Jaldhara

2009年から、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州、マランビンビに住んでいます。…

Jaldhara

2009年から、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州、マランビンビに住んでいます。この町にはエキセントリックな人たちが反体制派的な思想を表現しやすい空気が流れています。この町で日々発見していることや学んでいることについて書いていきます。

マガジン

  • Ganesha and Dragon

    • 1本

    猫を愛でるを読んでいると、猫が快適になれるような シンキングをすることの価値を感じるな。 自分の問題に対して深刻になってああでもないこうでもないと考えているときは、多分エゴが作用しているので、カラダも楽にならない、建設的ではないのだろうな。 神さまは、ことばとことばの隙間に存在していると教えてくれた人が前にいたなー

最近の記事

おへそを出すファッションをめぐる体験

こちらオーストラリアNSW州マランビンビは、現在夏です。亜熱帯気候で、夏は思い切り熱くなることがあるので、結構身体を露出したファッションで街を歩いている人たち(性別や年齢問わず)をたくさん見かけます。 引っ越ししてきてから12年目になりますが、最初は自分は冷え性やし、あんなかっこはしなくてもいいか、とか思って眺めていました。 しかし1年ほど前に初めてベリーダンス教室に行ってみると、おへそを出し、すずのついたスカーフを腰に巻いたファッションで嬉しそうに踊る女性たちに、すっか

    • 枠の決められた学習法と枠のない学習法:両方大切にしたい

      オーストラリア・NSW州がロックダウンになってから3週間くらいになります。仕事の量が減った、そして時間ができたのでしめしめと思い、ちょっと時間がある時にしかできないことをやって遊んでいます。 こうやって書くこともそのひとつです。 最近毎朝、録画されたバレエのバーレッスン(いつも通っているWeMoveスタジオのアローナのレッスン)をやっています。 体の軸を中心に前後左右に足を決まった指定のやり方で動かすということ、足をポイントさせるのは難しいけど、毎日同じビデオを見ながらやっ

      • 不器用なわたしの暗中模索と子育ての話を少し

        10年ほど前、ある友達がこんなことを笑いながら話してくれた。 「自分が何に対して恨みに思っているかを知る必要がある。それを知ればその恨みに支配されなくなる。私にとってそれはお金やわ〜ワハハ」 この話は私の中で印象的な言葉として残りました。 最近またこの言葉を思い出していました。自分がいまだに何に対して恨みを持っているかということを考えてみると、それは「教育」かもしれないと思っています。 わたしは70年代、80年代の日本の中産階級の家庭の子供として育ちました。特にわたし

        • 今年をふりかえって:ダンスクラスに通い続けた感想

          去年の10月くらいから中級から上級者向けのコンテンポラリーダンスクラスに通っていたのですが、昨日は今年最後のクラスに行ってきました。 この1年をふりかえると、周りの人たちがじぶんよりもずっとダンスがうまいのにそれほど劣等感に悩まされずに続けられたことが何よりもうれしかった。あらゆるレベルの生徒さんをありのままの状態で受け入れ、自分の創作ダンスを教えてくれた先生のおかげでした。そこに集まってくる生徒さんはとても気さくでフレンドリー。クラスメートのほがらかな様子を見ていると、踊

        おへそを出すファッションをめぐる体験

        • 枠の決められた学習法と枠のない学習法:両方大切にしたい

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        記事

          不器用な人のためのアレクサンダーワーク

          グレグの1年間のBodyMindedアレクサンダーコースに2月に入会してからのプロセスが、けっこう山あり谷ありでおもしろいのでシェアしたいと思います。 今年4月に開催された4日間のグレグのワークショップに出てから、2ヶ月くらいグレグのトレーニングクラスに通い、はりきってアレクサンダーを勉強していました。しかし解剖学が得意なグレグは解剖学用語を使いながらアレクサンダーのクラスを展開していくことが多い。科学的な思考が苦手な私は、クラスの中で使われている言語に疲れてしまいました。

          不器用な人のためのアレクサンダーワーク

          ヒップホップとアフロアメリカンの精神性

          変なことをいいますが、わたしは、時間空間に自分を収めることがどうも苦手で、そのことについて結構悩んできました。 時間空間で自分を表現するためのトレーニングになるやろうかと思って、ここ2ヶ月ほど、月ごとの会費を払ってさまざまなダンスクラス(コンテンポラリー、ヒップホップ、ズンバ、気功・・・)に出席したい放題出席できるシステムのダンス教室に通っています。 このスタジオの良いところは、どのクラスも初心者から上級者まで多様なボディタイプをもつ人たちに開かれた雰囲気があるということ

          ヒップホップとアフロアメリカンの精神性

          Princess Mononoke, my Freudian professor and Osho movement

          I was thinking about my spirituality around this winter solstice in Australia. Our spirituality is not easily explained by words as this phenomenon is as subtle as the scent of essential oil or perhaps even more subtle. So I decided to writ

          Princess Mononoke, my Freudian professor and Osho movement

          魂の世界をあからさまに見せる人

          オラクルとしての蝶は眠っていた宇宙の出現と、新しい次元に生きる決意を実行に移す時を知らせている。それを、あなたの考えで実行できる環境が整った事を知らせている。『パワーアニマル蝶』* 今年の冬至(日本が夏至)のころ、自分の霊性について考えていました。 霊性は、エッセンシャルオイルの香りのような微細な世界だと思いますが、微細だからこそ私には無視できないんです。今までの人生の中で出会った霊能者の人たちについてへたでも良いから書いてみたくなりました。そこで書き始めると、20代の頃

