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「退屈」は脳にとっても重要なことだった

最近バタバタと過ごしてしまい、心が休まっていないなぁ〜と思いつつ、あっという間に1週間が過ぎてしまっていた。
(なんか最近同じ書き出しの気がするなぁ)

という事で今日はちょっとカフェに入り、noteを更新。
最近は文章を書いたり、noteの更新もゆっくり時間が流れるカフェじゃないと書けなくなってきた。


▽時間についてのnote

さて、私は「時間」について考えることが多かったりするから、以前からちょくちょく時間や時の流れなどにについてnoteでも書いてきました。

↑ 確か、アインシュタインの相対性理論に絡めて、人によって時間の流れる感覚は違うよね、とか。

↑ ここでは「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」という事を説明した「ジャネーの法則」
大人になると刺激が少なくなって、日常に印象が残らないので、あっという間に時間が過ぎたように感じる。
なので、子どもの頃のようにさまざまなことに興味を持ち、ワクワクした新しい経験をしていれば、思い出の詰まった毎日を過ごせて時間を長く感じることができるよ、みたいな事を書きました。

↑ そして、ここでは
自分の好きな事をして没頭、没入しているときの事を「フロー状態」と心理学では言い、フローの状態になっていると時間を忘れてあっという間に過ぎてしまう。

みたいな話(まだまだしていたけど)をしていました。
時間って不思議ですよね。

でも、あれ?
何かが矛盾しているよなぁ〜と思っていました。
好きなことや夢中になれること、刺激的なことをしている時は、時間はあっという間に過ぎ去っていく。
なのに、 そのような事が日常で無いと一年があっという間に感じるよ、という矛盾。

▽今の時間と過去の時間

それを解消してくれた本がありました。そこには

私たちが感じる時間の流れには「タスク前」と「タスク後」の二種類が存在し、それぞれが異なる性質を持っています。

❶タスク中:楽しい体験の最中は時間が短くなり、つまらない体験の最中は長くなる
❷タスク後:楽しい体験のあとは時間が長くなり、つまらない体験のあとは短くなる

「YOUR TIME」著者|鈴木祐

という事が書かれていました。
実は脳は時間を換算する時に「印象的な想起の回数」をもとに過ぎ去った時間の量を見積もるようです。

例えばこんな例も書かれていました。

❶旅行中は時の流れが早くなったように感じる
❷帰宅後は非常に長く旅行したように感じる

「YOUR TIME」著者|鈴木祐

なるほど。
”今の時間”と思い返す”過去の時間”はそもそも違う性質なんですね。

今の時間は今この瞬間の時間の感覚だけど、過去の時間は思い出される出来事の回数でその回数が多いほど、「充実した時間が過ごせた」という感覚になるということです。

また、毎日同じよう過ごしていると、いつまでも脳に印象が残らないので、脳は「たいした時間を使っていない」と判断し、時間が早く過ぎたかのような感覚を与えるようです。

▽「退屈」があるからほんの少しの刺激が脳に残る

本には脳が”退屈”を経験することで、脳の感受性をアップレギュレートすると書かれています。
脳の感受性を高めることで、ちょっとした変化に気づけるようになったり、そういったデータが「印象的な想起」として蓄積されやすくなるようです。

休むことの大事さだったり、カフェでほっと一息は重要なことなんですね。

まさにこのカフェに入って店員さんとの会話がこんな会話でした。

店員さん「いらっしゃったの久しぶりですね!」
私「最近忙しくてなかなか来れなくなってしまって、でも1週間に一回は来ないと心が整わないんですよ〜」

私にとっては、日常の充実度を上げるために、カフェで”退屈な時間を過ごす”は重要なことであったのです。


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