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『Jリーグジャッジリプレイ #31』感想【DAZN配信番組】

大分-仙台 58分のアレ

スウォビィク(仙台)からすると当該シーンは偶発的に起きたのだろうけど、やはり接触の最後に町田(大分)を手で払うような動作をしているのが印象悪く見えてしまう。残留争いの6ポイントマッチとなったこの試合なだけに仙台的には厳しいジャッジとなったが、まあ仕方ないかなと思った。
というか、このファウルを取った福島主審が良く見ていたなあと思う。自分だったらキーパーと相手選手の接触の可能性なんか気にせずに、すぐに蹴り上げたボールの方に目が行ってしまうな。。。笑
当該シーンの落としどころとして、ファウルは取らずにレフェリーがスウォビィクに対して注意することに留めておくという選択肢もあっただろうが、そこはまあレフェリーの裁量の範囲だろう。

浦和-ガンバ 86分のアレ

江坂(浦和)のシュートボールがブロックに入った菅沼(ガンバ)の腰辺りに当たった後に腕に当たっている為、これでハンドでPK取るのはいささか厳しいように感じた。とはいえ廣嶋さんの解説によると、「あの状態でシュートブロックに行くと(他の箇所に当たったかどうか関係なく)手・腕に当たることは十分に想定でき、そこに対して大きなバリアを作ったことにリスクがある」とのこと。確かに、大きなバリアになっているのは明らかだから、そうした時点でハンドになるのは仕方ないのかなという感じ。まあ、当該シーンで腕を畳んだor下げた状態でシュートブロックに行くのはなかなか高度なテクニックが要る気がするが。得点が入りやすい方向に傾いている近年のサッカールールの風潮を表した一例とも言えるか。
後述する同 38分のアレでハンドを取らなかった(取れなかった?)こともあって、"良い塩梅案件"としてこちらでハンドを取った説も無きにしも非ず…?

同 38分のアレ

先程の奴の直接腕に当たったバージョンという感じ。しかも同じく菅沼である笑。こちらの方がよりハンドっぽいが、ハンドは取らず。廣嶋さん曰く、「身体側に収めに行っている途中の腕がボールに当たった場合は"グレーゾーン"としてレフェリー個人が判断する」とのことで当該シーンはその結果ノーハンドになったとのこと。うーん、相変わらずハンドのジャッジは難しい。
映像だと、ボールが腕・手に当たったと断言できるものはなかったので証拠不十分でVAR介入はなかったと思われる。
まあ、やっぱりこれは"良い塩梅案件"で先程の方をハンド取った説が割と有り得るのでは…笑。
個人的にちょうど今週末開催のガンバの試合観に行く予定だから、この放送を受けた菅沼のプレーの変化なんかにも注目して観てみようと思う。

日本-オーストラリア 65分のアレ
(ジャッジメントワンポイント講座)

先日の代表戦を題材にVARオンリーレビューとオンリーレビューの違いを中心に詳しく説明してくれている。代表戦の当該シーンを見て疑問を感じたライト層には是非見て頂きたい。…そういう人たちがDAZNを契約しているかどうかは怪しいが。。
あと、観てる側からすると、レフェリーがVARと交信している時は、はっきりとシグナル出して欲しいよなあ。

村上伸次レフェリーJリーグ通算500試合主審担当

ダンディーな見た目でJリーグを見初めてから比較的すぐに認知した村上伸次レフェリー。素晴らしい記録だ。おめでとうございます!
今後の日本サッカー界に貢献して頂ければ!

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