東京・非常事態宣言/ロックダウンの場合のインパクト

ヨーロッパ各国が新型ウイルスの影響のためばたばたと国境を閉め始めて以来、やはり近隣諸国のことも気になり、そして情報が偏らないようにと思い私はなるべく色々な国の言葉で新聞を眺めています。

もちろんイタリアやスペイン、フランス、英国の状況も憂いるべき事態だというのは引き続き変わりませんが、それよりも日本の今の状態が私にとっては一番はらはらとする状況な気がしています。

第一、ヨーロッパには東京に匹敵するメガ・コスモポリスがない。
規模的にあえて比較するならパリでもロンドンでもなく、ベルリンかモスクワくらいかと思いますが、もし東京が都市閉鎖となるとそのインパクトは比較になりません。一極集中具合、人口、移動人口、経済の規模、物流、諸々、すべて。
その影響もヨーロッパの比ではないことは容易に想像がつきます。

ユーラシア大陸を挟んで日本の反対側の島、イギリスでは現地時刻の20時からエリザベス女王が国民、住民に向けてスピーチをされました。
68年間の在位期間の中で4度目のことだそうです。EU離脱のときにもなかった女王のスピーチ、今回はお出ましになりました。これもイギリスの方々には緊急事態のインパクトを与えるのには充分な効果があると思います。

大陸ヨーロッパの状況はもちろん収束とは程遠く、そしてハンブルグは北ドイツの中でもなかなか良い具合に感染者数も上昇中なのですが、それよりも日本、そして今日のエリザベス女王のスピーチが気になるのは各国のニュースに出てくる頻度をみても、私の贔屓目だけではないと思います。

世界中が注目する東京、日本。
はやく事態が収束しますように。

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