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「お誕生日は好きなこといっぱいするんだよ」

「お誕生日は好きなこといっぱいするんだよ」

今年の誕生日にLINEでお祝いメッセージをくれた友人とのやり取りの中で受け取った言葉。

そして、誕生日の日、私が沢山したことは写真を撮ることだった。

毎日100枚以上の写真を撮るけれど、その日は、子供たちが用意してくれた風船を二階から飛ばして写真を撮ったり、長女がケーキを切り分けてくれる様子や、それを眺める次女や主人の表情、サプライズの準備をどんな風にしたのか一生懸命説明しながらひらひらと舞う子供の指先、床に落ちたクラッカーのキラキラしたテープ、そしていつものように何度も見上げる空、時間ごとに変わりゆく光と影、美味しそうなごはんがある風景を好きなだけ切り取った。

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誰かに見せるためにきれいな写真を撮るのも悪くはない。
でも、自分のときめいた瞬間を切り取りたいという衝動が私の写真を撮る理由だ。
きれいに撮りたいのではなく、きれいだから撮りたい。
愛おしいから撮りたい。

SNSがなくても毎日写真は撮るし、撮った写真の99%は誰にも見せないけれど、それが私の宝物というか、写真そのものよりもシャッターを切ったことが自分自身の糧になっている気がする。

ちなみに、昨日撮った写真の1番のお気に入りは「パパが地球を踏んでいるみたい!」と次女が大笑いした風船と主人の足の写真。


今はすべて思い出になって、やがて忘れてしまう。
だから、こんな瞬間をずっと切り取りながら暮らしたいなと思った今年の誕生日。

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