中学2年生の自分。(2019/3/13)
自分の人生の中で印象的な出来事があったときや、いい話を聞くことができたな~と思ったときに日記をつけ始めてから、今年で10年が経つ。
当時の自分は12歳。中学入学前に、書き始めたことになるだろうか。
時間があると、たまにこのノートを読み返す。
今日も、暇つぶしがてらにノートを読んでみた。
目に止まったのは、自分の中学時代の日記だった。
中高大、学生時代はいずれも部活動をしに学校へ行っていたからこそ、
今でも当時の記憶は、色濃く残っている。
2010 /7/8/木
キャプテンになってから3週間が経った。
今のチームはバラバラだ。目指している所は同じなのに…。
けど、この1日だって「中総体へのカウントダウンの中の1日なんだ」って考えると、ムダにはできない!ムダにしない!
ただ純粋にソフトが上手くなりたくて、ただ純粋にソフトを楽しみたくて。
そして、そんな大好きな競技で勝ちたくて、大好きな仲間達とグラウンドに立って楽しみたい。
本気は絶対に伝染するはず。
2010/8/8/日
後悔はしたくない。
残り1年間ない部活動…。
どうすればいいのか?どうすればチームはまとまるのか?ただオモシロオカシク一緒にいればいいのか?
目指すは「市中総体優勝=県大会出場」
1.挨拶・返事は明るく元気に!
2.移動は駆け足!
3.互いを気に掛け、声をかけ合えるように!
4.プレー中は笑顔!
笑顔をなくしては、いかん!!!
誰よりもチームを信頼して、誇りを持って笑顔でプレーする。
2010/8/22/日
ひたすら疲れているから、いくつか。
・敗戦を引きずらない選手になりたい
・ミスをしても常に上を向いて、明るくプレーできる強いメンタルを鍛えたい
周りに「大丈夫」って声を掛けることができる、周りを「大丈夫」って思わせることができるように。
『中学生感』が溢れていて微笑ましく思うと同時に、なんだか今の自分も、この頃と大差ないな~とも感じたり。
これらを部活ノートとは別に記録をしているのも、当時の私に興味深さを覚える部分ではある。
最近の生活は、同級生と会うより中学生選手と一緒にいる時間の方が長いからこそ、『選手のみんなはどんなことを考えてるんだろう』と、思考を巡らす時間が多い。
そんな時参考になるのが、『中学時代の自分』だった。
迷える部活生活の中に元気さ?陽気さ?があることに、なんともいえない自分らしさを見た気がする。
グッとこらえて明るく振る舞うのは、この時代に身につけた能力なのだろう。
ソフトボールは、エラーをしても打てなくても、
また自分のところにボールは飛んでくるし、また自分の打席はやって来る。
「なんか落ち込んでるヒマなんて、ないんじゃね!?」
当時は、そんな感覚だったような気がする。
意外と大人?? いやいや単なる厨二病??
それは分からないけれど、この時のマインドは、今でも大いに活きている。
行動を気持ちに依存させるのではなく、順番を逆にする。
行動を始めれば、やがてやる気も出てくるのだ。
やる気は、行動についてくる。
私はよく、「切り替えがうまい」と周囲の方から言って頂くことがある。
おそらく、その原点は、私の中学時代にある。
練習でも試合中でも、とにかく笑顔でガンガン声出して、捕れそうにないボールもとりあえず必死に追ってみて、
行動に気持ちを乗せていっていたあの頃の私が、今の私を「切り替え上手」にさせてくれた。
ソフトボールに限った話ではない。
「意識を何にフォーカスしているか」というのは、大切なポイントになるはずだ。
たとえば逆境の中にいても、そこではなく、それを乗り越えた未来の自分にフォーカスを当てることができれば、勇気が湧いてきて積極的な挑戦に踏み切れるだろう。
自分に何が起こったかではなく、起こったことに対して自分が何をするか。
反省はいつだって、未来に向けてやるものであってほしい。
『負けは、負けたと思った瞬間が負けである』
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