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前腕の評価②

前回、前腕の回内外は近位橈尺関節と遠位橈尺関節の複合運動であり、回内外に制限をきたしている場合、どちらに問題があるのか?を判別することが重要であることが理解できました。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
前回は、近位橈尺関節の評価方法について整理したので、今回は遠位橈尺関節の評価方法について整理しましょう。


1 特徴

前腕の可動性は臨床で注目することが少ないのではないでしょうか?
では、実際の生活で前腕はどのくらい可動することが求めれれているのでしょうか?書籍によると、生活での前腕の可動範囲は回内50°~回外50°必要とされています。
イメージできない方は、実際に1時間でも良いので、前腕を中間位に固定した状態で生活されてみてください。非常に不便であることが理解できます。
そのため、臨床でもしっかりと前腕の可動性について注目していきたいですね。

2 どう稼働しているのか?

前回の復習になりますが、前腕の回内外は近位橈尺関節と遠位橈尺関節の複合運動です。

今回のテーマである遠位橈尺関節は尺骨の周りを橈骨が転がり滑る運動が生じます。

つまり、橈骨が尺骨の周りを滑走することが可能か?がポイントとなります。

3 実際の評価方法

今回は遠位橈尺関節の評価について整理しましょう。
ポイントは橈骨と尺骨の間の滑走性を確認することです。
① 橈骨遠位部を把持
② 尺骨遠位部を把持
③ 互い違いに動くかを確認

4 まとめ

機能解剖でその関節がどう可動するのか?それを把握するためには、どう評価していけばいいのか?を理解することで、臨床で評価する意義が生まれます。一度でも良いので、機能解剖を整理することをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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