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ことばを紡ぐ人

私の読書習慣は、幼少期に親が形成した

本を読めば知識が増える
本を読めば自分のなりたいを疑似体験出来る


過去の作文で私が書いた言葉だ。

今もその考えは変わっていない。
本を読むと、世界が広がる。本を読まない人には分からない、特別な世界が出来る。そこは私の逃げ場であり、人生の糧となる、大きなストックだ。

私は本の影響もあってか、昔から知識のある人が好きだった。自分の知らない言葉、知らない技術、知らない世界。それを教えてくれる人をとことん好きになった。彼らと仲を深めることで、私の世界も2倍になる気がしていた。博識な人、口が上手い人、見る度聞く度、私は凄いと感じた。でも、こうなれるとは、こうなりたいとは思わなかった。

そうしていくうちに私は、「素敵な言葉」を使う人に出会った。
何を話しても相手に寄り添える、私のことを思ってくれていると、すぐに分かる。その人の使う言葉は限りなく慎重で、ほろほろと、零れていくような感覚だった。

私はその人になりたかった

元々私は文章をつらつら書くのが好きだった
でもその人のように「素敵な言葉」は使えなかった。その旨を伝えると彼は言った

言葉は、編んでから人に託せばいい
言葉を紡いでいくうちに、きっと言葉が好きになる

この人が私に与えた影響は言うまでもなく大きい。
大学生になった今、彼と出会って4年が経った。
私が言葉を紡げているかはさて置き、私に相談をしてくれる友人はとても増えた。大抵いつも彼女達の悩みは一人で抱えるには大きすぎる。綺麗に涙を流しながら彼女達がぽつりぽつりと零す言葉は、いつも不十分だ。そこから何かを読みとって、丁寧に言葉を紡ぐ、私はそうして話をする。

過去には、そういう人に寄り添えるよう、心理カウンセラーになりたかった時期があった。

今はどうか
私には分からない。
私より話を聞くのが上手い人の数なんて、数え切れないと思う。しかし最近、一年後に本格化する就職活動に向け、ジワジワと焦りの波が押し寄せているのは事実だ。

こうして言葉を紡げば、なにか新しい世界が見えるかもしれない。

私がnoteを始めたのは日常を記憶に残すためであり、新しい世界を開拓するためだったような気がする。
一発書き記録用note、これからもどうぞよろしくお願いします。


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