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木村喜由のマーケット通信【週2回配信】

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NPO日本個人投資家協会理事 テクニカルアナリストである木村喜由による 週二回発行のマーケット通信 株式市場や世界情勢に関するマーケット情報を配信します。
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記事一覧

多くの方面で大転換が起こりつつある

多くの方面で大転換が起こりつつある

自民党の裏金問題で誰も真実を語ろうとしないのは当たり前

アストロロジーの解釈では、2020年の冬至(太陽が山羊座0度)に水瓶座の0度で木星と土星が合(ほぼ20年周期)になった時点から32年までは、ニューアエラ、新時代への変化が強調される時間帯になるという。その中間的クライマックスと目されるのが26年2月20日である。
この日太陽は魚座の0度、土星と海王星は牡羊座の0度で合(ほぼ36年周期)となる

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高値更新!?、日経225を斜め切りしてみた

高値更新!?、日経225を斜め切りしてみた

高値更新!?、日経225を斜め切りしてみた

部分的に大きなバブルがあるのは確実、はしゃぐのはやめましょう

日経は朝刊の見出しに最大の活字で「日経平均 最高値」と打った。確かにそれは嘘ではない。だが前にも書いたように89年末の最高値当時とは構成銘柄が大きく変わっており、個別銘柄の寄与度にも極端なバラツキがある。時間の経過や貨幣価値の変動、金利水準などを冷静にカウントすれば、大喜びするほどの上昇で

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「152円で為替介入」説をわらうvol.2152

「152円で為替介入」説をわらうvol.2152

そんなに円安が嫌なら日銀はもっと利上げすべきだ

筆者は155円付近になるまで介入はないと思うし、155円付近の介入はあっても小規模だと予想する。
黒田バズーカが始まった論理を覚えているか。
過度の円高でデフレスパイラルが起こっているから、本来禁じ手であるはずの手法も動員してその渦から脱却する、というものだ。
そして11年経ってようやくそのメドが立ったからマイナス金利を解除した。
正常化のステップ

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「異常な数値」を直視するとトレンドが読める vol.2151

「異常な数値」を直視するとトレンドが読める vol.2151

為替や賃金、株式と預金の利回り格差など
日本には異常が多い

久々にピーター・タスカ氏が本日の日経に登場した。
舌鋒鋭く日本のバブルを論難し、
ストラテジストとして名を馳せた。
ことごとく傾聴すべき論拠に基いており、
職責もデータの解釈も微妙に違ったが同業者として敬意を持って眺めていた。
本日の記事は物価の第一人者である東大の渡辺務教授と
日本経済の今後を討論するもので、読みごたえがあった。

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別の選択肢が登場すると独占体制は崩壊する。プーチンもNVIDIAも vol.2150

別の選択肢が登場すると独占体制は崩壊する。プーチンもNVIDIAも vol.2150

選択肢が多すぎると人は選択すること自体を止める

行動経済学は21世紀になって多くの人が知るものとなった。既存の経済学は、利害得失を即時に正しく判断して行動する「経済人」ばかりの状況を前提として理論を組み立てたのだが、どうやら現実の社会は大きく異なり、人間は本能的あるいは反射的な行動でわざわざ損する選択をすることも結構多いということが、主にユダヤ系の学者の観察や実験によって証明された。ノーベル賞を

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