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112 アメリカの大学受験、課外活動は何をアピールするか?

課外活動は重要ポイント。


アメリカの大学入試では、課外活動というのも重要ポイントになってきます。

レベルの高い大学ほど、志願者は超優秀な高校生たちばかりで、SATや成績のGPA などではあまり点数の差がつかないため、それ以外のエッセイや課外活動で判断する部分もあるからのようなんです。

大学説明会では、入試担当者が
「うちは特に課外活動を重視します。」
と言うこともありました。

(どの大学かは、こちらの有料記事をご覧ください。)



課外活動って言うと、日本では =部活ですよね。
でもアメリカで言う課外活動は、放課後の学校外の活動すべて。

ボランティア活動や社会的な活動、趣味的な活動、コンテスト等への参加から留学まで、様々な活動が対象となります。

だから、日本では「1つの部活を中学高校通してやっていた」と言うと、とても素晴らしいとされますが、アメリカでは1つに偏らず様々な課外活動をやっていることが、能力の幅が広く視野の広い学生、という印象になるようです。

アメリカの名門大学は社会のリーダーとなるような学生を育てることを目標としていて、リーダーとは幅広い素養を備えた人物と考えられているからのよう。


アメリカの高校生たちは。


そんなわけで、アメリカの高校生たちは大学受験に備えてできる限り課外活動をしておくようです。
スポーツ系のクラブ活動をしたり、音楽や美術など芸術系の習い事をしたり、地域のボランティア活動に参加したり、得意なことを活かしてコンテストに応募したり、独自の研究や事業を行ったり。 

それも、何でも適当にやればいいってことではなく、実行委員長を務めるとか、賞を取るとか、自分なりの経験を積んで成果を収めること。
最近日本でもニュースになったように、スポーツで輝かしい実績があったりすると、スポーツ推薦的な形で入学できるという道もあるようです。


そう言われてみれば、娘が留学した高校の生徒たちは、学校が終わった後、塾なんてものには行かない代わりにいろんな課外活動をやっていたようでした。

季節によって、フットボールをやっていたり野球をやっていたり。
お店でプロのハウスバンドとして演奏しているとか、プロのカメラマンとして活動しているという子も。
たくさんの植物や動物を育てている子や、牧場で働いている子なども。


日本で高校生がそんなことをしてたら、
「そんな暇があったら勉強しないと、いい大学に入れないでしょ!」
って親に怒られそうですよね。(笑)

でもアメリカでは反対に、勉強だけに限らずいろんなことをやっていないと、いい大学には入れないんです。
それだけ課外活動をやっていてもいい成績が取れている、という方が本物の実力があるってことになるんでしょう。


娘の場合は主に映像制作でしたが、他にもいくつか書けることがありました。

(次回に続く)


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