見出し画像

機能訓練指導員の仕事


私は普段、介護施設で体操をしたり、機能訓練と言われるリハビリを
依頼されて業務委託という形で関わっています

今回は機能訓練指導員の仕事内容について書いていこうと思います


そもそも機能訓練指導員って?


介護施設でリハビリをする人のことを
機能訓練指導員と呼びます

これには、理学療法士さんや作業療法士さん、看護師さんなどの
医療国家資格保有者であることが条件になります

具体的な資格は以下の8つです
・看護師または准看護師
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・柔道整復士
・あん摩マッサージ指圧師
※鍼灸師
※鍼灸師以外の機能訓練指導員が在籍する施設で半年間の実務経験が必要

鍼灸師さんは平成30年の法改正によって
鍼灸師以外の機能訓練指導員が在籍する施設にて半年間の
実務経験を積むと機能訓練指導員として働くことが出来るようになりました!

このように、
医療国家資格を持ち、介護施設でリハビリなどの業務にあたる人のことを
機能訓練指導員と呼びます


どんな仕事をするの?


仕事内容に関しては、施設の種類や契約によって大きく変わりますが、
今回は私の仕事内容を例に紹介したいと思います

私の大きな仕事は
・体操
・リハビリ(機能訓練)

この2つになります

もちろんたくさん仕事はありますが、
大きく分けると2つです

体操ってどんなことをするの?


まずは体操です

なんとなくイメージがあるかもしれませんが
利用者さんたちがイスに座って円になったり
こちらを向いたりする隊形になり
私がリーダー(体操の先生みたいな役割)になり
みんなで一緒に体操をしていきます

時間は施設によりますが
だいたい30分~1時間くらいのことが多いです

集団体操では、
全身の可動域を向上させる柔軟体操
筋力を向上させる筋力トレーニング(貯筋体操)
転倒予防を目指すバランス訓練
などを中心に行っていきます

集団体操や個別(少人数)体操を行うことによって
要支援の方の加算(運動器機能向上加算)を取ることもできます

リハビリ(機能訓練)ってどんなことをするの?


介護施設では機能訓練と呼ばれますが
わかりやすくリハビリを処方することも私の仕事の1つです

個別機能訓練加算ⅠもしくはⅡという加算があり
いわゆるリハビリを行うことで取ることが出来ます

個別機能訓練に関しての詳細は
今度書こうと思いますが
実際にリハビリを行うだけでなく
それに伴う計画書作りや評価、目標の聞き取りなど
リハビリの仕事は多岐にわたります


1日の流れはどんな感じなの?


私は業務委託なので
社員さんやパートさんよりも短く限られた時間での
業務になることが多いです

まずは出勤したら
今日の利用者さんの確認をします
特変事項がないか、リハビリや評価に該当する人は誰かなどを
確認していきます

その際に、施設にいる看護師さんや介護士さんとの
情報共有が大切になります!

その後、前1週間~2週間程度の利用者さんの状況を
業務日誌などで確認します

私が出勤していない間の出来事をしっかりと把握しておくことは
業務を滞りなく行う上でも重要です

また、利用者さんへの声掛けを変えたり経過観察をしたりと
出勤していない日にちに何があったのかをしっかりと把握します

利用者さんが来所してきたら
挨拶をしながら姿勢や歩様をチェックします
(これは重要です!)

その後、手洗いやトイレの誘導、お茶出し、バイタルチェックなど
来所直後の業務を手伝っていきます

一通り落ち着いたところで、特変のある利用者さまに声を掛けに行き
状態のチェックを行います

バイタルや体調の確認が済んだら、
リハビリ(機能訓練)を始めます

リハビリをしていない人は脳トレプリントをしたり
運動レクをしたり、入浴があったりなど
様々なプログラムに参加しているので
その順番の兼ね合いを常に考えながら
声を掛ける順番を決めてリハビリに誘っていきます

リハビリは1人ひとりメニューが決まっているので
それに従って行っていきます

その後(もしくは前)に体操を行います

集団体操は多くのデイサービスが取り入れているプログラムです
そのリーダーと言われる、前に出て指示を出す先生のような役割です

体操に関しての詳細も今度書きますが
顔色や体調などを常に確認しながら
メニューを減らしたり変更したり
休憩のタイミングを考えたりしながら行っていきます

普段は介護士さんなどのスタッフさんが行うことが多いですが
メニューがマンネリ化してしまうとの悩みが多く聞かれます

なので私は利用者さんだけでなく周りでその他の業務をしている
スタッフさんにも伝わるように意識しながら
体操のリーダーを行っています

集団体操のメニューは
全く変えない基本のメニューと
毎月変わる季節や体調に合わせたメニューを組み合わせます
(ストレッチ、筋トレ、バランス訓練、脳トレなど
全身の様々な要素をふんだんに使うメニュー構成にしています)

その後はお昼ご飯を食べたり、お茶菓子の時間になったりするので
その隙にリハビリの実施記録を書いていきます

利用者さんを見送った後は
リハビリの計画書や評価書、その他の書類作成の時間です
個人的には一番骨の折れる仕事かもしれません

掃除や送迎が終わると夕礼を行うので
その日の利用者さんの状況を共有したり
介助の仕方や今後の方針などを確認していきます

夕礼での情報共有や介護方針の共有に関わることも
私の大事な仕事の1つです

これが大まかではありますが
1日の仕事の流れになります

午前中に行く施設があったり
午後から行く施設があったりいろいろですが
おおむね1コマ3~4時間の勤務になります

それを1日2コマ(2施設)勤務したり
丸1日同じ施設に勤務することもあります


まとめ


・大きな仕事は、体操とリハビリ
・施設が加算を取れるようにサポートする
・スタッフとのコミュニケーションや指導も行う
・情報共有や方針を決めていくのも大事な仕事
・計画書や評価書などの書類作成もけっこう大変
・会議にも参加することがある

今回は大まかな仕事の内容な流れをまとめてみました!

詳細はこれからの記事に書いていこうと思うので
フォローやスキをして応援してもらえると嬉しいです♪

では今日はこの辺で♪

いただいたサポートは書籍やセミナーで勉強して、より良い記事を書けるように頑張ります!