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チームメンバーの性格を把握する「ビッグ・ファイブ理論」

最近は、組織開発の一貫でメンバーの性格を知り自己理解と他者理解からチームづくりをするというワークショップをやろうと模索をしていました。

チームメンバーの性格をしっかり理解した上でマネジメントしていく必要があります。

人間の性格はビッグ・ファイブといわれる5つの特性があり、それら複数の特性によって構成されているといわれています。
ビッグファイブ理論は、心理学的にも信憑性が高いとされている性格分析理論で、5つの特性は、①開放性、②外向性、③誠実性、④精神症傾向、⑤協調性と定義されています。

では、一つずつみていきましょう。

開放性

開放性は新しい経験に対する反応を示す因子で、チャレンジ力とも置き換えられます。そのため、開放性が高いほど、知的好奇心が高く、想像力が豊かで未知なる環境を好み、新しいことにチャレンジする傾向があります。また、ルールに縛られると窮屈に感じてしまいます。一方で、開放性が低い場合は、ルールがあることで安心し、安定志向で、保守的な側面が現れやすいといわれています。

開放性が高いメンバーは、新しいことに挑戦できるような環境だと活躍できる可能性が高いため、適度に新しく刺激ある業務を与えてあげると良いでしょう。

外向性

コミュニケーションや、新しい人との出会いなどにポジティブなことに対しての興味関心を示す因子で、外向性が高い人ほど、積極的に多くの人と関わり、環境の変化にも柔軟に対応できます。
また、思い立ったらすぐ行動に起こす活発的な人で、自ら忙しい状態にし、刺激を求める傾向がありルーティンが続く刺激のない環境に対しては退屈に感じてしまう場合が多い特性があります。一方で、外向性が低い場合、人見知りのケースが多く、控えめで遠慮がちといわれています。

外向性の高いメンバーは、人とのコミュニケーションが苦にならず、むしろ好む傾向にあるので、外回りの営業系の業務が向いているでしょう。

誠実性

思考や行動をコントロールする力、良心、責任感の強さの因子で、誠実性が高い人ほど、真面目で責任感があり勤勉な傾向にあります。
また、一点集中型で目標やゴールに向かって自らを律し、粘り強く物事をやり抜ける特徴があります。一方で、アドリブ力が低いため、臨機応変な対応が求められる仕事は苦手な傾向にあります。

誠実性の高いメンバーは、目標に向かって粘り強く取り組むことができるため、管理的な業務や決められた業務をコツコツ行う事務職などで力を発揮することができるでしょう。

神経症傾向

ストレス耐性やメンタル傾向を表す因子で、神経症傾向が高い人ほど緊張やストレスの多い状況で、精神的・身体的に影響を受けやすいタイプとされています。しかし、感受性が高いことから、周囲の人の感情や空気を読むのが得意で、洞察力が高いのが特徴です。
一方で、神経症傾向が低い人ほど、情緒が安定しており、ストレスへの反応が少なく冷静で、緊張や動揺を感じにくい傾向があります。

神経症傾向の高いメンバーは、危険を察知する能力が高いため、チェック作業などリスク管理の業務が向いているでしょう。
ただし、外的環境によってメンタルが左右されやすい傾向があるため、落ち着いて仕事ができる環境に配慮が必要です。

協調性

チーム内でどのようなポジションで行動するかを示す因子で、協調性が高い人ほど他者への共感力や思いやりの心が強く、他者と歩調を合わせて行動することができます。一方で協調性が低いと、他者の意見に左右されず、自分の判断で行動する傾向があります。

協調性が高いメンバーは、共感力が高く、人の気持ちに寄り添うことが得意なため、自身が悩んだり、話を聞いて欲しい場合は相談に乗ってもらうと良いでしょう。メンバーのメンタルケア的な立場だと力を発揮できます。


以上のような5つの特性からチームメンバーの性格の傾向を知り、力が発揮できる業務を任せていくのがようでしょう。


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ちなみに簡易的な診断ができるサイトでは私の性格診断の結果はこんな感じでした。

診断結果の文言を並べると、
「好奇心旺盛なアイデアマンで社交的で活発なタイプ、さらに高い協調性と思いやりがあってマイペースでストレスに強い人間」
だということがわかりました。笑

ちなみに「誠実性」だけは「適度な真面目さが持ち味なタイプ」と微妙な感じです。笑
ここは真面目すぎないのがいいとプラスに捉えておきます。


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