『Jリーグジャッジリプレイ #33』感想【DAZN配信番組】
鹿児島-熊本 81分のアレ
副審の動作からして、米澤(鹿児島)がシュートを打った瞬間の薗田(鹿児島)のポジションはオフサイドだったと言えよう。で、問題は薗田のプレーが相手キーパーの佐藤に影響を与えたのかどうか。個人的に薗田の(結果的にボールに触れられなかったが)ボールに向かう動きはキーパーのポジショニングに大きく影響を与えたと思う。佐藤は、米澤が蹴ったボールのコースを薗田が触って変わることも想定してポジションを取っていたはずだ。薗田がボールに対してプレーしに行ったことで佐藤の守備ポジショニングの選択肢が増え、それによって米澤のシュートがゴールに入る確率が高くなったと思う。だから、当該シーンはオフサイドかなと思う。とはいえ、影響を与えたかどうかの判断は人によって分かれるだろうし、当該シーンはオフサイド:オンサイド=6:4ぐらいの感じの内容だったかなと思う。
大宮-磐田 3分のアレ
スライディングをした大井(磐田)の支え手ならぬ「支えてた手」にボールが当たってしまった当該シーン。手がボールに当たりに行ったというよりは、ボールが手に来たという感じだから、個人的に当該シーンはノーハンドで良かったように感じる。あの場面で手を引っ込めてボールに当たらないようにするのはとても難しいように見えるが。。
同 81分のアレ
スローだと、味方のシュートボールに詰めに行った大津(磐田)がキーパーの南(大宮)に倒されたようにも見える当該シーン。実際に南が大津を妨害しようとして手を出したのか、ボールにプレーしようとして手を出したのか、その意図は分からない。しかし、当該シーンで南のファウル・DOGSOを取るのはちょっと厳し過ぎる気がする。ということで当該シーンのジャッジは妥当だったと感じる。VARが有れば南のファウルになるかもしれないが。。。
マンチェスターシティ-クリスタルパレス
45+2分のアレ
当該シーンの中継映像見た感じだと、サイドバックのカンセロ(シティ)がカバーに間に合いそうに見えた為、DOGSOの4要件のうち「守備側競技者の位置と数」を満たさないのでは?と感じた。が、引きからの映像だと思っていた以上にカンセロが当該シーン発生場所から離れていた。だから、4要件全て満たしてDOGSOだと思う。
DOGSOのシーンを見る度に、現代サッカーのディフェンダーはなかなか大変だなと感じる。シュート・クロスボールへのハンド対策も然り。
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