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水風呂が自分を変えてくれた話
私は水風呂が嫌いだった。
なぜ人は進んで冷たい水の中へ入るのか?
ただただわからなかった。
しかし、私にも最近水風呂の良さがわかってきたのだ。
昔はサウナでいくら体を温めようが、温泉でのぼせようが、水風呂だけは絶対に、何があっても、何が何でも入らなかった。
なぜならただただ、ひたすらに、めちゃくちゃ冷たいからだ。
もちろん、サウナや温泉で温まった体で入るのが気持ちがいい、と思って入っている人もいるだろう。
私も最近、気持ちよさを感じるようになった。
そんな気持ちよさとは裏腹に
私が一番感じたのは
強制的に弱い自分と向き合うことができるからだと思う。
いわゆる自己啓発系の考えかもしれない。
何をいきなり言い出すのか…
と思った読者の方々、水風呂が苦手だった男の一感想だと思って読み進めてみてほしい。
私はもともとメンタルが弱く、一歩踏み出すのが苦手だった。
何をするにも勇気が出ない性格だった。
そのせいもあり、高校時代は帰宅部だった。
人生の中で、一番大事な時期に私は一人になる道を選んだのだ。
それほどに私は消極的な性格だった。
新しい環境になじめなかったらどうしよう。
新しく出会う人と話せるだろうか。
こういった考えが私を狭い世界に閉じ込めていた。
この考えを変えてくれたのが水風呂だった。
水風呂に入ると、脳と体の乖離を限りなくゼロに近づけてくれるような感覚がある。
脳は嫌だ!と指令を出す、しかし体は、まだいける。
そんな弱気な脳を奮い立たせて水風呂につかる。
水風呂はいわば、弱気な脳を奮い立たせる道具なのだ!
水風呂で脳を奮い立たせる練習をしておけば、日常でも弱気な脳を奮い立たせることができるようになる。
少し自己啓発チックになってしまった…
ここまで熱く語ったが、実際にアツアツのサウナに入り、ヒヤヒヤの水風呂に入って、タダタダぼーーーっとするのは心底気持ちがいい。
そう。ただただ気持ちがいいのだ。
さて、今日も銭湯へ行こうか。
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