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「ねえ、noteってやってないの?」

「ねえ、noteってやってないの?」

久しぶりの青空が広がる公園で、さあ、今からお弁当を食べるぞ、というとき、突然に、友人から言われてどきりとした。だって、noteを登録したその日だったのだから。でも、自分で書くためにではなく、買いたい有料記事があって流れのついでで登録をしてしまったのに、どきりとしたのは多分、どこかで、機会があれば書いてみよう、と思っていたからだと思う。

15年くらい前にブログを書いていた。

もともと文章を書くのは苦手だったのに、感じたことを言葉にする作業が、思いの外心地よいものへと変わっていった。それは、どこか瞑想に似ていて、どんどん流れゆく毎日の中で、改めて区切りをつけたり整えて俯瞰することが当たり前となり、気がつけば10年近く続けていたのだけれど、あまりにも大きなものになってしまったことが逆に不自由になって更新を止めてしまった。

文章を書くことよりも写真を撮ることの方が好きで、インスタを最近はやっている。でも、私は写真を撮ることと同じくらい文章を書きたいのだと思うことが増えてきた。それも、誰かのための素敵な言葉とか役に立つ情報ではなく、本当にどうでもいい、パーソナルな感情や出来事や思い出のディテールを書き残したいのだと。

得意でもないのに、やってみたいことってなんなのだろう。その答は見つかるのか見つからないのか、はたまた、あるのかどうかもわからないけれど、この新しい場所で、なんのルールも制約もなく、ひっそりと好きなことを好きなだけ書いていこうと思う。



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