葉や姿勢に共感して、入社を決めました。

ー:
前職とは職種こそ一部重なりますけど(経営企画)、あまり関係ない業界ですよね。

芥川:
転職するときに、業種業界よりも「自分のやりたいことをやろう」と思っていまして。前職の化学メーカーで経営企画的なことをやり出した時に「これは自分に向いてる」という思いがあり、そこを重要視しました。


ー:

なるほど。

芥川:
企業規模が大きくなればなるほど、裁量権があっても決められた枠のなかで進めなければならないことが多いです。その点ベネックスは中小企業かつ、オーナー企業なので最終決断も早い。そこに惹かれましたね。

ー:
大手から中小企業への転職でしたが、入社前後で会社のイメージに変化はありましたか?

芥川:
ありました!勤怠管理とかハードウェアなどのIT・システムの部分で思ったより進んでいるなと、いい意味でギャップを感じましたね。

地方の中小企業なので、最初は古い体質・社風のイメージしかなかったんです。でもベネックスには「新しいことをどんどんやろう」という意識とスピード感がありました。このあたりは、経営者の考え方ひとつで大きく違うんだろうなと思います。

ー:
会社全体の雰囲気はどのように感じていますか?

芥川:
いろんな人がいるなと思います。
製造は昔からある根幹の事業で、コツコツやる真面目な人が多いですし、環境エネルギー事業部は開発商社的・先進的な側面もあり社員のルーツも様々です。
現在は採用を強化していていろんな経歴を持つ人がいるので、お互いが刺激になっていると感じます。

ー:
ある意味、会社の転換期という感じがしますね。

芥川:
そうですね。すごく多様化してきていて、人も環境も変わってきているし社員もそれを受け止めていると感じます。

ー:
その変化の中にもやりがいがあると思いますが、他にもありますか?


芥川:

自分次第で会社を変えていけるところに面白みを感じます。会社を良くしたいと思って行動したことが、行動した分だけ結果として出ます。
また、日々新しいことをできるので、刺激や緊張感をもって仕事ができるというやりがいもあります。
多分私の中では、「決断して実行する」というところにやりがいを感じるんだと思います。


3. 管理の立場としての働き方

ー:
働き方で意識していることはありますか?

芥川:
仕事の優先順位をつけて取り組むことを意識しています。
日々、いろいろな課題や問題が、どんどん出てきます。それに対して「緊急度と重要度」を正確に見極めて一つひとつ対処していく。これが一番大事ですね。

あとはじっくり思考する時間を意図的に作ることです。どうしても「緊急度が高く、重要度は低い」仕事に時間を取られがちなので、「緊急度は低くても、重要度が高い」仕事に取り組むためには、細かくリサーチし考え抜く時間が必要なんです。なので集中したいときは、スケジュールをブロックして、他の予定を入れられないようにしています(笑)

それでもなぜか予定が入るんだよね~


芥川:
管理の立場でいえば、社内でコミュニケーションをとることを大事にしています。

ー:
毎朝社内を巡回して声をかけて回っている姿、よく見かけます。

芥川:
巡回してのコミュニケーションは、工場の安全管理と、現場社員の心身の健康面のチェックを兼ねています。気軽に相談できる、見ていてくれる人がいるだけでも気は楽だと思うので、相談窓口になるという目的もあります。


4.「いい仕事」で会社の未来を作る

ー:
今後ベネックスをこうしていきたいというビジョンはありますか?

芥川:
社員やその家族など周りの人を含め「ベネックスで働いていて良かった」と思う人が増える会社を作りたいと思っています。


ー:

会社としての成長戦略を進めていくうえで、どのような人に入社してほしいですか?

芥川:
チャレンジ精神を持った人です。
ベネックスでも学生時代の専攻とは関係ない業務をしている社員が、様々な部署で活躍しています。その気さえあれば、入社してから勉強し吸収できる土台があります。

ー:
「文系・理系」というのは気にしなくてもよいのでしょうか。

芥川:
あまり関係ないです。全く違う分野だと思っていることでも、どこかで仕事と繋がってそれが活きることがあると思います。

ー:
芥川さんにとっていい仕事とはなんですか?


芥川:

「現状を打ち破ること」でしょうか。私自身、停滞することが嫌なので、それを打破するよう内容や取り組みをすることが「いい仕事」かなと思っています。



やはり多忙な管理職という立場。
ですが結果を自分の努力・采配ひとつで大きく変えられる、周りを見る目を養う、緊張感を持って働けるというような、自己成長につながる魅力があるのも事実のようです。
常にポジティブな変化をみずから推進していく芥川さんの姿勢が、ベネックスの骨格をつくっているんですね。


(お読みいただき、ありがとうございました!)


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