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正しい水の飲み方

「1日2ℓの水を飲みましょう!!」
皆さんはこの言葉をよく耳にしませんか?

こう言われてもなかなか必要性を感じたり、メリットがなければ味のない水を飲むことは苦痛だと思います。
なので今回はなぜ水がそれほど重要なのかと、正しい水の飲み方をお伝えします。

成人の体の約60%、赤ちゃんでは約70%は水分でできていると言われており主に体液にその水分が含まれます。

体液とは大きく分けて
1【血液】
2【リンパ液】
3【脳脊髄液】の3つに分かれます。

1.血液の役割は全身に必要な栄養素を届けたり、肺の空気から酸素を吸収して全身に送り届けたり、あとは体温調節も行なっています。

2.リンパ液の役割は体内の要らなくなった水分や養分を回収し、細菌などが体内に侵入しないための免疫機能を担っています。

3.脳脊髄液の役割は脳や脊髄の水分保有量を維持して形を保ったり、脳自体に栄養を運んだりします。
血液やリンパ液に比べて聞き慣れない方も多いと思いますが、この脳脊髄液の流れが悪くなると自律神経が乱れてしまい、めまいや耳鳴りや頭痛などの症状が起きてしまうようになります。
なかなか脳脊髄液の循環不全による症状は診断が難しくいわゆる不定愁訴や身体表現障害と言われる方も少なくありません。

こういった体の働きを正常に保つ為には、必要最低限の水分を体に蓄えておく必要があります。
実は冒頭のように、排泄や汗や息などで抜けてしまう水分を補う為にも1日1.5ℓ〜2ℓは水分が必要になります。

水分の摂り方としては1時間に1回200㎖の水を摂るのが理想です。
1度に体内に吸収できる水分量が約200㎖と言われていて、それ以上を摂っても余分に排出されるだけなので1度に水を飲み過ぎるのは意味がありません。

次に水分とは水で無ければいけないのかという点については水がベストです。
味噌汁やスポーツドリンクも水分とは言いますが、塩分や糖分が含まれていて、その塩分や糖分を調節する為にも水分が必要になるので、水以外は水分としてカウントしない事が望ましいです。
お茶もカフェインや少量の塩分が入っていたりするので、もしどうしても水が苦手で飲めないという場合にはカフェインの入っていない麦茶やほうじ茶などのお茶を代用するのがいいと思います。(カフェインには利尿作用があるため控えていただくとベストです

飲む水の温度は常温もしくは白湯が好ましく、人間の体の特性上、摂取した水分や食べ物を体内に吸収する際には自分の現在の体温と同じ温度でなければ吸収できないと言われているので、冷たい水を飲むと冷たい水をお腹の中で自分の体温まで温めるという内臓の働きが追加されるので内臓に負担がかかったり、吸収まで時間がかかるのでなるべく常温や白湯を飲むようにして下さい。

飲み方や飲む物を変えるだけで体はガラッと変わるのでぜひ参考にして頂けると幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます!


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