チームへ。(2019/3/11)
「信頼」
この言葉を辞書で調べると、「信じて頼ること」とある。
先日、大学の部活の後輩からこんな質問を投げかけられた。
「現役時代、チームのメンバーを『完全に』信頼していましたか?」と。
答えはYESだった。
この文が記録として残るから綺麗事でまとめよう、としているのではない。
私は周りを信頼してグラウンドに立っていたと、自分では思っている。
その後輩は、続けてこう尋ねた。
「どうして無条件に、そんなに信頼できるんですか?」
確固たる根拠は、見つけられなかった。
その瞬間は結論を出せずにいたが、時間をおいて導き出した答えは
「チームだったから」というものである。
では、そもそも、チームとは何なのか。
組織には、“チーム”と“グループ”が存在すると、私は思う。
両者の違いは、どこにあるのだろうか。
ある書籍では、この違いを、ジグソーパズルを用いてまとめていた。
①パズルのピースの色や形、模様で分類する。
②ピースの凹凸を組み合わせる作業を進めていく。
①は、なんとなく・それっぽい役割分担をして、それぞれの持ち場を守り、他人のことに関しては口を挟まないイメージ。このような状態は「グループ」と呼べるだろう。
これに対して、②は凹凸がピッタリはまる組み合わせを探すために、ガチャガチャとピースをぶつけ合わせることになる。お互いに自己主張をし、納得のいく形を探るようなイメージ。衝突しながらも、各ピースがピッタリハマったときに初めて、その「グループ」は「チーム」へと変わる。
つまり「グループ」から「チーム」に変わるには、対立や衝突を面白がるマインドが必要なのだ。
だからもし、チームで戦いたいという意志があるならば、
空気を読んで自己主張しない、あるいはメンバーへの指摘ができないろころから、
一歩、勇気を出して自分の行動を変えてみて欲しい。
昨日、テストが明けて、久々に付属中の部活が再開された。
まだまだ驚かされることが沢山ある。
だから、おもしろい。
練習の幕開けはスライディング練習を行なった。
スライディングし続けること1時間半。笑
普段はタータントラックのような地面で練習している選手達にとって、
ソフトボールのプレーにおける『当たり前』は、時に当たり前ではなくなる。
その1つが、スライディングである。
できるまで、やり続ける
と事前に知らせていたこともあり、何度もひたすらに。
自分自身も、スライディングが得意なわけではない。
ただ、点数をもぎ取る、あるいは上位大会での勝利する、といったことを目標とするならば、
絶対にできるようになって欲しいプレーだった。
その日のうちに、全員がスライディングをマスターできたわけではなかった。
ただ、選手全員、必死に「できるようになろう!」とトライし続けていた。
あの心意気と愚直さがあれば、まだまだ、もっともっと上手く、
そして強くなるだろうと、私は確信できた。
『後がないと思うのではなく、今があると考える』
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