『ピローマン』2回目観劇。プレビュー公演からの変化は‥→木村了さんが素晴らしい
上演時間が5分減りました
幕間休憩入れて2時間50分になりました。1幕が100分は変わらず、2幕が55分になった模様。
そういえばpreview公演ではかなり長く感じた1幕が今日は「あれ?」と思ったくらい長く感じられなかったのですが1幕の長さは変わってない。
2幕のどこがカットされたかはちょっと分かりませんw
劇場回りの装飾・カフェがオープン・公演グッズ販売・そしてクマ!
preview公演には無かったいつものバナーや大ポスターも登場。
カフェもオープンしてます(開演45分くらい前からオープンしているのかな?)
公演パンフレットもpreview公演中の販売は無かったのです。
そして『ピローマン』のポスター画像を使ったクリアファイルとマグネットが!色合いがカワイイので早速買ってきました。
確か前回何かの公演で新国立に来た時になぜか居なかったクマ。
今日はちゃんと居ました。セーターを着たクマはミハエル。
白シャツのクマはカトゥリアン。
木村了さん演じるミハエルに釘付けになる!
preview公演の時はお芝居はもちろん素晴らしかったけれど、2回目の今回はもう釘付けになりました。
前回とは反対側の席だったせいもあるかもしれません。
(ミハエルの表情が良く見えた)
※以下ネタバレが含まれます※
(画像の下からネタバレがあります)
1幕ラストはもうカトゥリアンとミハエルの”死闘”と言ってもよいほどの
気圧されそうになる圧倒的なセリフの応酬。
そして2幕のラストで、最期まで本当に兄弟として愛していたのはどちらだったのか?→ミハエルの愛の方が強かったでしょう。
ピローマンによって自身のこれからの運命を知った上でも
ミハエルはカトゥリアンのために生きようと決める。
カトゥリアンが物語を書き続けられるように。
なぜならミハエルはオトナになってもカトゥリアンの物語が大好きだから。
殺された人数のナゾと意味は?
1幕のラストにカトゥリアンは「自分が6人殺害した」と言います。
①②→両親(単独)
③ミハエル(単独)
④アンドレア・ジャバコビッチ(女の子・ミハエルと2人で殺害)
→りんごの小人
⑤アーロン・ゴールドバーグ(ユダヤ人の男の子・ミハエルと2人で殺害)
→川辺にある街の物語
⑥聾唖の女の子(行方不明だがミハエルと2人で殺害と供述)
→小さなキリスト
ところが、実際には④⑤はミハエルの単独犯行、⑥は生きていました。
なぜならばミハエルが実行したのは『小さなキリスト』では無く、
『緑のコブタ』だったから。
殺人の事実は、カトゥリアンが両親とミハエルで3人。
ミハエルの殺人はアンドレアとアーロンの2人。
カトゥリアンの方が殺人の人数としては本当は多かった。
ミハエルはカトゥリアンに殺され、カトゥリアンは裁判も受けられずに
トゥポルスキ(刑事)に射殺されてしまうのですが、
もし真実が全て分かった後にカトゥリアンとミハエルが裁判にかけられたら・・・
いったいどんな判決が出たのでしょうか?
【作】マーティン・マクドナー
【翻訳・演出】 #小川絵梨子
【美術】小倉奈穂
【照明】松本大介
【音響】加藤 温
【衣裳】前田文子
【ヘアメイク】高村マドカ
【演出助手】渡邊千穂
【舞台監督】下柳田龍太郎
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#大滝寛
#那須佐代子
#石井輝 (聾唖の女の子役)
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