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私がKOMを好きになれないたった一つの理由【ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ】

結論から、はっきり申し上げましょう。

この画像です。

何がいけないのでしょうか?

動き、なんです。

再生可能な環境をお持ちの方は、ぜひ見直していただきたいのですが、、、

この場面でのゴジラの動きがなんかダメなんですよねー。

ディズニーのアニメに出てくるヴィランみたいで。

これが『ゴジラVSコング』や『ゴジラXコング』くらい荒唐無稽なストーリーになると、もうアクションゲームみたいに見えてどうでも良くなるんですけど、KOMでは怪獣をわざわざタイタンと呼称して《神聖な存在》と言う建前にしようとしているだけに、欧米らしくステレオタイプで安直なアクションとの相性が悪いと感じてしまいます。

日本古来の剣道に精通する薩摩剣八郎先生の動きはまさに神のようでした。
シン・ゴジラでの野村萬斎の起用は少し過剰にも思えましたが、
現代の日本で所作に神性を表現できるのは専門家しか居ないということかもしれません。

あとは全て、許せるんですけどねー。

核弾頭をエナジードリンクみたいに使おうが、マッドサイエンティストがマジで狂ってようが、唯一の日本人キャラ芹沢博士を時代も信念もよくわからない理由で特攻させようが、レジェンダリー社がチャイナ資本だからチャイナ美人の女優を強引に突っ込まれようが、そういうパワーバランスで作られた映画なのだから、異議はありません。

でもゴジラのキャラクター造形に関しては…気にしてしまう!

やはり小学校一年生の冬に映画館で『VSビオランテ』でゴジラに入門した私としては、こんなふうに動くのはゴジラじゃない、と抵抗を感じてしまうんですよねー。(苦笑)

「動くなら大衆的なプロレス仕草より、神聖でミステリアスな能に限るぜ、ゴジラさん」

(了)

※個人の感想です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!