          魂の世界をあからさまに見せる人

          アレクサンダー教育と草むしりと保育園の仕事

          コロナのためにあれよあれよというまにプレスクール(保育園と幼稚園の中間みたいな子どもたちの学びのば)での仕事(非常勤)がなくなりました。そして、夢中になって通っていた近所のダンス教室も閉鎖されました。 やることがだいぶ減った・・・コロナの自粛の間は、グレグのオンラインアレクサンダーコースに通ったことが主なイベントだったかもしれない。アレクサンダーの原理を生かして、ピアノの練習も超マイペースに毎日するという方法を見つけられたことがうれしかったな。おかげで初級のピアノ練習曲と、

          アレクサンダー教育と草むしりと保育園の仕事

          すべてのひとには心とからだがある

          昨年11月に、アレクサンダーテクニークの先生、グレグの教師養成コースのクラスに参加するためにシドニーに行った時のことをワクワクしながら書いたブログです。クラスの前にふさふさしたグレーヘアを持つ、痩身でメガネをかけた先生のグレグに久しぶりに出会いました。あ!とっさにこの人は精神世界が広い、シンキングの活発なエンジェルっぽい人だなと思った。 私は21年前にアレクサンダーテクニークを教える資格を取ったのですが、アレクサンダーワークを受けるのは10年ぶりだったし、ずっとほとんど教え

          すべてのひとには心とからだがある

          オーストラリアで見た映画万引き家族

          昨年のオーストラリアのバーマギュイでクリスマスホリディ中のこと。 イギリス人とオーストラリア人とアメリカ人の親しいヒッピーのお友達とともに一昨年前にヒットした是枝監督の「万引き家族ーえいごではShoplifters」 を初めて観ました。万引き家族のような思想性の高い日本の映画を外国で鑑賞すると、日本で育ったことの意味をちょっと離れたところからふたたび味わえるようです。 表向きの正義とかモラルからはみ出したところで生きるしかない階層の日本人たちが万引き、売春、騙し、ギャンブ

          オーストラリアで見た映画万引き家族

          ピアノのトラウマを解放したアレクサンダーレッスン

          アレクサンダーテクニークは、過去のトラウマな経験のせいで、カラダにたまっている圧縮された感情をみとめて、解放して、今のじぶんができることに目をむけていくために役にたってくれるいいものやわ〜とおもえるようなレッスンを受けたのでここでシェアします。 アレクサンダー・テクニークは、オーストラリアの俳優、アレクサンダーが開発したワークです。自分の考えがどんなふうに自分の体の動き方に影響を及ぼしているかを観察しながら、無駄な動きをやめていくプロセスのためのワークです。 コロナの影響

          ピアノのトラウマを解放したアレクサンダーレッスン

          シンプルになることは難しい

          今年は解剖学の視点からアレクサンダー・テクニークを勉強するBodyMinded コースに参加することにしました。コロナの緊急事態がおこる少し前の2月に、オーストラリアのブリズベンで開催されたアレクサンダー・テクニークのレッスンはとてもシンプルなYes! 体験だった。 わたしはこころの奥底でこれを望んでいるんやな〜 自宅のあるマランビンビからブリズベンの会場に向かう列車の中でコースが始まる前に自分はグレグから何を学びたいと思っているかということを書いたメールの内容を思い出し

          シンプルになることは難しい

          閉経まもない季節に気功教室

          9月になって49回目の誕生日を迎える頃、私ももうすぐ閉経を迎える季節になったと感じた。肉体的なエネルギーは落ちているし、バランスの良いエネルギーの使い方を模索すべきだろうかといきなり真剣に思い始めた。 つい先日、まだ半分夢を見ているような意識状態の早朝、太極拳の陰陽シンボルのイメージが脳裏に浮かぶ。 陰陽シンボルの詳細についてはこちらhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD 私の中には矛盾が存在している。せっかく多

          閉経まもない季節に気功教室

          お父さんに教えてもらった癒しの精神

          ヒーリング(癒し)とは何だろう? 精神病を患い、社会で仕事することができず、半分引きこもりの生活を送っていた20代の頃、「癒しとは何か」と自分に問いかけていました。20代の頃は、自分の独特の心の問題を解決してくれそうな英雄的ヒーラーという存在に憧れていました。そのイメージは日常からかけ離れた専門家っぽいもので、今となっては、医者や正規のトレーニングを受けた才能あるセラピストなどの専門家の意見に頼るという社会的条件づけから出てきたイメージであって、本質ではないように思えます。

          お父さんに教えてもらった癒しの精神

          部族社会の女性とアレクサンダー・レッスン

          20年前、アレクサンダー・テクニークを教える資格をとったにも関わらず、どうも教える勇気がわかず、そして、普段、アレクサンダーについて考えることがなかったのです。 アレクサンダーによって浮上する厄介な自分の習慣に圧倒されて嫌になる傾向があるからかもしれません。 ところが、この2年ほどだらだらと通い続けている週に1回のズンバ教室の時にはもアレクサンダー・テクニークのことを突然、思い出すのです。 それに踊っている時は4年間通い続けたアレクサンダー教師養成コースの時くらい気合が

          部族社会の女性とアレクサンダー・レッスン