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#09 愛媛 / うわじま牛鬼まつり

九州を無事制し、四国に渡りました。

はじめて読んでいただいた方は「はて」と思われるかもですが、これは、47都道府県をもっと知るため 「旅に出たくなる地図」(帝国書院)を眺めながら描いて旅する地道かつ地味な試みです。

さて、愛媛。

ベタですが、47都道府県でいちばん名前かわいいなあ。
「字面かわいい都道府県ランキング」というソースのわからん記事によると

1位 愛媛県
2位 愛知県
3位 沖縄県
4位 北海道
5位 京都府

という結果だったらしいです。
わたしランキングでは

1位 愛媛県
2位 青森県
3位 富山県
4位 山梨県
5位 奈良県

かなー。

「石川」とか「長野」とかもかわいいな…と思ったんですが、「石川さん」「長野さん」というかわいい友達がいたからそれに引っ張られてることに気づきました。

アンケートはそういうバイアスがかかるので基本的にアテにしてません。
ん、何の話だったけな。

あ、愛媛の名前の由来ですね。

古事記の「国生み」という神話によると、日本は淡路島が最初にできてその後にできたのが四国とされており、そこで誕生した神の名前が「愛比売(えひめ)」。のちにその「愛比売」が「愛媛」へと転化し、全国で唯一の神名をつけた県となった。

由来は神様の名前だったんですね。
なんだかよりいっそうステキ(簡単)。

わたしは柑橘系がだいだいだいすきなので、愛媛は超魅力的です。

あと、お土産部門でいうと「一六タルト」もだいすきです。

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引用元:PR TIMES

余談ですが、今年、一六タルトのパッケージがリニューアルしたそうです。あのタルトを模した、鳴門柄がすきだったでちょっとさびしいな。ゆず風味のあんこ、美味しいのだよなあ〜。また食べたいな。

そんな愛媛で取り上げたのは・・・

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#09 愛媛 / うわじま牛鬼まつり

ご存知でしょうか。

すごいんです、この牛鬼。サイズが。迫力が。
超常現象専門誌「ムー」に載ってそうな。

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引用元:オマツリジャパン

「うわじま牛鬼まつり」は昭和25年に始まった和霊大祭というお祭りの中の花形イベントのようで、和霊大祭は宇和島藩の家老山家清兵衛を祭神とする和霊神社の夏祭りだそう。

数十人の若者に担ぎあげられ、子どもたちが吹き鳴らすブーブーという「ブーヤレ」(竹ぼら)の音を従えて、長い首を打ち振りながら練り歩き、家ごとに首を突っ込んでは悪魔払いをします。

このサイズで首振って家に突っ込まれたら泣いちゃう。

実際の映像がこちら。
首どうやって動いてるの。

そもそも「牛鬼」とは何なのでしょうか。

牛鬼(うしおに、ぎゅうき)は、西日本に伝わる妖怪。主に海岸に現れ、浜辺を歩く人間を襲うとされている。

妖怪なのね!たしかに宇和島は海岸沿いだね。

各地で伝承があり、その大半は非常に残忍・獰猛な性格で、毒を吐き、人を食い殺すことを好むと伝えられている。ただし、その中の一部には悪霊を祓う神の化身としての存在もいる。

ということは、その「一部」というのが宇和島の牛鬼なのか。

祭りの由来は牛鬼を神聖視する説のほか、伊予国の藤内図書と蔵喜兵ノ尉という人物が牛鬼を退治したという話、徳島県海部郡の牛鬼を伊予の人物が退治したという話、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に加藤清正が朝鮮の虎を脅すために亀甲車を作った話など、諸説ある。

なるほどーー。
しかしいつも思うのだけど、最初に「これやろ」って言い出した人ってすごいですよね。タコとかナマコを最初に食べた人もすごいなって思うけど、こういう行事をはじめた人もすごい。伝説を行事にしようというのが。

そして、お祭りの最終日には宇和島市営闘牛場で「宇和島闘牛大会」が行われるそうです。牛一色!宇和島は闘牛が有名なんだそうで。日本にも闘牛文化ってあるんですね。

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ちなみに、こちら闘牛大会の番付です。
なかなか攻めたネーミングの子もいますね。

和霊大祭では法被やカラフルな衣装をまとったちびっこから大人までが踊りながらパレードをしたり、稚児行列やお神輿の走り込みがあったりと、本当に地域一体で盛り上げる&盛り上がるお祭りみたいです。

それも一昨年は西日本豪雨で、今年はコロナで中止。

地域が元気であるために、1年の流れを感じるために、お祭りってこんなに必要なんだなと感じさせられる今日この頃。
来年は開催されますように。

いやはや、いつかは行ってみたい場所がどんどん増えていくなあ。

ということで、今日はこのへんで。

次は高知に進もうかな?
四国はお祭りばっかりになりそうだな…
やっぱりお祭り女なのかな…ほほ。

ではまた。

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